一瞬永遠 第54幕 冷蔵庫の灯り EX-FAX-CE|ロスジェネ氷河期的視点 2026年10月5日 05:27 夜中に目が覚めた 喉が渇いて台所へ行く 部屋の電気はつけなかった 冷蔵庫を開けると白い灯りが足元まで伸びた 水を取り出しひと口飲む それだけのことなのに 夜の中では何もかもが少し違って見える 食べかけのもの 明日のために買っておいたもの 忘れていた小さな容器 昼間なら気にも留めないものが 静かにそこに並んでいる 生活というのは案外 こういうものなのかもしれない 目立たないものを少しずつ残しながら 次の日へつないでいく 若い頃は夜中に目が覚めても すぐ眠れた 今は少しだけ考える時間がで…