大正13年10月8日 柳田国男は朝日新聞論説「米国の太平洋研究」と題して、以下のように述べている。 『太平洋との史的因縁が此様に深く、所謂有色人種の郡中に立って、自然に其覇者たるべき地位に在りながら、周囲の海を隔てたる島の名も知らず、之に住む人々の親疎性情をも解せず、況や世界人類の全生活の為に、将来この大海が何を意味して居るかの如きは、自ら之を考えざるは勿論、人の考へて居ることをも聴かうとはしなかったのである。』 まさに慧眼である。 日本は海洋国であり、そのことをしっかり考え、自らに責任を課し果たしていかねばならない。地政学的にも日本が太平洋諸国と広大な太平洋に対する責任は大きい。 その意味で…