はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と百と二十二 「ブンカ ト ケンリョク ト」 まず最初に謝らなければならない、と、とびっきり唐突にAくん。おそらく、そのままでは捨て置けない、そんな、好ましくないナニかを思い出したのだろう。 「僕はね、ヤヤもすると文化には、いつだって、どうしても、権力に擦り寄らなければならない宿命のようなモノがへばり付いているような気がしてならなかったわけ」 文化と、権力、か~。 たしかに、歴史を振り返ってみても、文化は、コトあるごとに権力に振り回され、翻弄され続けてきたような気はする。 そういえば以前、ある狂言師が、ソレに似た内容のコトを語っていた。彼は、そんな中…