読む時間は作れるものの、書く時間を作れない日が続いた。合間合間に読んでいたのが、広瀬和生「小三治の落語」だ。広瀬さんの文章を初めて読んだ音楽関連の記事かインタビューで、落語についての本を読んだときは同名異人と思ったが、しっかり同じ人だった。広瀬さんについては、いまや「音楽1:落語9」くらいで「落語について書く人」と受け止めている。近年のお仕事の割合もそうなっているのではないか。しかし、広瀬さんは驚くほど落語を聞いている。 小三治の落語 (講談社学術文庫) 作者:広瀬和生 講談社 Amazon 単行本から文庫になった「なぜ「小三治」の落語は面白いのか?」に加筆・修正を加えて、タイトルを変えて講談…