【男のスキンケア】現在地2 果たして僕が最近鏡を自分の姿を映して見つけてしまった容易に予想がつくとんでもないものとは何であったのか。 御明算、「皺」である。 顔の今まで見たことがないところに皺を発見したのであった。 皺、何と嫌な漢字だろうか。 画数が多いのがまた憎らしい。 人は「何を皺くらいで」とおっしゃられるかもしれない。 しかし僕は歩くプリン体と言われるほど顔がトゥルンとしているのだ。 すなわち顔面が球体に近く、陰影がないのである。 おそらく画家からしてみれば最も描きにくいタイプの顔であろう。 イメージとしては奇天烈な発明をする少年が主人公の漫画に出てくるからくり人形を想像してほしい。 あ…