北海道室蘭市の半島の裏側にある岬。
岬から海を眺めると地球の丸さを感じるから
などと言う牧歌的な名前の由来ではない。
元のアイヌ語、「チケップ」は断崖を意味し、その名の通り高さ100m前後の断崖絶壁が10数kmにわたって続く。
この「チケップ」がチケウェ→チキウ→チキュウと転化し、地球岬の当て字が使われることととなった。
ポロチケップ(親なる断崖)とポンチケップ(子なる断崖)がある。
室蘭を代表する観光名所。
「北海道の自然100選」、「新日本観光地100選(ヤングカップル部門)」、「北海道景勝地」でそれぞれ第一位となった景勝地。初日の出のスポットでもある。
岬先端の断崖に白亜の灯台として立つチキウ岬灯台は、北海道の灯台のなかでもっとも遠い約44Km先まで届き、その光は噴火湾全域を優にカバーし、航行船舶の道しるべとして、1920年(大正9年)の設置以来、海の安全を見守ってきた。