心理学でいう「集合的無意識」、物理学でいう「暗在系」、宗教学でいう「空」など、実はすべて同じことをいっているのでしょうか。世俗的な言い方であれば「あの世」ですね。天外伺朗『未来を開く「あの世」の科学』(祥伝社、1996年)は、科学者が書いた本なのでとても説得力があり、この辺の背景を知るのに参考になります。 心理学者のユングは、人間の「無意識」というのは個人に所属するのではなく、全人類に共通であってつながっていると言っています。多くの人は、虫の知らせとか、テレパシー、シンクロニシティなど経験しており、何となく私たちの認識していない世界から情報をもらっているのかもしれないと思うことがあるのではない…