≪1≫ 平面図形でその面積と全周長が、数値的に一致するような図形を、戸村先生は 「超図形」(ultra図形)と命名されました。[1]ここでは、n次元の場合の「超球」とかの呼称と紛らわしいので「ultra」を使用したいと思います。 たとえば、一辺の長さが4である正方形では、面積は4^2=16、全周も4×4=16となり、これが「ultra正方形」となるわけです。 同様に「ultra円」を探してみると、半径をrとして、πr^2=2πrから、r=2が該当することが分かります。 いま求めた「ultra正方形」と「ultra円」を重ねてみますと、両者は「接している」ということが観察できるわけです。 ≪2≫…