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読書会LOG•18日前

『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬（ハヤカワ文庫JA）★Zoom読書会

Zoom読書会 2025.04.19【テキスト】『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬（ハヤカワ文庫JA）【参加人数】出席4名※今回はLINE通話を利用しました。 ＜推薦の理由（参加者A）＞私自身が読みたかったので推薦した。分厚いので、読書会で推薦しないとなかなか読めない（笑）。書店で立ち読みして、最初のほうはだるく感じたが、オリガがチェーカー（秘密警察）だとわかったあたりから面白い展開になるかもと思い、読んでみたくなった。 ＜参加者B＞戦争という重いテーマと、キャラクター造形の軽さが同居した作品だと感じた。独ソ戦に造詣が深くない自分も、物語としては楽しめたし、少しだけその凄惨な状況を知ることができ…

#読書#小説#読書会#同志少女よ、敵を撃て#逢坂冬馬

関連ブログ

読書会LOG•2ヶ月前

『蘭医繚乱 洪庵と泰然』海堂尊（PHP研究所）

Zoom読書会 2025.03.15【テキスト】『蘭医繚乱 洪庵と泰然』海堂尊（PHP研究所）【参加人数】出席4名※今回はLINE通話を利用しました。 ＜推薦の理由（参加者A）＞◆昨年、岡山県立博物館で「緒方洪庵－その生涯と郷土岡山－」という特別展があり、その時に今回のテキストを知った。記念講演会として開催された、著者・海堂尊の「なぜ私が緒方洪庵を書こうと思ったのか－洪庵の業績とその魅力－」は、予定が合わず見送ってしまった。テキストを読み、改めて、行っておけばよかったと思った。◆歴史小説を書く上で、いろいろな作家の書き方が見てみたかった。私が今取り組んでいるのは戦後が舞台の小説。戦後も、今回の…

#読書#小説#読書会#蘭医繚乱 洪庵と泰然#蘭医繚乱#海堂尊#緒方洪庵#佐藤泰然
読書会LOG•2ヶ月前

『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬（ハヤカワ文庫JA）★R読書会

R読書会 2025.03.08 【テキスト】『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬（ハヤカワ文庫JA）【参加人数】9名※オンラインでなく対面形式でした。 ＜推薦の理由（参加者A）＞私は今、歴史小説や時代小説を書くことに挑戦しているのだが、調べた事柄を小説に落とし込むのが苦手。入れようと思ったものも結局使わないまま終わってしまう。今回推薦させていただいた『同志少女よ、敵を撃て』は、以前この読書会で取り上げた『戦争は女の顔をしていない』（スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ／岩波現代文庫）の一証言を構想の原点とし、また、同書を参考文献の一つとしている。読書会参加者に参考文献を読まれている方も多いので、資料…

#読書#小説#読書会#同志少女よ、敵を撃て#逢坂冬馬
読書会LOG•3ヶ月前

『テスカトリポカ』佐藤究（角川文庫）

Zoom読書会 2025.02.15【テキスト】『テスカトリポカ』佐藤究（角川文庫）【参加人数】出席4名※今回はLINE通話を利用しました。 ＜推薦の理由（参加者A）＞◆なんとなく気になって読んだ作品。国際性のある話の中に日本がちょっと絡む展開と、柘植久慶のような硬質さが好きだったので推薦した。◆仕事量、作り込み、空気感……どれだけ手をかけて書いたのか。エンタメ作品は手間がかかると再認識した。 ＜参加者B＞◆なんかすごかった。語彙が行方不明になるくらい圧倒された。◆情報量が多いのにグイグイ読まされて、しかも無駄な情報がなく、すべてが物語に活かされている。筆力がすごい。◆私は資料を作品に活かすの…

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読書会LOG•3ヶ月前

「揚げソーセージの食べ方」「「罪のゆるし」のあお草」（『いかに木を殺すか』より）大江健三郎

R読書会 2025.01.25 【テキスト】「揚げソーセージの食べ方」「「罪のゆるし」のあお草」（『いかに木を殺すか』より）大江健三郎（文藝春秋／単行本・文庫本、どちらも可）【参加人数】10名※オンラインでなく対面形式でした。 J：2015年にR読書会を始めて今年で10年目になるが、まだ大江健三郎を取り上げていなかった。皆さん、思う存分ご意見をお聞かせください。 ＜推薦の理由（参加者A）＞◆大江健三郎は1994年、59歳のときにノーベル文学賞を受賞した。その20年前、1974年にも候補となっていた。今回推薦させていただいた『いかに木を殺すか』は49歳くらいの時の作品。◆大江健三郎は、障がいのあ…

#読書#小説#読書会#揚げソーセージの食べ方#「罪のゆるし」のあお草#いかに木を殺すか#大江健三郎
読書会LOG•4ヶ月前

『此の世の果ての殺人』荒木あかね（講談社）

Zoom読書会 2025.01.18【テキスト】『此の世の果ての殺人』荒木あかね（講談社）【参加人数】出席4名※今回はLINE通話を利用しました。 ＜推薦の理由（参加者A）＞内容が好きだった。たぶん作者も主人公と同じ天文少女で、楽しく好きなことを書いている感じがした。私も小学生のころ天文少年だったので主人公に共感しながら読んだ。ミステリよりもそちらに惹かれた。また、23歳とは思えないこなれた文章は、考え抜かれたミステリと相性がいい。大勢に楽しんでいただけるのではと推薦した。 ＜参加者B＞◆終末のロードムービーみたいで面白かった。作中に登場する太宰府市や福岡市博物館は、文学フリマ福岡で福岡へ行っ…

#読書#小説#読書会#此の世の果ての殺人#荒木あかね
読書会LOG•5ヶ月前

『ストレイト・ジャケット 1 ニンゲンのカタチ ~THE MOLD~』榊一郎（富士見ファンタジア文庫）

Zoom読書会 2024.12.21【テキスト】『ストレイト・ジャケット 1 ニンゲンのカタチ ~THE MOLD~』榊一郎（富士見ファンタジア文庫）【参加人数】出席4名※今回はLINE通話を利用しました。 ＜推薦の理由（参加者A）＞2000年に刊行された作品。古い作品ではあるものの、設定や内容が重厚で、今のライトノベルやエンタメ、ファンタジー作品と比べて、ベクトルの違った重量感のある面白さ、唯一無二の存在感を放っているため、課題図書として挙げられると思った。また、個人的にファンで、ほぼ全巻読破しており、アニメのDVDを全巻購入するほど好きなシリーズで、自分が一時期ライトノベル作家を目指そうと…

#読書#小説#読書会#ストレイト・ジャケット#榊一郎#ライトノベル
読書会LOG•6ヶ月前

『華氏451度』レイ・ブラッドベリ（ハヤカワ文庫）

Zoom読書会 2024.11.16【テキスト】『華氏451度』レイ・ブラッドベリ、伊藤典夫訳（ハヤカワ文庫）【参加人数】出席4名※今回はLINE通話を利用しました。 ＜推薦の理由（参加者A）＞読書会に来られているということは、たぶんここにおられる方は本が不要とは思っていない。そんな場所で本を焼く話を取り上げてみたかった。といっても、社会的な問題を話し合うというより、書く人が多いこの読書会で、思想や伝えたいテーマをどう作品に託していくのかなど、創作に絡めた話もできたらと思う。 ＜参加者B＞◆現代の日本社会に警鐘を鳴らしている、と強く感じるディストピア小説だった。いつも感想をメモにまとめるのだが…

#読書#小説#読書会#華氏451度#華氏451#レイ・ブラッドベリ
読書会LOG•6ヶ月前

『夏物語』川上未映子（文春文庫）

R読書会 2024.11.09【テキスト】『夏物語』川上未映子（文春文庫）【参加人数】7名※オンラインでなく対面形式でした。 ＜推薦の理由（参加者A）＞◆描写が素晴らしい。難しい言葉はなく、平仮名も多いのにビシビシ伝わってくる。また、句読点も少ない。一般的に、句読点が少ないと読みづらいというが、著者の作品ではそんなことはまったくなかった（句読点が多いと途切れ途切れになるから、もともと私は句読点が多い文章が好きではない）。私自身は小説を書く上で描写力が足りないと感じており、著者の描写力に感服した。◆全員が生を受けているので、この作品に対して思うはず。個人個人でテーマが広がるのではと推薦した。◆1…

#読書#小説#読書会#夏物語#川上未映子#川上未映子＃夏物語＃AID
読書会LOG•6ヶ月前

『弁護側の証人』小泉喜美子（集英社文庫）

Zoom読書会 2024.10.26【テキスト】『弁護側の証人』小泉喜美子（集英社文庫）【参加人数】出席3名 ※他作品についても若干のネタバレがあります。 ＜推薦の理由（参加者A）＞◆推薦理由は「面白そうだから」。内容が深いわけではない。パズルやナンプレのように読めればいいなと選んだ。推理小説が好きな人の中では割と有名な作品。知っていたら、そういう人と友達になったときに話が弾むかも。読んで損はないかなと思う。 ＜参加者B（事前提出の感想）＞ミステリーとしても文芸としても隙のない作品のように感じた。面会室の金網越しに相対していた漣子と杉彦の立ち位置が、序盤と終盤で全く逆の立ち位置であることに気付…

#読書#小説#読書会#弁護側の証人#小泉喜美子#推理小説