集団はなぜ残酷にまた慈悲深くなるのか理不尽な服従と自発的 人助けの心理学釘原直樹(くぎはらなおき)中公新書2025年4月25日発行 2025年6月7日、 日経新聞朝刊の書評 で紹介されていた本。記事には、”異常な状況下では、人は服従したり同調したりする傾向が顕著になる。人間性が試される局面でもある。本書は社会心理学の様々な研究をもとに集団の光と影を分析する。著者が手がけた電気ショックを使った密室での「服従実験」や、航空機事故で脱出した乗客への聞き取り調査からは複雑な行動心理が浮かび上がる。不祥事や事故に直面した場合の判断の難しさを痛感する。”とあった。 図書館で借りて読んでみた。表紙を開くと、…