先日、20歳の女子学生と話をしていたときのことだ。何気ない日常の話題から、すれ違った男子学生の話になり、彼女がぽつりと「今の人、メロい」と言った。「メロい?」と聞き返す私の頭には、すぐにメロンの姿が浮かんだ。「え、メロン?」と聞くと、「違うよ。メロい、メロい!」と笑われてしまった。 どうやら「メロい」とは、“メロメロになるほどカッコイイ”という意味らしい。つまり、見た瞬間にときめいてしまうような魅力に満ちている状態。単に「かっこいい」や「イケメン」では表現しきれない、心の奥が揺さぶられるようなニュアンスを含んでいるようだ。使い方としては、「あの俳優、ほんとメロいよね」といった具合。感情が高ぶる…