久しぶりの伊万里焼です。 口径 22.4㎝、底径 15.2㎝、高 3.5㎝。重 518g。江戸中期。 古伊万里の輪花中皿です。 表に、山水と漢詩、裏に唐草模様が描かれています。 湖畔か海辺の風景です。 唐草模様は、丁寧に描かれています。 比較的上手の皿ですが、ニュウ有り(^^; 裏銘は、定番の「太明成化年製」。 この皿で注目されるのは、漢詩です。 「一江晴日 満砂汀 賣與魚来 酒半醒」と読めます。 これは、中国の有名な瀟湘八景の一節ですね。 瀟湘八景は、中国湖南省の瀟水と湘水が合流する地域の美しい風景を描いた伝統的な山水画の画題です。それぞれの風景には独特の情緒があり、詩や絵画の題材として長く…