「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を読んでみた。 大半は、労働と読書の関係が明治以降どう変わっていったかについての話だった。自分が生まれる前の時代についての話は、「こんな本がブームだった」と言われても、聞いたことのない作者、タイトルもありピンと来ず。知っている時代からは多少読み進めやすくなった。年配の方はある程度読みやすいかもしれないけれど、若者ほど「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」が読みづらいだろうと感じた。面白い、というか、興味深いというか…なのは、序盤は「花束みたいな恋をした」を引き合いに出して、若者層に訴えかける。 年配の人はおそらく「?」である。 それでいて急に明治時代か…