日本企業がこれまで成長してきた過程を考えてみようと思います。 戦後の高度成長期、日本の経済をささえていたのは大企業にほかなりません、 が、大企業を支えてきたのは、名もない中小企業、特に家族で経営するような町工場ではないでしょうか。 大企業が売り出す製品の部品を作り続け、ひたすら1つの部品の品質を追求し、歩留まりをなくす努力をし、ねじ1個でもほかのだれより安い単価で良いものを作るのひ必死で、より多くの企業の下請けとなることを目的として利益を上げる。 そんな中から、経営力の優れた企業が成長し、下請けに仕事を出すようになる。 また、下請けとして受けた仕事をさらに下請けに出す。 日本企業の成長は個人の…