筆者は,大学に入って初めてコンピュータに接した。最初は大学の大型コンピュータ。プログラム言語は,理工系では一般的なFORTRANだった。教員も,TSSというシステムで大型コンピュータの端末を使用。一部のレポート用にNECのパソコンが教員室にはあったが,学生は触ることも覗くこともなかった。 個人用にはポケットコンピュータという,関数電卓にプログラミング機能が加わったものが購入できたが,価格は結構高く,筆者としてのニーズはなかった。ただFORTRANに似たBASIC言語でプログラミングできることは興味を持っていた。 社会人になって,入社した企業の親会社にパソコンクラブというものがあったので,参加し…