現実はいつも対話から生まれる 現実はいつも対話から生まれるケネス・J・ガーゲン, メアリー・ガーゲン, 伊藤守(監訳) 「全ての現実は社会的に構成されている」と考える社会学の理論、社会構成主義。この考えはニヒリズム(虚無主義)をもたらすものではない。実際には、少数派が多数派に、弱い者が強い者に対抗するための有力な手段である。そして価値観の異なる集団が良好な関係を築くためにも役立つ。こうした内容を平易な文章で説明しています。また社会構成主義を役立てるためには、対話が重要であることも、具体例を挙げながら示しています。 アメリカでの初版は2004年。日本語版の出版は2018年。社会学や、ナラティブセ…