3回にわたる「不登校」という現象をめぐって、私自身の体験や思いをもとに、子どもとの関わり方や社会のまなざしについて考えていきたいシリーズです。 第3回最終の今回は、現在の枠の中でもできる具体的な対策と提案について考えてみます。 はじめに——「個の尊重」とはどういうことか? 不登校には、人間関係の悩み、発達特性、家庭環境、教師との相性、心身の不調など、実にさまざまな背景があります。そのいずれも、単純なひとことで語れるようなものではありません。 けれど、その根底に共通してあるのは、「その子のままで受け入れられていない」という感覚ではないでしょうか。 「個の尊重」とは、その子自身のあり方を認め、その…