本田技研工業が販売していた小型スポーティカー。
1983年6月に、「シビック」シリーズのセダン「バラード」(ベルノ店向けの兄弟車)から独立して、「ホンダ バラードスポーツCR−X」(海外ではシビッククーペ)として発売され、キャッチコピーはデュエットクルーザー。3ドアで、1.3Lまたは1.5Lのエンジンを搭載(後に1.6DOHCエンジン搭載のSiが追加されスポーツ色が濃くなった)し、世界で初めて電動アウタースライドサンルーフを設定。また、量産車初のルーフ・ラム圧ベンチレーションを搭載した。
1987年9月に、「シビック」シリーズと合わせて全面改良され、すでに「バラード」は生産を終了していたため、車名は「CR-X」となる。1.5Lまたは1.6Lのエンジンを搭載し、3ドアで、Cd値0.3と、前モデルよりもさらに空力性能を追求した車体となり、電動アウタースライドサンルーフやルーフ・ラム圧ベンチレーションの設定は無くなったがルーフ全面がガラスとなるグラストップが設定された。
1992年2月に全面改良された3代目が発売、車名は「CR-Xデルソル」となった。3代目はオープンハードトップを採用したオープンカーとなり、上級グレードには電動ハードトップも採用された。エンジンは1.5Lまたは1.6Lで、1999年まで販売された。