高野秀行さんの本は、若い頃から読んでいた。 まさに、社会人になって、一緒に苦楽を共にしてきたような感じだ。 宮部みゆきさんとか、東野圭吾さんと比べると、一般の人には知名度はないかもしれないが、「辺境好き」であれば多くの人が高野秀行さんを知っていることだろう。 それにしても、この本、想像以上に分厚い。 ポストに入らないぐらいの分厚さだ。 唯一の欠点が、「持ち運びが不便」と感じた。 中身が非常に濃い。 恐らく、「世界で唯一」イラク南部の湿地帯についての「一般書」であると言っても良いのではないか。圧巻の内容で、読むのが楽しかった。 今後、大ブレイクすると予感し、それが確信に変わる。 「楽しく」、そし…