ずいぶん前のこと。仕事中、道路脇のコンビニに入ろうとして左折したとき、うっかり車止めをまたいでしまい、動けなくなったことがある。 お客さんを乗せているうえに、後続車もつかえてしまい、頭の中は真っ白。完全にパニック状態だった。 そんなとき、通りがかりの若い男性が声をかけてくれた。車とタイヤの状態を確認しながら、「ハンドルを少し右に切って、ゆっくりアクセルを踏んで。」と落ち着いた口調で指示してくれる。 言われた通りにやってみると、しばらくして無事に脱出。 お礼を伝えると、彼は特に誇る様子もなく、すっと立ち去っていった。その姿が妙に印象に残っている。 トラブルに巻き込まれると、人はどうしても冷静さを…