十一月。今月最初の茶の稽古では、炉開きが行われた。畳の上に炉が置かれる風炉から、畳面の下側に炉を構える状態へと変わる。つまりは、冬の茶になる、というタイミングである。 炉が切られたようす。 そんな時節がらでありながら、暑い。風は少し冷たく感じられることもあるが、それも朝晩だけのことで、日中は汗がにじむほどに暖かくなる。このような季節には海が丁度良い。海の家はとっくに撤去されていて、砂浜は広々と感じられる。犬を海に連れて行ってやろう。 秋こそ海に行きたい。 ユクは海が大好きだ。何度も書いているように、海が好きというのは、砂浜に居ることが好きなのであって、海に入って泳ぐのが好き、という意味ではない…