はじめに 日本が30年以上経験している低体温のような長期停滞。欧米を直撃した激しいインフレ。そして中国の不動産バブルの崩壊。 これらは一見、各国固有の政策ミスや地政学的なアクシデントに見えるかもしれません。しかし、カメラの引きの画(え)を最大にしてみれば、すべて根底にある原因は同じだと気づきます。すなわち、「拡大と成長を前提とした、現在のグローバル資本主義システムの本質的な限界」が、それぞれの国で異なる症状となって噴き出しているのです。 グローバル資本主義は市場を世界に広げることで成長してきました。つまり国の経済格差が原動力でしたが、グローバル化とは経済的にも均質化すると言うことです。つまり人…