紀元1世紀のエジプトに仏教伝来の証拠何ていうと少しだけ欣喜雀躍したくなる。 というのは、1980年代に井筒俊彦が「事事無礙・理事無礙」でプロティヌス、古代イランのゾロアスター教、そして華厳経の連関を論じていたからだ。彼は紀元3世紀の新プラトン主義が華厳思想と密かに繋がっていたと夢想している。 プロティヌスはエジプト出身だったからだ。 その考古学的証拠が見つかった。しかも、200年も遡って見つかったのだから、井筒俊彦の夢はまんざら噓ではなく、正夢だったのかもしれない。 karapaia.com コスモスとアンチコスモス: 東洋哲学のために (岩波文庫) 作者:俊彦, 井筒 岩波書店 Amazon…