すべての人間に潜在している意識。人間は理性によりこの意識を顕在化させないようにし、また他の人間を想う想像力によりこの意識を乗り越えようともがく。しかし,この意識を完全に払拭することは仙人であっても不可能かもしれない。 現代社会では差別意識を顕在化させない人間が理知的な人間、人格者として評価され、差別意識を露呈する人間は、他の人間を想いやる能力がない,または啓蒙されていない人間(ドキュソ)としてとらえられる。 それでも開き直って差別意識をむき出しにする人間も少なくないのでたちが悪い。
あ わたしの中の対抗心が? 「対決」という題名に反応したらしい。 誰と誰の対決? きっちりと生きてきた女性同士の対決⁈ 一見対決に見えて、同志にしか思えなくなってくる。 そしてこの本は、 月村 良衛 著‥‥‥‥「対決」 わたしと同世代に近い男性の著者⁉ 今放映中の朝ドラ「虎に翼」で、これだけ女性は蔑視され差別され、女性自身 それに気づかずに甘んじてきた(?)ことを再確認させられているが、 司法とは別の世界でも、その戦いが繰り広げられる。 しかも初版が今年の4月。 令和の今も、戦後と変わらない場面がそこかしこに黴凝っているからこそ 出版されているのだろうし‥‥‥ 唯一の救いが、60代男性の著者に…
今日は、妻がお世話になっている保険会社の知り合いが来て色々な話をした。 帰りぎわ、ピカピカに磨かれた革靴を履こうと靴べらを出した。それを見た自分は、小学校時代、靴べらは遊び道具にしていたことを思い出した。プラスチック製の安物の靴べらを水平に持ち、サイドスローで投げると、面白い曲線を描きながら飛んでいく。上手に投げると自分の方に返ってくる。運動場や広場で遊んだ。 多分アメリカのテレビドラマの西部劇に出てきたインディアンのブーメランを真似したんだろう。昔の子供は、身近なものを使って遊んでいた。紙飛行機などは作り始めると何機でも作る。納得の行く飛行機を工夫して作る。紙は広告と決まっていた。 ところで…
「余計な一言にこそ人間の真意が表れる」具体例を以下にご紹介いたします。 ある方が、ある学習塾(ここではそう表現せてください)の説明会に赴いたそうです。すると、配られたパンフレットに 約束を守ることができて、守秘義務が守れる人を育成します。 と書いてあったそうです。皆さまはこの一文に何か違和感を感じませんか?何故なら、 「守秘義務を守ること」は単なる一営利団体が育成できるシロモノではない ですし、 そもそもお金を支払うお客さんに対して要求することではない からです。お金が振り込まれたらそれっきり、という詐欺企業だったとしても、そういった契約率が下がってしまう(違和感のある)文面をわざわざパンフレ…
在日朝鮮人に対しての思い。 若い頃に、スナックを経営している友人の店でバイトをしていた頃。新しい女性が入店してきた。とてもきれいな女性だった。 友人が、私に「あの子、朝鮮人なのよ。ちょっと、訳アリの人から頼まれて預かった子なの、指導してあげてね」と言われた。 私は、ふ~ん、そうなんだと思っただけだ。 彼女はとてもきれいだけど、あまりしゃべらないし、お酒も飲まない、笑顔もない。何というか、「絵」のような人だ。そう、奇麗な絵。鑑賞ように、家に飾っておきたい。 奇麗な子だったので、そこそこ人気はでた。彼女に会いたくて来るお客も多かった。 そんな彼女とは、偶然、住むマンションが同じになり、私がスナック…
自分のなかにある差別意識に気づいた話。 *** 中1の誕生日の朝、私は祈った。 「神様、せめてきょうだけでも、何も言われない一日にしてください。」運試しのようなものだった。
盆回向の電話予約中、菩提寺の手伝いねーさんが「マスクなかなか外せないι(´Д`υ)アツィー( ノД`)シクシク…」
親を選ぶ 自己責任論 ゼロトレランス 親を選ぶ 最近気になる言葉に「親ガチャ」という言葉があります。 この言葉がどこからきたものか私は知りません。 しかし、それを聞いた時、あまりにも命に対する敬意が欠けているように感じました。 のぶみ氏が述べた「子どもは親を選んで生まれてくる」ということには反対します。 生まれによって、環境が全く違うことは認めます。 さまざまな制約や逆にアドバンテージがあることも確かだと思います。 社会にゆとりがないため、そのような言葉で表したくなるのかもしれません。 シビアな状況にいるときには何かのせいにしたくなるのかもしれません。 それが「ガチャ」で外れた、という表現にな…
ずっと妙だなと感じていたことを書いてみてもいいだろうか。 それは日本語がはらむ差別的な言い回しについて。 あくまでも自分が感じ取った微妙なニュアンスであって、国や文化、ましてや誰かを否定したい訳ではない。 だが、大人になっても尚疑問が消えない「言葉」たちについて書いていこうと思う。 そもそも差別用語はたくさん存在する そもそも人を傷つけようと思えば簡単に傷つけられる差別ワードは腐る程ある。英語だったら「ne*ro」など人種を丸ごと分類し分け隔てるような言葉があるし日本語では「落ちこぼれ」とか「女々しい」とか特定の人を分類したり、否定するために形容する差別的な言葉がたくさん存在している。 が、 …
目次・医学は誰を差別するか・「ひととはコレコレこういうものだ」というイメージの作り方・異常と決めつけられ、差別されるのはどのグループか・今回わかったこと・みなさんがほんとうに争点にするのは「普通か、普通じゃないか」か ◆医学は誰を差別するか 医学は健康を正常であること、病気を異常であることと独自に定義づけてやってきた、ということでしたよね。 〈参考1:そのことを下の記事で確認しました。〉 でも、この世に異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ない、ということを先日、確認しました。 言うなれば、ひとはみな正常である、って。 にもかかわらず、医学は一部のひとたちを不当にも異常と決めつけ、差別してきた…
もうひとつのブログのほうの手短な近況報告をさせてもらって構いません? そちらのほうのブログで、今年に入ってから立てつづけに、記事を3本書きました。 その1本目の記事でまず、医学が、健康を正常であること、病気を異常であることと独自に定義づけてきたことを、確認しました。 そしてつぎの記事で、医学がそのように健康や病気を定義づけるのに用いてきた、正常、異常という言葉の意味を確認しました。 で、3本目の記事ですよ。 正常、異常という言葉の意味を踏まえたうえで、その記事で、つぎのことを確認したわけです。 この世に、異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ない。 言うなれば、ひとはみな正常である。 にもかか…