11月に入っても暖かな日が続いてはいるが、それでも少しづつ季節は進みつつあるようだ。目の前の柿の木から葉が一枚落ちてきた。 【表六句】 No1,発句(冬) 柿の葉や六甲背なにひらり落つ 龍峰 No2,脇(冬) 葉脈魍魎にして山眠る 九分九厘 No3,第三(雑) 旅に出るおのれの時を味わいて 葉有露 No4,四句目(雑) 句想練りつつつかる露天湯 龍峰 No5,五句目(秋の月)日常の翳にありしか二日月 九分九厘 No6,折端(秋)戸外の冷気秋の霜見る 葉有露 【裏十二句】 No7,折立 (秋) 面かぶりチャンバラごつこ村祭り 龍峰 「秋霜」には「鋭く光る刀剣」の意味もある。 No8,二句目(雑)…