寺院内の一坊の主僧。転じて、僧侶全般の俗称。
僧侶たちが剃髪していることから、僧侶と似たものについて(髪を剃ったり、短く刈った頭。毛のない頭。また、その人)も坊主と言うようになった。
花札のすすきの20点札、山の木が切られた様子、妖怪海坊主?など。
宗教に携わる僧侶とは異なり、室町・江戸幕府の職名の一つで剃髪・法服で茶の湯や給仕など城内の雑用を務めた奥坊主・表坊主・茶坊主・数寄屋坊主などがある。
その他に、男の幼児を親しみ、または乱暴にいう語。やんちゃ坊主、いたづら坊主など。
他には釣りで釣果のまったく無かったこと。
東、北日本の田舎のほう?では子供の例に関しては「ぼんず」ということもある。
坊主(僧)に「坊主」というのは、儀礼上このましくないニュアンスを含んだ言葉で、坊主側が自らを言う場合は謙遜にあたる言葉になるのかもしれない。
例文を挙げて、坊主丸儲けとかあまりいいものがなかなか浮かばない単語。坊主というものがどういう存在であったか世相が反映されて、今のような意味合いになったと考えるのが自然。行動、思想の立派?な僧侶より、そうでないほうがかなり多いという現れだったりして。
・ことわざ 坊主にくけりゃ袈裟まで憎い