自暴自棄か自分探しか北海道をバイクで旅する三雲勇悟=自分の才能に絶望しそうな切子ガラス職人駆け出し。居心地悪く有島記念館を後にした後バイクのタイヤパンク。熊にもおびえバイクを押しながら途方に暮れていたところ、突如現れた黒猫に導かれたのは元Cafeっぽいインク専門店?=マツカリヌプリ洋墨店。そこには美しい未亡人店主の七虹が。人の心が色で見える共感覚を持ち、その人のための特別な色のインクも調合してると。そんな出会いの冒頭のふとしたはずみでガラスペン職人だった彼女の亡き夫の遺したペンを壊してしまい、大丈夫ですと言いながら悲しそうな七虹に見とれて??自分で修理もしくは新たなペンを作りますと言ってしまう…