本格ミステリ
京都大学文学部哲学科中退。 在学中に推理小説研究会に所属。島田荘司の推薦で1989年、『8の殺人』(ISBN:4061851004)でデビューをはたす。 1994年、スーパーファミコン用のゲーム(サウンドノベルス)『かまいたちの夜』(ASIN:B000069SC9)のシナリオを担当をし、大ヒットゲームとなる。
幅広い作風の文章を書き、遊び心がある。
島田荘司命名。
狼と兎のゲーム 小学5年生の山上心澄望(こすも)は父親の茂雄から日常的に虐待を受けていました。心澄望には甲斐亜(がいあ)という弟がいます。 ある日、自宅で父親の茂雄が、甲斐亜の死体を庭に埋めようとしているところを目撃してしまうのです・・・ 心澄望の母親も茂雄の暴力の被害者だったため、2年前に失踪してしまっていました。 孤独だった心澄望は、クラスメイトの藤沢智樹と一緒に茂雄から逃げだそうと試みます。 智樹と一緒に母親がいると思われる場所を目指しますが、そこにも茂雄が現れる・・ なんとかして今の支配された生活から解放されようと2人は知恵を働かせます。 死に物狂いで逃げる彼らを襲う数々の出来事が大人…
※引用:「ミステリーをプレイする ゲームの国のミステリー」より 「ミステリーをプレイする ゲームの国のミステリー」のプチ感想・レビューです。 感想は読書メーターで書いた文章になります。 興味を持ってもらえると嬉しいです。 寿こと - 読書メーター (bookmeter.com) 感想 GMウォーロックにあるコラムの単行本。 かまいたちの夜でお名前を知りました、我孫子武丸さんが書いています。 アナログゲームでミステリー要素が強い作品が多数紹介されています。 マーダーミステリーを色々と調べている最中の自分にぴったりと合いました。 当然外国のゲームが多いのですが、日本語訳もされているので気になった作…
注目ライトノベル 8月27日、販売 注目ライトノベル 我孫子武丸犯人当て全集 (星海社FICTIONS) [ 我孫子 武丸 ] 『殺戮にいたる病』『かまいたちの夜』の我孫子武丸からの挑戦状! 新本格ミステリの名手が20年にわたり書き続けた極上かつ緻密な犯人当て。 著者/編集 : 我孫子 武丸(著) 我孫子武丸犯人当て全集 (星海社FICTIONS) [ 我孫子 武丸 ] 楽天で購入 8月27日、販売 カラフ撤退戦 上 (星海社FICTIONS) [ 黒色 粉末 ] 楽天で購入 ぞくっ! 中野ブロードウェイ怪談 (星海社FICTIONS) [ 渡辺 浩弐 ] 楽天で購入 こちらの記事が気に入った…
読者を騙し続ける究極のミステリー小説 我孫子武丸さんの『殺戮にいたる病』は、1992年に講談社から発表された衝撃のミステリー小説です。 この作品は「叙述トリック」という技法を使った代表作として、多くのミステリーファンに語り継がれています。 「この小説を読み終わったとき、あなたは必ずもう一度最初から読み直したくなる」そんな風に言われるほど、読者を最後まで騙し続ける仕掛けが施された作品です。 新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) あらすじなど 叙述トリックの傑作 ミステリー界に衝撃を与えた技法 読み返すと全く違う物語になる 1990年代ミステリー界への影響 叙述トリックブームの火付け役 新本格ミ…
こんにちは。 学校の資料請求でいただいた図書カードが数枚あり、この機会にと本を数冊購入したので今回はそちらを紹介したいと思います。 人間標本(著者:湊 かなえ) 人間標本 [ 湊 かなえ ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/8/1時点) 書店で本を見ているとき、このインパクトのある題名が目に入り、手に取って開きました。見たことある方ならわかると思いますが、最初の数ページにはこの題名にぴったりな絵が掲載されていました。私が執筆中の小説で参考にできそうだと思い、前から気になっていたので購入しました。読み進めていくのが楽しみです。 惨殺にいたる病(著者:我孫子 武丸) 新装版 殺戮に…
殺戮にいたる病 「これを読まずにミステリーを語るなかれ」─書店で目にしたその帯の文言が、私の目を釘付けにしました。 あまりの挑発的な一文に、本を手に取ったまましばらく動けなくなってしまったほどです。 東京の繁華街で、次々と起こる猟奇的殺人事件。 犯人は冷酷非情なシリアルキラー。 凄惨な犯行の背後に潜む狂気と、それを追う人々の心理が丁寧に描かれ、読む者を静かに、しかし確実に深い闇へと引きずり込んでいきます。 実はこの本、以前から何度も読書家たちのレビューで名前を見かけていたのですが、なぜか自分では手に取ることがありませんでした。ですが、この帯と、冒頭数ページの異様な空気感に触れた瞬間、「今、読む…
■我孫子武丸の出発点としての『8の殺人』 ■舞台は「8」の形をした屋敷——構造とトリックのおもしろさ ■三兄妹それぞれの視点と探偵役の交錯 ■本格ミステリへのリスペクトと引用 ■ユーモラスな外伝的存在:速水警部補と木下刑事の災難 ■我孫子武丸の“原点”にして、今も読み継がれる一作 【スポンサーリンク】 我孫子武丸さんといえば、『殺戮にいたる病』などサイコ・スリラーの分野で知られる作家ですが、彼の出発点は意外にも本格ミステリ。 そのデビュー作が本書『8の殺人』です。 本作では、密室や複雑な屋敷構造を駆使した謎解きと、登場人物たちの個性的なやりとりが絶妙なバランスで描かれています。 中でも舞台とな…
はじめに 今回は、我孫子武丸さんの『殺戮にいたる病』の書評です。 我孫子武丸さんの作品にはじめて触れた本なので、特に印象に残っている一冊です。
ミステリ映画の終盤パートの撮影を前に、監督が失踪……!? 結末を知るのは監督のみ。果たして、残されたスタッフと演者はストーリー上の「真犯人」を探し出せるのでしょうか。推理談義&メタミスの合わせ技が美しい、探偵映画/我孫子武丸の感想を書きました。 この結末、見破れるか!? 探偵映画 楽天市場で見る Amazonで見る 探偵映画 あらすじ 著者 我孫子武丸さんのについて 探偵映画 感想 大柳登志蔵 監督はやはり天才だった!(クズだけど) 主張の激しい「探偵」たちに、ニヤニヤ 往年の名作映画を多数引用 探偵映画の次に読みたい 他のおすすめ作品 愚者のエンドロール/米澤穂信 おすすめ作品、他にもいろい…
しゃろむ! アイです 今回は、新しい試みとして、自分の興味に基づいて、イスラエルとは関係ないテーマについて書いてみようと思います。このブログは、今後私が学び研究していきたいなと思っている内容ですが、人によっては不快に感じる方もいるかもしれません。過激な表現や内容が含まれる可能性がありますので、どうぞご注意ください。加えて、今回は作品を熟読したのちという了承のもとネタバレありで進めていきますので、未読の方はまず作品をお読みください。 これはあくまで小説を自分勝手に分析し始めたものです。物語には何も関係ありません。 では、さっそく始めましょう。 **『殺戮に至る病』から考察する犯罪心理** しゃろ…