将棋棋士。1972年生まれ。1998年プロ入り。中原誠16世名人門下。
2005年11月6日に、瀬川晶司氏のプロ編入試験第5局の対局者として対局を行った。
1966年東京生まれ。 早稲田大学探検部所属、卒業後、タイ王国チェンマイ大学講師を経てフリーライターに。妻もライターの片野ゆか。
DNA分析の進化により、人類の「アフリカ単一起源説」が定説となり、「多地域進化説」は成立しなくなりました。 私は同じように、人類の基本的な宗教・文化・文明などもまた西アフリカから人類大移動とともに世界に拡散したという「宗教・文化・文明アフリカ単一起源説」を考えてきました。そのきっかけは、次女が青年海外協力隊員として赴任していたニジェールのニジェール川流域がヒョウタン原産地で米を栽培しており、若狭の鳥浜貝塚遺跡でヒョウタンと北アフリカ原産のウリ、インド原産のリョクトウ、南・東南アジアのシソ・エゴマが発見されていることを知ってからでした。 そこから、Y染色体DNA、「主語-目的語-動詞(SOV)」…
【カラー版】ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫) 作者:高野秀行 集英社 Amazon 早稲田探検部の先輩船戸与一の取材のお供で公式にミャンマー入りし 普段のゲリラ側からではなく政府側から見る その勢力図を江戸時代(初期)に例えて解説する ゲリラだろうと情報部だろうと個人的に付き合うとその後が気になっちゃう ものなんだろうな
にゃん吉です。 今回のクレイジージャーニーは世界のクレイジーな実話SPとして実質の総集編でした。きっと松ちゃんの最後の回なのでしょうね。しょんぼり。
イラク水滸伝高野秀行文藝春秋2023年7月30日 第1刷発行 2023年11月10日 第4刷発行OUTLAWS of THE MARSH in IRAQ 2023年9月2日、日経新聞の書評に出ていて気になっていた。イラク?水滸伝?なんだか面白そうじゃないか。でも、イラクとか、、、よくわからないし、、、、と思って、手にしていなかった。が、先日、『世界の辺境とハードボイルド室町時代』を読んで、そうか、この高野さんだ!と気が付いたので、読んでみることにした。 megureca.hatenablog.com 本屋さんで買ったのだけれど、おぉ!すごい、久しぶりに分厚い!!!本を買った。厚さ4cm。簡単に…
今年も終わりですね。早いものです。 今年も印象的な作品を10冊セレクトします。選択した中での読書順なので順位付けはしていません。 ●天路の旅人著者:沢木耕太郎https://oldstylenewtype.hatenablog.com/entry/2023/02/24/115152 ●火を熾す著者:ジャック・ロンドンhttps://oldstylenewtype.hatenablog.com/entry/2023/03/31/150323 ●キーエンス解剖-最強企業のメカニズム著者:西岡杏https://oldstylenewtype.hatenablog.com/entry/2023/04/…
イラク水滸伝作者:高野 秀行文藝春秋Amazon Kindle版もあります。イラク水滸伝 (文春e-book)作者:高野 秀行文藝春秋Amazon 権力に抗うアウトローや迫害されたマイノリティが逃げ込む 謎の巨大湿地帯〈アフワール〉 ―――そこは馬もラクダも戦車も使えず、巨大な軍勢は入れず、境界線もなく、迷路のように水路が入り組み、方角すらわからない地。中国四大奇書『水滸伝』は、悪政がはびこる宋代に町を追われた豪傑たちが湿地帯に集結し政府軍と戦う物語だが、世界史上には、このようなレジスタンス的な、あるいはアナーキー的な湿地帯がいくつも存在する。 ベトナム戦争時のメコンデルタ、イタリアのベニス、…
世界の辺境とハードボイルド室町時代高野秀行清水克行集英社インターナショナル2015年8月31日 第一刷発行2015年9月19日 第二刷発行 友人が読んでいて、すごく面白い!といっていたので、図書館で借りて読んでみた。室町時代は、『私本太平記』をよんで、その始まりを知り、少し理解が進んだ気がするし、チョット楽しめるかも、と思って。 megureca.hatenablog.com 表紙の絵も、室町時代の騎馬隊か?とおもいきや、馬の後ろ脚はバイクに合体したり、軽トラに足軽が乗っていたりして、なかなか秀逸。 表紙の裏には、”現代ソマリランドと室町日本、かぶりすぎ! 人々の心の動きから法体系まで、こんな…
イラクの湿地帯(アフワール)を旅した記録である。コロナ禍をはさんで5年ほどのスパンで書かれている。 砂漠のイメージの強い中東だが、イラクには湿地帯があり、古来、犯罪者や反逆者が逃げ込むアジールになっていたという。まさに水滸伝であると興味を覚えた著者は、在留イラク人の友人などの伝手をたどって渡航を試みるのだった。因みに、アフワールに手を焼いたフセインは、湿地を干しあげてしまったそうで、フセイン体制後は施設を破壊して少しずつ復活しているとか。 治安の悪いイメージのイラクは、外務省的には渡航自粛勧告の出ている地域であり、確かに民兵組織やイスラム過激派の跋扈もあったりするのだが、ホスピタリティ溢れるイ…
にゃん吉です。 2023年12月4日放送の『クレイジージャーニー』の回は、ノンフィクション作家の高野秀行さんでした。
雷山 千如寺 今日は、雷山の千如寺で紅葉を楽しんだ後、糸島茶房でランチをいただきました。 糸島茶房 「語学の天才まで一億光年」高野秀行著 言葉とは何でしょう。人は言葉で思考します。言葉は伝達の機能もあります。それだけではなく、言葉は文化そのものです。だから異なる言語を比較すると文化の違いを知ることができます。言語とは何かを楽しく読みたい。だから私はこの本を読みました。 この本の筆者の高野さんは探検家。アフリカ、南米、東南アジアなどの秘境と呼ばれる地域へ行くことが誰よりも好きな人です。行く前には必ずその地域の言語を学習します。今までに学習した言語の数は25以上。その中には辞書さえない言語もありま…
みなさん、最近目標を達成できていますか?仕事でも趣味でも、新しいことにチャレンジしているでしょうか。 目標達成に向けて一歩を踏み出そうとしても、なかなか行動に移せないことってありませんか。夢を語るだけでは具体的な結果は生み出せません。そこで今日は、新しいアプローチで夢をカタチにする方法をご紹介します。 ポイント1:他人と同じことをするな単に異なることをする差別化ではダメ。市場で勝ち残るには、まだ誰もやっていないことに挑戦することが重要です。そうすれば自然と独自の位置を確立できるはずです。 ポイント2:夢より現実を見据えよ「インドの謎の怪魚ウモッカを探す」なんて夢は魅力的に聞こえますが、結局は現…
「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」をポリシーとするノンフィクション作家の高野秀行さんの著書『語学の天才まで1億光年』を読みました。語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)作者:高野秀行集英社Amazon 大学時代から世界各地で探検をし、取材をしてきた高野さんは25以上の言語を学んできています。新しい言語をどんどん獲得していく工夫、世界が広がっていく楽しさ、人と繋がっていく楽しさと大変さがいきいきと書かれていて、「外国語、もっと話せるようになりたいっ!」と思いました。 最後の「エピローグ そして語学の旅は続く」のところで、言語学習について学校での授…
なるべく毎日書くぞ!と思ってたのに気づいたら普通に一週間経っててビビる。自分の憧れ人間(しかもその中でも高野秀行とか森博嗣みたいに少なくとも自分では絶対なれないだろっていうのと比べればまだ実現可能性が高い部類)の一人の書評ブログやってる冬木糸一さんが、実は今の洗練されたスタイルにたどり着く前は結構だらっとした感じでブログ書いてたのを見て、なんかとりあえず書くのって大事なんだなって思ったから書いてるわけだが。しかし暇な時間まみれの今でも無理なのに就職したら書けるわけなくない?てか、その前に読めなくない?とりあえず週休三日制はよ導入してくれ。 あらすじ? 自由の名の下に闘争が繰り広げられる現代。若…
曇りのち雨のち晴れ。何とも忙しい天気の金曜日だ。 雲行きが怪しいと思っていたら雨が降って来て、慌てて洗濯物を取り込む。雨足はどんどん強くなっていき、弱まったと思ったらまた降る。 コーヒーを飲みながらブクログに読んだ本の感想や好きなフレーズを書き込み、今日返さなくてはならない本をせっせと読んだ。 午後遅く、雲間から青空が覗く。読了は島本理生『星のように離れて雨のように散った』。 雨上がりの街を自転車で図書館へ。下校中の中学生の集団と一緒になる。賑やかだ。ショートヘアの首元がすーすーする。薄着だったかと心配したが、ペダルを漕いでいるうちにちょうど良くなった。 順番が来るのを首を長くして待っていた予…
探検部の先輩、舩戸与一に誘われた取材旅行先はミャンマーだった。監視役の案内人たちから見えてきたのは、ミャンマーの軍事政権は武家社会? 幕府が送り込んだ柳生一族と南蛮人の死闘が始まる……。 近著が話題になっていたのでハイハイとんでも伝奇と思って読み始めると、舩戸与一との珍道中を書いたルポタージュだった……。街は牧歌的で、裏柳生と呼ばわる面々は人懐っこく、のどかな旅の様子はロードムービーのよう。心地よさの中にミャンマー情勢を挟み、その分析はビリリと辛い。 【カラー版】ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫) 作者:高野秀行 集英社 Amazon
偏愛!!カルト・コミック100 (洋泉社MOOK) [目次]TALK SESSIONカルトコミック編集サイド対談 「コミックビーム」編集長×元「アックス」編集者 BECOMMEND奇跡のラッパーNIPPS ガツンとくる唯一無二の3作しまおまほイチ押し!!インディーズ・コミック3作 INTERVIEW脳に未知の衝撃を与えるカルトパンク漫画『PUNK』完結長尾謙一郎インタビュー×アイドルライター小明 COLUMN幻のカルトコミック一発!タイガー立石『TRA』 LECOND大御所カルト30偏愛BEST3上村一夫『悪の華』永井豪『バイオレンスジャック』楳図かずお『わたしは真悟』つげ義春『無能の人』日野…
着せる女 作者:内澤 旬子 本の雑誌社 Amazon 着せる女 著者 : 内澤旬子 本の雑誌社 (2020年2月13日発売) f.2024/3/9P.2020/4/7 from amazon site ああーにほんのーどこーかにーあなたにー似合ってるースーツがあるー。 大改造!!“服"的ビフォーアフター 「本の雑誌」の大人気連載「着せ替えの手帖」がカラーページも収録し待望の書籍化です。「マシな服を着たら、カッコよくなるのに」と10代の頃、兄の服選びに付き合ってから、すっかりメンズファッションウォッチャーになっていた内澤旬子さんが、服選びどころか服を買いに行く服すならない友人・知人のおじさんの服…
今回は、療養中の読書にお薦めの本を、わたしの独断でご紹介する第2弾です!なお、今回もAudibleです。前回のご紹介記事はこちら。 Audibleを始めて約半年で聴了した本は70タイトル(70冊)以上。よかった本はたくさんあるのですが、ココロが落ち気味になっている療養中に読む/聴く本としてご紹介できるのは、そんなにありません。ご紹介する本は、読んでいて辛くならないこと、前向きになること、楽しいこと、などのものを選んでいます。 ★『それでも会社は辞めません』和田裕美 →主人公は人材派遣会社で正社員として働く若い女性です。全体として1つの物語になっているのですが、わき役だった人が、ある章では主人公…
【Amazon.co.jp限定】世界はラテン語でできている(DL特典:書き下ろし原稿) (SB新書 641)作者:ラテン語さんSBクリエイティブAmazon Kindle版もあります。世界はラテン語でできている (SB新書)作者:ラテン語さんSBクリエイティブAmazon 世界はこんなにもラテン語であふれている!! X(旧Twitter)で人気の「ラテン語さん」初著書。 世界史、政治、宗教、科学、現代、日本……。 あらゆる方面に思いがけずひそんでいるラテン語の数々。 ラテン語は死語ではなく、知への扉だ!! ヤマザキマリさん推薦&巻末特別対談!! 「ラテン語は、まさに時空を駆け抜け続ける言葉。そ…
言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書) 作者:今井むつみ,秋田喜美 中央公論新社 Amazon 言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書 2756) 著者 : 今井むつみ 秋田喜美 中央公論新社 (2023年5月24日発売) f.2024/3/7p.2023/6/29 from amazon site 日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? 巨大システムの言語の起源とは? ヒトとAIや動物の違いは? 言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。鍵は、オノマトペと、アブダク…
3月の読書メーター読んだ本の数:6読んだページ数:2080ナイス数:90 今月の1冊 精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法の感想納得できるところがあったので、さっそくポジティブ日記や親切日記を始めた。確かに些細なことでも幸せな気分になるのは、本の通り。そして、親切をすることを見つけていることに気がついた。いわゆるハウツー本にある自慢話的な断定口調は少し鼻につくが、とりあえず実践あるのみだ。読了日:03月27日 著者:樺沢紫苑まいまいつぶろの感想あの八代将軍吉宗の子が、不遇の生まれとは知らなかった。その後の九代将軍家重となれたのも忠義の大岡忠光がいたからであった。そ…
高野秀行「間違う力」を読む2 「ラクをするためには努力を惜しまない」で、早大探検部の幹事長になった話が出てくる。(早稲田ではサークルの部長やリーダーのことを幹事長とと呼ぶらしい。ただの幹事だっていいのに)。リーダーを経験することは、メリットがあると思われるが、著者は自分勝手ができることを挙げている。集団行動の目的地や日程・ベースなどを自分に合わせて組めるというのだ。 ふとボクがグリークラブの学生指揮者だった時のことを思い出した。同期のメンバーに比べて少しばかり鍵盤ハーモニカが弾けるというのが、就任理由だった。なった当初は部員がバート練習に勤しんでいる間、ひまを持て余していた。みんなが集まって、…
高野秀行「間違う力」を読む1 ジョン万次郎と著者が違うのは、万次郎は漂流の末、アメリカの船に救助され、そこから運命を切り拓いていくのですが、著者は初めから人が訪れないような地域に自ら進んで出向いているのです。当然危険なわけですが、行ってみなければ実際のところどうなっているのかわからないわけで、著者の勇気にはある意味感心します。 もう一つ、気持ちが拡散し取り止めもなくなってしまう人にありがちなのでしょうか、自分自身の行動原理をお約束ごととして十ヶ条にまとめています。本書もその構成になっているのですが、それはマニュアル本のように読者を説得するというよりは、自分を納得させようとしているように感じます…