瓦

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。 玄関上の屋根瓦を修理してきました。修理する前はこんな感じ。 違う角度から。 切隅と隅巴 反対側 屋根の修理は早ければ早いほど良い。 切隅と隅巴 場所としては掛け瓦の下の隅になります。屋根だとここは角ではなく、隅になり、反った瓦が隅巴、その下にあるのが切隅と言います。 まずは瓦を外します。 その後に土を撤去します。瓦を吊っていた銅線を軽く引っ張ったら、簡単に切れてしまったので、銅線も交換します。 瓦の下に木や葺き土を入れて高さ調整して瓦を葺き戻します。 あんまり分からないですねw 反対側 反対側のほうが分かりやすい写真になったので、反対…

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。 雨漏りにつながる施工 ダメなものはダメ。 ちゃんと修業することの大切さ。 雨漏りにつながる施工 増築に伴う屋根工事のときのことです。平板瓦の一部を取り外そうとしたろころ、こんなふうになっていました。曲がった釘が見えると思います。 釘が曲がっているのは、僕が釘を抜くために曲げたので問題があるわけではありません。では何が問題かというと、釘の打ってある位置です。瓦の下にある板金は水切り板金といって、瓦の隙間から入った水を軒先まで流す役目があります。水が流れるところに穴があれば、水は当然、その穴に侵入し、雨漏りします。つまり、この釘は打っては…

正徳４年８月２３日。文左衛門は蔵の瓦を修理する。六左衛門の弟子文六がやって来る。本日の手間賃は１５０文。瓦のいたふすま（板襖）は２枚で１枚は５分ずつ。から草１枚。同平瓦２５枚、２分ずつ。１６枚丸瓦も同じ。しめて４２枚。代金９匁３分。

はじめに 「かわら館」とは 「瓦のふるさと公園」 「バラ園」 おわりに はじめに 愛媛県今治市の産業といえば、今治タオルや今治造船が有名ですが、古くからの伝統工芸品として、瓦の製造が盛んな所でもあります。 現代でも、菊間町という瀬戸内海に面した小さな町で、盛んに瓦を製造しています。 特産の菊間瓦の歴史と伝統を紹介している「かわら館」に行ってきました。 「かわら館」とは 今治市菊間町は、鎌倉時代中期からの瓦の産地といわれています。 瓦造りの長い歴史と伝統を、今に伝えている菊間瓦を紹介しているのが「かわら館」です。 「かわら館」では、瓦の最盛期を再現したジオラマや、菊間瓦の繁栄を記した展示、被爆瓦…

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。 古い瓦や、新しく焼いた瓦でも上手に焼けず、使い物にならない瓦にも使い道があります。いわゆるリサイクルです。今回はそのうちの一つを紹介します。 瓦をこ砕いたもの＝シャモット シャモットを駐車場に敷く。 1日で敷けます。 瓦をこ砕いたもの＝シャモット 瓦を細かく砕いたものをシャモットと言います。 シャモット いろんな大きさのシャモットがあり、大きさによって使い道が違いますが、画像のものは5mm～20mmになります。 シャモット 2トンダンプで仕入れてきます。 シャモットを駐車場に敷く。 これをどうするかというと、砕石替わりに駐車場に敷きま…

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。 雨漏りの原因を究明してきました。屋根には問題ないのに室内に雨漏りがあり、天井のクロスが黒ずんできていて、板金屋さんと何度か作業するものの雨漏りは止まらず。以前も散水試験したけど、今回も散水試験。 もしかして…？ 建物の構造に問題あり。 雨漏りの原因究明に必要なのは、知識、経験、少しのひらめき。 もしかして…？ これだけ流しても入らないのかーと、悩んでいるときに、ふと気になり、もっと上の壁のところに散水してみました。 そうしたら、屋内で見ていた板金屋さんが「おー！入ったー！」と大きな声で言いました。まさかの屋根ではなく、下屋根から1m近…