PiTaPa

PiTaPa

(一般)
ぴたぱ

概要

「Postpay IC for "Touch and Pay"」の略。
関西の私鉄や地下鉄が加盟する「スルッとKANSAI協議会」によるICカード決済サービスで、Suicaの関西私鉄版と言える。
但し、Suicaのような前払い(プリペイド)方式ではなく、どちらかというとiD寄りの後払い(ポストペイ)方式となっている。
2004年3月27日からモニター調査が行われた。
後払いであることにより、利用状況に応じて自動的に運賃が割り引かれるため、使い方次第で定期券より交通費が安上がりになることもある*1
少額の買い物で使える電子マネー機能も備えている。
2006年7月1日より、阪急・能勢・北急・阪神の4社でPiTaPa定期券サービス開始。

割引方式

割引制度は各社局により異なる。
交通利用の割引制度は各月1日〜末日の1ヶ月を対象として計算される。

利用回数割引

  • 阪急・京阪・南海・阪神・山陽・神鉄・神戸高速・泉北高速・大阪モノレール

同運賃区間の利用回数に応じた割引制度。
回数券の割引制度に近い方式であり、例えば同じ運賃区間*2を11回以上乗ると、11回目以降に割引がかかったりする。

区間指定割引(要登録)

  • 阪急・京阪・近鉄・能勢・大阪モノレール

予め登録した区間を指定運賃以上利用した場合、自動的にその運賃で支払額が定額になるシステム。
指定運賃とは要するに1ヶ月定期券の運賃である。
登録はインターネットから簡単に行える*3ので、定期券を買うような手間が省ける。
もし1ヶ月の利用額が定期運賃に満たない場合は、利用区間割引の方が適用されるため、利用状況によっては定期券を買うよりお得になる。

利用額割引

  • 大阪市交・京都市交・神戸市交・近鉄・北神急行・静鉄・水鉄・阪急バスなど

1ヶ月の利用運賃に応じて割引を適用する方式。各社の回数カードに近い制度である。

登録型利用額割引(要登録)

  • 大阪市交

事前の登録をすることで、利用額割引にさらに割引がされる制度。
大阪市交通局の「利用額割引 フリースタイル」の学生割引がこれに該当する。
通学証明は必要なく、文科省認可学校の学生証を提示して登録すれば適用される。

上限付登録型利用額割引(要登録)

  • 大阪市交・水鉄・京阪バス・高槻市営バス・山陽電鉄バス

各社局が設ける条件で登録すれば、利用額割引でありながら一定以上は定額で利用できるというサービス。
区間指定割引とは異なる。
大阪市交通局の「利用額割引 マイスタイル」(マイスタ)がこれにあたる。
マイスタについては仕組みが少々難しいので下記を参照。
http://www.kotsu.city.osaka.jp/eigyou/price/ic_card/mystyle_goannai.html

定額タイプ(要登録)

  • 伊丹市営バス

毎月一定額を支払うことにより、乗り放題となるサービス。

PiTaPa定期券

  • 阪急・阪神・南海・能勢・山陽・神鉄・神戸高速・泉北高速・神戸新交通・北大阪急行・北神急行

PiTaPaカードを使用したIC定期券サービスである。
定期券として利用するためには、PiTaPaカードに定期券区間の印字スペースが必要となる。そのためOSAKA PiTaPaなど一部のPiTaPaカードでは利用できない。(京阪はICOCA定期を導入。近鉄も2012年秋にICOCA定期を導入。)

ショップdeポイント

PiTaPa対応店舗で買い物をすると、利用額に応じてポイントが加算されるようになっている。
このポイントが500貯まると、自動的にPiTaPa利用運賃から50円が割り引かれるようになっている。

PiTaPaの利用エリアの拡大

  • 2004年8月1日
    • 京阪電鉄・阪急電鉄・能勢電鉄の3社で本サービスが開始。
  • 2006年1月21日 
    • JR西日本のICカード、ICOCAとの相互利用が開始。*4
  • 2006年2月1日
    • 大阪市交通局(地下鉄・バス)、阪神電気鉄道(鉄道)、阪急バス*5、神姫バス、大阪高速鉄道(大阪モノレール)、北大阪急行でサービス開始。
  • 2006年7月1日
    • 南海電気鉄道、大阪府都市開発(泉北高速鉄道)、神戸高速鉄道、山陽電気鉄道(鉄道のみ)、神戸新交通でサービス開始。
    • 阪急・能勢・阪神・北急で定期券サービス開始。

これ以降エリアが順次拡大し、現在では関西のほとんどの私鉄で利用できる。

利用可能交通機関

鉄道

  • 大阪市営地下鉄・ニュートラム
  • 大阪モノレール
  • 北大阪急行
  • 京都市営地下鉄
  • 近畿日本鉄道
  • 京阪電車
  • 神戸高速
  • 神戸市営地下鉄
  • 神戸新交通(ポートライナー・六甲ライナー)
  • 神戸電鉄
  • 山陽電車
  • 泉北高速鉄道
  • 南海電鉄
  • 阪堺電車
  • 阪急電鉄
  • 阪神電車
  • 北神急行電鉄
  • 水間鉄道
  • 嵐電(京福電車)
  • 静岡鉄道

バス

  • 大阪市営バス
  • 京都市営バス
  • 京都バス
  • 近鉄バス
  • 高槻市交通部
  • 南海バス
  • 西日本ジェイアールバス
  • 水間鉄道
  • しずてつジャストライン

JR西日本「ICOCA」との相互利用について

JR西日本で導入されているICカード乗車券「ICOCA」は、プリペイド方式であり、PiTaPaを当該エリアで使用する場合もプリペイド方式での使用となる。
そのため、PiTaPaをJRで使う場合は事前にチャージするわけであるが、それだとPiTaPaの「ポストペイでチャージ不要」という魅力が無くなってしまうこともあり、事前の登録をすることで自動的にポストペイ機能によってチャージできる「オートチャージ」機能がある。
オートチャージはPiTaPaエリアの改札や読み取り機*6を通る際に、カード内のプリペイド残高が1000円未満であると、自動的にポストペイにより2000円がチャージされるというシステムである。(小児用の場合は500円未満であると1000円チャージされる。)
なお、プリペイド残高を使用できるのは今のところJR西日本利用の場合のみであり、それ以外にプリペイド残高を充てることはPiTaPaエリアも含めて出来ない。

加盟社局の発行する他のICカードについて

PiTaPaを導入している社局の中には、PiTaPa以外にもプリペイドタイプのICカードを独自で発行している社局もある。

  • CI-CA(奈良交通・エヌシーバス)
  • NicoPa(神姫バス・神姫ゾーンバス・神姫グリーンバス)
  • Hareca(岡山電気軌道・両備ホールディングス・下津井電鉄)※中鉄バスは利用のみ
  • LuLuCa(静鉄グループ)
  • Itappy(伊丹市交通局)
  • らんでんカード(京福電気鉄道)

これらを発行している社局では、LuLuCa+PiTaPaを発行する静鉄グループを除き、自社局でPiTaPaカードを発行していない。また、これらのカードはプレミアムなど独自の割引サービスを付与している関係で、発行社局以外では利用できない。(逆にPiTaPaは相互利用のICOCAを含め、これらの社局でも問題なく利用できる。)
これとは別に、京阪電気鉄道ではICOCA定期導入に合わせてICOCAを自社でも販売している。(カードはJRで発行されているものと同一のものである。)こちらは近畿日本鉄道も2012年秋以降のICOCA定期導入に合わせて販売を開始する予定。

カードの種類

基本的に一番下のPiTaPaベーシックカード以外、クレジット契約が必須となる。
ここでは代表的なもののみを掲載。

  • ekenet PiTaPa(京阪電鉄)
  • STACIA PiTaPa(阪急電鉄・阪神電鉄)
  • OSAKA PiTaPa(大阪市交通局)
  • KOBE PiTaPa(神戸市など)
  • minapita(南海電鉄)
  • 三井住友PiTaPaカード
  • PiTaPaベーシックカード

(注) 阪急阪神STACIAは、2007年9月までそれぞれ阪急 HANA PLUS と阪神 CoCoNet Pitapaというブランドだった
このほかにもANA、関西電力、洋服の青山などもPiTaPaカードを発行している。また韓国でも発行されている。

ICOCAなどのように券売機や窓口で購入することが出来ず、クレジットカード同様の申し込みや審査が必要なことから、発行枚数がICOCAに比べて伸び悩んでいる。

*1:割引の仕方は各社局で異なる

*2:乗車区間ではない

*3:学生の場合はサービスセンターに行かなければならない

*4:ただし、PiTaPaを使ってJR西日本を利用する際にはICOCA同様事前にお金をチャージするプリベイド方式となる。

*5:川西猪名川エリア

*6:JRの改札、大阪市バスは対象外

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