5月1日 本日は午後番の為、昼頃家を出る。 玄関の戸を開けると随分とひんやりした空気が室内に流れ込んできて、足元を這う冷たい空気の見えない流れをついつい目で追ってしまう。 外は雨降りのようで、働きたくない気持ちに拍車をかけた。というよりは、働きたくない気持ちの支配を受けてしまっている感じがした。 働きたくないのはいつものことだが、普段なら出かけたい気持ちと合わさって難なく家を出ることが出来る。ただ、雨が降ったり暑かったりすると出かけたい気持ちは失せて、残るのは働きたくない気持ちだけになってしまう。 雨は世界を変えてしまう。 目の前に広がる光景の解像度は普段よりも低いにもかかわらず、普段は見えて…