8月12日でもない今頃の時期に、日航123便を取り上げ、誤情報の垂れ流しともいえる「懸命に操縦したパイロット称賛」と「隔壁の修理ミスにすり替えた」番組が、日航の依頼でまた出てくるらしい。 まず考えられるのは、西日本新聞のスクープを装った記事「隔壁検査急いでいれば(署名:野間あり葉記者)2022年8月12日付」の調査不足の記事をもとにした番組であろう。 この記事は、墜落の前から隔壁の点検を提言していたことをネタとして、元事故調査委員の斎藤孝一氏(1985年当時は委員というより見習いだった)へのインタビューや、ボーイング社のサービスブリテンをもとに書かれていた。つまり、日航の整備士が墜落の前から隔…