野本寛一 (2020年11月20日刊行,昭和堂,京都, xiv+707+xiv pp., 本体価格7,500円, ISBN:978-4-8122-1823-5 → 目次|版元ページ)読売新聞ヴィジュアル評が公開された:三中信宏「野本寛一著「採集民俗論」」(2020年12月20日掲載|2020年12月28日公開)※これがワタクシの読売書評の最後です. 農耕牧畜以前の人間社会は自然の恵みに生存の糧を頼る狩猟採集社会だったと言われている。昨年出た『生きもの民俗誌』とこの新刊『採集民俗論』は姉妹本である。前著は日本の動物民俗伝承を広範に渉猟した大著だったが、この新刊も長年にわたる植物民俗研究を集大成し…