株式市場ではまだ動揺が続いている。 ブラックマンデーを超える下げ幅を記録したかと思えば次の日には過去最大の上げ幅を記録するという事態がその動揺を物語っている。 投資家が日経平均株価の将来の変動をどのように想定しているかを表した指数である日経平均ボラティリティー・インデックス(日経平均VI)の動きを見ると、暴落前は約20前後だったものが暴落時には70を超えるところまで急上昇し、現在はまだ約50前後の水準にある。平常時の水準からは依然として高い状態にあり、投資家の心理的な不安は収まっていない。 短期的な株価の動きは投資家の感情の揺れと私は解釈している。だから日経平均VIのグラフは投資家の心電図みた…