人間は、色んなものを認識して、また、感情を持って生きているわけですが、自分というものがなかなか見当たらないわけです。ですが、見た目には自分自身はそこに在って、確かに周りから見ても在るわけです。ですが、やっぱり自分自身は自分でこだわってみるほどには無いわけです。 諸法無我というわけですが、確かに、そうなのかなとは思うわけです。 世界というものは確かにあって、自分の外側に広がっているわけですが、一方で、自分の内側にも広がっているわけです。 目を閉じて、自分の経験や記憶を思い出して、その断片を思い巡らせば、それはいつまでも続けられるわけで、想起するものが本当にあった過去だろうか無かろうが、次から次へ…