Webライターとしてデビューし、ようやくクラウドソーシングサイトで初めての案件を受注できたのが先月のことだった。 初心者歓迎の初心者向け記事。文字数は2,000字。単価は低いけれど、自分の書いた文章でお金がもらえるという感動は、何ものにも代えがたいものがあった。 マニュアルを何度も読み込み、構成案を作り、リサーチを重ねて、丸二日かけて書き上げた原稿。 「これで完璧だ」 画面の向こうにいるクライアントから「おっ、いいですね」と言ってもらえる姿を想像しながら、私は緊張で震える指で「納品する」のボタンを押した。 数時間後、クライアントからメッセージが届いた。 心臓が跳ね上がる。恐る恐るチャットを開く…