宮部みゆきさんの「変わり百物語」シリーズ。 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続(9) (角川文庫) [ 宮部 みゆき ]価格: 1100 円楽天で詳細を見る 江戸は神田の大店「三島屋」の次男富次郎は、次男という気楽さから、人々の心に秘めた話をただ聞いて忘れるというお役目を買って出た。 風変りなそのお役目とは、「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」。一度に招く語り手は一人だけ。向き合う聞き手も一人だけ。語りては心の重荷を下ろし、聞き手は受け取った荷を二度と口にしない。 人気のこのシリーズ、聞き手が女性(おちか)から男性(富次郎)に変わり、益々面白くなっている気がする。 今回の本には、4つの話が掲載され…