doi.org 【背景】麻黄を含む漢方薬は、妊娠中の風邪の治療に用いられることがある。麻黄の成分であるエフェドリンには催奇形性のリスクがあるという報告があるが、その根拠はまだ曖昧である。 【目的】本研究は、東北メディカル・メガバンク・プロジェクト出生・三世代コホート研究(TMM BirThree Cohort Study)を用いて、妊娠初期における麻黄を含む漢方薬への曝露に関連する先天奇形(MCM)のリスクを評価することを目的とした。 【方法】2013年7月から2017年3月までにTMM BirThreeコホート研究に参加した23,730組の母子を対象に、妊娠初期と妊娠中期の質問票をそれぞれ妊…