人生には、いつも困難がつきまとう。 そう聞くと、なんだか希望がないようにも思えるけれど、実はそれをどう受け止め、どう向き合うかで見える景色は大きく変わる。 先日、大学院のイベントで、とある学生が学長にこんな質問を投げかけていた。 「困難に直面したとき、どうやって自分を鼓舞して乗り越えていきますか？」 それに対する学長の答えは、とてもシンプルで力強かった。 「人生は困難の連続だからこそ、その中に小さな成功（Small-Win）を見つけて積み上げていくことが大切です」 この言葉に、私はハッとした。 なぜなら、私たちはつい「一発逆転の成功」や「完璧な人生」に憧れてしまうけれど、実際の人生はそんなふう…

クリティカルシンキング 店主の仕事のひとつに「人事パーソナルコーチ」という時間がある。きっかけは知人から頼まれてスタートした。 その知人は、営業職としてキャリアをスタートし、その後大手メーカーに人事職として転職し、人事企画や労組担当といったメーカー人事の中ではいわば王道といったキャリアを積んで行った。 その後、人事における数字回り、つまり給与計算や社会保険などの基礎的な知識がないと気が付き、自己啓発に付き合ってほしいというリクエストからはじまった。 人事における数字回りの仕事は、必要な知識量が多く範囲も広いため、担当者としてひとり立ちするのに時間がかかる。その割に標準化してしまえば定型業務なの…

Class of 2026 のS.Koheiです。 ミシガン大学ではいろいろな団体がケースコンペやピッチコンペを主催しています。1月にMichigan Ross Business + Techという団体が主催する、Datathonと呼ばれるイベントに参加しました。興味はあったものの、データ分析等は未経験ということもあり参加をためらっていたのですが、MBA2の方にお声がけいただいて参加を決めました。 https://businesstech.bus.umich.edu/datathon/ Datathon 2025の概要 対象：すべての学生 原則6人チーム 課題：過去10年分のPERM申請（グリ…

こんにちは、社費&Fulltime MBA2のebayです。 卒業も5月に迫ってきており、帰国の準備に入りました。そこで今回は２年間のMBA生活でかかったお金をまとめてみたいと思います。簡単に履歴が辿れるもの以外はざっくり計算ですので、ご了承ください。 学費 学校も公開しているので、詳しくはそちらも見ていただきたいのですが、時期なども含めるとこんな感じの支払いスケジュールになります 2年間の学費 ドルだと約$160K、$1=¥150換算（2025年4月時点のレート）だと約2400万円になります。これがMAXの金額で、もらえた場合はここから奨学金などが引かれます。円安もあってなかなか迫力ある金額…

中小企業診断士として複業を目指すKatsuです。 企業に所属していると何か勉強したいと思うことはないですか？ 色々な資格がありますが、日本特有の総合職（ジェネラリスト）採用の人は様々な仕事に携わり、総合力が求められるので総合力を高められる資格を検討される方が多いのではないでしょうか？ その中で選択肢の一つにあがるのはMBA（経営管理大学院）と中小企業診断士かと思います。どちらも企業に必要な一般的な知識全般を学べる印象があると思います。 私の場合、MBA（非通信教育）と中小企業診断士の両方を取得してます。ということで、両者の違いについて解説していきます。 1. 取得難易度 2023年度の某大学M…

『グロービズ MBA 集中講義 ［実況］ロジカルシンキング教室』（グロービズ，PHP 研究所，2011年5月31日発行）を読了。 ランキング参加中読書 ロジカルシンキングの一番基本となるルールは，次の 4 つに集約できます。（p. 19） 「そう／そうじゃない」を明確にする 「なぜなら」「だから」で話を展開する ファクトに結びつける 論点を押さえ，全体をバランスよく考える ロジカルシンキングのルールに縛られると，ロジカルではない人とのコミュニケーションが成り立たなくなる（ロジカルではない相手の言い分を受け入れることができなくなる）。 ロジカルシンキングでは，最初の論点からいきなり結論にいたるこ…

改革期待で上昇した日本株ですが、足踏み状態が続いています。日本株のパフォーマンスの悪さが世界と比べて際立っているそうです。NISAで人気になったMSCIオール・カントリー・ワールド指数の5%高を大きく下回っている状態といいます。 出遅れる日本株、年初は世界で９年ぶり大敗－日銀利上げ観測がくびき - Bloomberg 1年前、日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新しましたが、それと同じ水準のままで、なかなか壁を突き破れないでいるようです。日銀の利上げ政策やそれに伴う円高懸念が相場の足を引っ張る理由といいます。一方で、賃金上昇や企業統治改革が進み、トランプさんの関税政策がはっきりし日本への影…