福島県の伝説です。 現在の福島県鏡石町には、800年ほど前から言い伝えられている伝説があります。 「かげ沼伝説」という鎌倉時代初期の御家人・和田平太とその妻・天留の悲劇です。 物語のあらすじは、鏡石町観光協会や地元マスメディアのホームページなどで閲覧できますが、ここでも引用して記しておきます。 水底に哀しくも美しい愛の伝説が眠る沼 鎌倉時代の悲話伝説に由来する鏡沼は、別名「かげ沼」とも呼ばれ、現在はその片鱗を残す沼の跡が、田園の中にひっそりと残っています。古い文献によれば、この沼には蜃気楼が起きると言われ、芭蕉も「奥の細道」の中で、「かげ沼という所をいくに、今日は空曇りて物影うつらず」と、期待…