深夜起床。 永井玲衣の『世界の適切な保存』の続きを読もうとするが、自分がもう(彼女の文体に)飽きてしまったのを感じる。すぐに飽きてしまうというのは、著者の底が浅いんだろうか、などと思う。ごめんなさい。 なかなか一冊丸ごとが読めない。途中で飽きてしまう。(クラシック)音楽も、一曲聴き通すのがなかなかむずかしいし、同じ演奏をもう一度聴き返すことはさらにむずかしい。多くの人が「ちょっとの才能」「他人からのちょっとの差異」をもっているが、わたしの中であっという間に消費されてしまう。それでも、「ちょっとの才能」くらいでも、もっているなら幸せだといえるんだろうか、などと思う。 牟田都子さんの『文にあたる』…