熊野那智大社は和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある神社で、熊野三山の一つ。 主祭神は「熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)」。 3世紀頃創建されたと言われている。 西国三十三所の一番札所である青岸渡寺とは隣り合っており、かつては那智の滝を中心にした神仏習合の一大修験道場だった。 2004年7月1日に、ユネスコの世界文化遺産に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録された。
「お坊様もこれからの長旅、難儀なさいますが、 われわれがお傍にある以上ご心配はいりませんぜ。 まあ、こうした点でですな、依怙贔屓《えこひいき》と言っちゃ聞えが悪いが、 われわれもお坊様のことではあり、道中十分に気を配るつもりですがね。 そこでですな、魚心に水心のたとえもあり、遠国に流されるのですから、 土産《みやげ》ものとか食料品とかを知合の方に頼まれたら如何でしょう。 今までどなたも心よく応じてくれましたからお坊様も遠慮は無用ですよ。 お使いならわれわれ引き受けますぜ」 文覚は眼で笑いながら下役人の話を聞いていたが、 「このわしにそうした調法な知人は余りおらんな。 しかしお前たちを失望させる…
このとき後白河法皇の御前では賑やかに楽が奏されていた。 妙音院の太政大臣は琵琶を弾じながら詩歌をみごとに朗詠していた。 按察使《あぜち》の大納言|資賢《すけかた》は和琴《わごん》を鳴らし、 その子|右馬頭資時《うまのかみすけとき》は風俗《ふうぞく》、 催馬楽《さいばら》を歌い、 四位の侍従|盛定《もりさだ》は拍子をとりながら今様《いまよう》を歌うなど、 和気|藹々《あいあい》のうちに得意の芸が披露されていた。 楽しいざわめきが院中に渡れば、法皇も興がのったのか附歌《つけうた》を共に歌う。 そこへ文覚の音声とどろく勧進帳の読みである。 那智の滝に、山の嵐に鍛えた彼の声には、 繊細を尊しとした温室…
熱気こもる藪の中に吹き出す汗の流るるにまかせて寝ていると、 蚊が群がり寄って思う存分血を吸う、虻《あぶ》が刺し、蜂が刺す、 大きな毒蟻《どくあり》が噛み、文覚の五体は、 しばらくすると無慚《むざん》な有様となったが、彼は足の指一つ動かさなかった。 こうして飲まず喰《くら》わず七日間寝ていた。 八日目になると、やおら起きて衣をつけて山を降りた。 毒虫の好餌となってゆがんだ顔で人に尋ねた。 「修行とはこの程度の苦しみなのか」 「いや、そんなことを続けていては、命がいくつあっても持ちますまい」 「これしきのことでか」 といい捨てると再び修行に出かけた。 熊野那智神社に参籠しようとしたが、 まず修行の…
宗派 天台宗 本尊 如意輪観世音菩薩 ご詠歌 補陀落や 岸打つ波は 三熊野の 那智のお山に ひびく滝津瀬 649-5301 東牟婁郡那智勝浦町那智山8 公式サイト https://seigantoji.or.jp/ さて、いよいよ、 西国三十三ヶ所巡礼に出発します。 午前3時に起床。 カローラツーリングで、 習志野市内の自宅を午前3時半過ぎに出発。 午前4時少し前に、 船橋市内の実家で母を迎えました。 台風10号の影響か時折強い雨が、 降ったり止んだりしていますが、 ガラガラの京葉道、首都高を経て、 順調に東名に入りました。 東名に乗れば最初の休憩は、 大概、海老名SA下りですが、 カローラツ…
熊野三山の一つ、熊野那智大社です。 ヤタガラスの像が境内にあり、ヤタガラスお守りやおみくじなどをいただくことができます。 なんと御朱印帳を忘れてきてしまい、御朱印がありません(涙) でも、お参りした記憶は確かにあるんだぁ(泣) 熊野三山で売っている「もうで餅」が美味しくておススメです。 ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中水彩画、水彩イラスト ランキング参加中神社仏閣・古墳・歴史的建造物めぐり ランキング参加中全国 寺 神社 パワースポット
大塚美術館の翌日は晴天。☀️ この日は和歌山への移動日です。 移動手段はこちら。 徳島〜和歌山を2時間強で結んでいます。 乗る予定のフェリーが着岸しました! なーるほど💡 ここから車が出入りするのね。 海の色が違うのは、昨日の雨のせい? やって来ました! 和歌山県!😊 これから、熊野大社近くのお宿へ移動。🚗 本日のお宿はこちら。 湯の峯温泉 「あづまや」 歴史を感じる旅館です。 このお宿のすぐ目の前に、何と世界遺産が。 世界遺産 「つぼ湯」 朝一番の6時からの入浴券をゲット。 中はこんな感じ。 朝一番なので、お湯が熱い💦 めっちゃ水でうめました。😅 気分もサッパリ。😊 いざ、熊野大社へレッツゴ…
GWツーリング2日目 の続きです。 前回の記事はコチラ gui-np.hatenablog.com 新宮市を後にし、那智勝浦を目指します。 那智勝浦にはこれまた世界遺産が集まっていて、まずは 補陀落山寺 補陀落渡海船という小舟に乗り、南の海上にあるとされる「補陀落浄土」を目指した渡海僧を送り出した寺として知られています。 熊野三所大神社 隣接する補陀落山寺と一体のものでしたが、明治の神仏分離令によって区別され、現在名称に改称されました。 では、熊野那智大社に向かいましょう。 大門坂観光案内所前にて、那智の滝をバックにしたセレビィの ポケふた 今回は和歌山県に設置してあるポケふたの場所を調べてあ…
はい、和歌山小旅行本編の2日目です。朝飯は前日に近くのローソンで買っておいたもので済ませてチェックアウト。民宿を発つ前に民宿の女将のおばちゃんからコーヒーをご馳走になりながら、近くにロケットの発射場があってこの間打ち上げ失敗した民間のロケットの打ち上げもそこでやったという話をしていた。このニュースのですねー↓。 news.yahoo.co.jp そんでその報道陣がこの民宿に泊まっていたらしい。 あとここ紀伊勝浦はマグロが有名とのこと。この後行く那智山周辺のことしか調べてなかったので正直その情報は知らんかったとです。そしてこの話が後々の伏線となるのだった‥‥。 ……? 熊野古道〜那智熊野大社・那…
南紀勝浦温泉のホテル浦島に泊まったときに、那智勝浦町の観光地「那智の滝」「熊野那智大社」「青岸渡寺」に行ってきました。 uchiyamauchiko.hatenablog.com 車で那智勝浦の町を抜け、山を登っていくとそこは自然の大らかさと神聖さを感じられるところでした。あいにくの雨でしたが、那智の滝は迫力が増し、熊野那智大社と青岸渡寺はより一層厳かな雰囲気を醸し出しており、参拝後は心が洗われた感じになりました。 自動車でのアクセス 住所 〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 駐車場 お食事処かいはみ前の駐車場(400円)に停めて、そこから那智の滝、熊野本宮大社、青岸渡寺の順…
2日目。 本日の予定 午前は熊野那智大社、午後から熊野本宮大社の参拝。 朝起きると有り難いことに頭痛とめまいはすっかり消えて、 雨も上がって晴れ間が広がりそうな天気との予報に安堵しました。 6時半に朝食をとって何をするでなく部屋で過ごしていましたが やっぱり早めに出よう! 7時半には出発しました。 大体の行き先を決めたら後は適当 というのが私の旅のスタイル。 宿から出発して車を走らせること20分ぐらいで、熊野古道の1つ大門坂の入り口にある駐車場に到着。 熊野那智大社はここから私の足で歩いて約30分ほどかかりました。 熊野那智大社のご由緒↓ 熊野那智大社は、田辺市の熊野本宮大社、新宮市の熊野速玉…