岩波文庫 一九三五年 この本は、アニメの君たちはどう生きるか、とは 全く関係のないストーリーだ。コペル君と云う中学 二年の男子が主人公で、社会倫理や人間関係に際する 問題について、おじさんとやり取りするノートで構成 されている。 ぼくは、この本を最初読んで、そのご清潔さになんとも 嫌悪を感じ、放り出してしまったが、寝かせて、完読 した。 厨二病と云う言葉がある通り、まあ、厨二病だよな、 と云う北見君リンチ事件にしても、とても子供っぽい よね。疑問に思うことも、実に子供然としていて、 かわいいといえばそれだけだし。でも、考えさせられる 良書であることは間違いのないところだろう。君たちは どう生き…