『和泉式部日記』 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』多紀理推敲校正版 『和泉式部日記』(いずみしきぶにっき)は、和泉式部によって著された日記であり、女流日記文学の代表的な作品である。「三条西家本」を底本とすることが多い。 概要 中古三十六歌仙の一人であり、『小倉百人一首』にもその歌が収められている平安時代を代表する歌人・和泉式部にふさわしく、本作には和歌の贈答の場面が頻出し、その特色を成している。 和泉式部自身の自筆とする説もあるが、かつては『和泉式部物語』とも称され、また筆者とされる和泉式部自身を「女」と三人称で記しているため、異なる作者の手になる可能性も指摘され…