戦前

作曲家の久石譲さんが「もう戦後ではなくて『戦前』だと感じます」と語っていたのを読み胸を突かれたと『日報抄(250107)』▼「次の大きな戦争がすぐそこまで来ているのではないか」と心配しているという▼久石さんは今年、しっかり通して聴きたい曲として、バッハの「マタイ受難曲」を挙げた。「聴くたびに心が洗われ、人間の小ささを思い知る」と。300年ほど前に初演され、バッハの最高傑作といわれる▼ＣＤを手に取って驚いた。3枚組みで演奏時間は3時間を優に超える。とにかく通して聴いてみた▼厳かな旋律に背筋が伸びる思いがした。久石さんは、音楽は戦争を止めることはできないと話す一方で「（平和のために）できることがあ…

1. 皇国史観とは？ 皇国史観とは、日本の歴史を「天皇を中心とした国家の発展」として説明する歴史観です。この思想は、明治維新以降に国家体制の強化を目指して形成され、特に教育や政策の中で用いられるようになりました。皇国史観は、天皇の神聖性や日本文化の独自性を強調し、他国の文化や歴史と比較して日本の優越性を説くことを特徴とします。 皇国史観 - Wikipedia 2. 皇国史観の形成 皇国史観は、以下の背景で形成されました。 明治維新と近代国家の形成（19世紀後半）明治政府は、中央集権化と国民統合を進めるため、天皇を中心とする新たな国家観を作り上げました。この時期、『古事記』や『日本書紀』といっ…

最近この時代が気になって本を読んだり何となく調べるのにハマってます。 ここらへんで生まれた身内が皆もう鬼籍に入り、急にどんな時代だったのかなって気になりだしました。意外とこの時代ってよく考えたら知らなかったです。 何となく薔薇柄とかかわいい着物を着ていたり（谷崎潤一郎の「細雪」みたいな）、そこから段々戦争になっていったのかな？というイメージでした。 ⇩戦前の昭和についてこの本がすごく面白いです。 （戦後の話の方が多いですが戦前の話が私にとっては新鮮でした。） 著者のお父様が本当に記憶力が良いですね。 戦後職場を転々とされたのですが、すべての職場を記憶されています！ （私も若干職場を転々系ですが…

シーンと 静まり返ってしまった … 240823 自分が話している間、そして話し終わったあと、 静まり返ってしまった。 地域の老人会でのことである。 「戦前・戦中・戦後の体験」を語りあう会。 全員、自分より年上。 以下は、参加者の方々が語られたことの一部。 疎開先でいじめられた。 敗戦後、米兵からチョコをもらって帰った。 元軍人の父親から思い切りぶん殴られた。 （90歳近い男性） 勤労動員で、広島の爆心地近くにいた。 原爆投下。 そのとき、コンクリートの建物の中だった。 気絶してしまった。 数時間後、気がついた時には誰もいなかった。 何が起きたのかわからなかった。 外に出ると、何もかもペシャン…

このブログを目にしたあなたは、「伊藤千代子」という戦前に活躍した女性活動家を知っているだろうか。 残念ながら日本に住む大半の人々は「知らない」と答えるだろう。 学校の歴史教科書に載っていない人物だからだ。 日本の「戦前」、日本の女性は、選挙権すらあたえられず、政治結社への加入も認められなかったため、日本近代史において、女性が歴史に名を残すことはなかった。 そして天皇を頂点にした「家父長制」によって、女性が男性に逆らうことも許されなかった。そして天皇に逆らうことも。 天皇への反逆、大日本帝国への反逆は、希代の悪法と言われる「治安維持法」により、特高警察（特別高等警察）によって社会活動家が多数殺さ…

地方史書の大山町史には、大山町では抜きに語れない酒造についての充実した情報が記載されています。 大山町史 ASIN ‏ : B000J9GG8C 出版社 ‏ : 大山町史刊行委員会 (1969/1/1) 発売日 ‏ : 1969/1/1 お酒ラベルの画像もありました！嬉しいくも20個近くも。 書籍自体の発行が昭和中期ですので時代的にも嬉しい情報です。 ただ、画像が小さすぎて幻のラベルかどうかさえ判別できておりません、 母曰く、似たのはなさそうだねということですが。 恐らくこの酒ラベルは「渡会本店」さまがお持ちの資料館で保管されているラベルではないでしょうかね。 恐らく明治初期のものも含まれる取…

日本酒ラベル情報が充実しているサイトのリンク集です。時々更新します。 日本酒ツーリズム 御酒印帳プロジェクト 昭和の酒ラベル www.kankido.co.jp