しまなみ海道の小さな島のひとつ、生口島の、 のどかな港町、瀬戸田に 日本を代表する画家、平山郁夫の美術館があります。 平山郁夫は生口島出身の日本画家です。 仏教をテーマに多くの絵画を描き、 シルクロードの遺跡を訪ねながら作品を制作しました。 文化功労者、文化勲章受章。 「アンコールワットの月」1993年 今回は、平山郁夫美術館を訪れた際に 特に心に残った作品を中心にご紹介いたします。 1、転機の一作「仏教伝来」 美術館の中に入ると、代表作「仏教伝来」がお出迎え。 こちらは、原寸大の陶版画ですが、それでもすごい存在感。 まだ無名だった頃に、この絵を描いて認められ 仏教画の画家としての道が拓けた、…