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2016-12-02

ポピュリズムを煽るもの:『トランプの正体』と加藤陽子『戦争まで』、それに『1202再稼働反対!首相官邸前抗議』+『キューバ料理の夕べ(笑)』

| 23:33 | ポピュリズムを煽るもの:『トランプの正体』と加藤陽子『戦争まで』、それに『1202再稼働反対!首相官邸前抗議』+『キューバ料理の夕べ(笑)』を含むブックマーク ポピュリズムを煽るもの:『トランプの正体』と加藤陽子『戦争まで』、それに『1202再稼働反対!首相官邸前抗議』+『キューバ料理の夕べ(笑)』のブックマークコメント

見る見るうちに12月になってしまいました。今年は秋が短かったような気がします。とにかく一か月はあっと言う間に過ぎていきますし、身体だけは気をつけようと思います。徹底的断っているとは言え(笑)、宴会がないわけじゃないし。それにしても、せわしいのは嫌だなあ。

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●今週の宴会場所。旧満鉄本社屋の土地が戦後アメリカ人接収されて、今も英語が飛び交う社交場になってる。それだけでも永続敗戦象徴しています。植民地には植民地を、というわけでしょうか。出てくる食い物もアメリカのもので、それがまた日本は植民地であるという感覚を倍増させます

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さて バーニー・サンダース氏の昨日のツイートを見てください。トランプが選んだ閣僚候補がどれくらい資産を持っているかを示したものです。

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めんどくさいので1ドル110円換算にさせてもらいます

就任が大きなニュースになったばかりの財務長官のムニューチンの資産は約50億円保健福祉長官プライスが15億円商務長官のロスが2800億円教育庁長官のデヴォスが5600億円住宅土地開発長官のカーソンが30億円司法長官セッションズは83億円もの資産を持っています。ボクだったらこんなにお金を持っていたら働かないで遊んで暮らしますけど、カネの亡者は違うんでしょうね。往々にして金持ちほど貪欲ものですから

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ゴールドマン・サックスのムニューチンを始めとして、こういう人たちが誰の為に仕事をするか、一目瞭然です。トランプ投票したアホな労働者の賭けは早くも裏目にでることになりそうです(笑)

これが他国の事だけだったら喜劇悲喜劇?)で済みますけど、こういう現象はイギリスでもEUでも日本でも、ポピュリズムが猛威を振るっている国ではどこでも起きている。格差が広がり、人々の不満が高まり、判りやすい解決策を提示する人に投票する。その結果がどうなるか。こうなるってこと!小泉改革投票したのはいわゆるB層で、自分自分の首を締めることになりました。それと同じことがアメリカでも起きた。

聞こえの良い、判りやすい解決策を提示するような人間はどういう人間か。ポピュリズムを煽る人間本質はどういうもの、我々はそろそろ見破れるようにならなければいけないんじゃないでしょうか。まったく同じ様な話ばっかりで疲れます(笑)

                        

政府カジノ法案を強引に進めていますカジノ法案、衆院委可決 公明が採決容認に転じる  :日本経済新聞、既に場所は決まっているという話を半年以上前に、大臣の元政策秘書から聞きました。一か所は大阪(維新向け)、もう一か所は横浜(××)。横浜にカジノを作る理由官房長官の地元から、だそうです。明快だなあ(笑)運営トランプインターナショナルまさか(笑)。ま、カジノなんか自分が行かなければいいから、どうでもいいですけどね。ギャンブル中毒を増やしかねない、こんなくだらないことを何で強引に進めるのかさっぱり理解できないですが、トランプしろカジノしろ、ミエミエの罠に引っかかる奴だって悪いですよ。

中野晃一上智教授のツイート。アベノミクスもいよいよ末期症状

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さてさて、読み終えたばかりの東大教授加藤陽子氏の新刊戦争まで』の感想です。

戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

内容は、加藤教授歴史好きの高校生を集めて授業をした記録だそうです。

戦前 日本には太平洋戦争回避するチャンスが3回あった。それは満州事変日独伊三国同盟、日米交渉満州事変リットン調査団報告書や日米交渉相手方が日本への宥和的な姿勢を示して戦争回避しようとするものだったのに日本の政治家はそれを配慮しなかった、日独伊三国同盟では政府内でも危ないという声があったのに充分に内容を検討しないまま僅か20日間で妥結してしまった、というもの

*内容はアマゾンに出ている作家保坂正康氏と春香クリスティーン氏の紹介文が的確に語っていると思います

                                   

ネトウヨや安倍晋三戦後談話で言っている太平洋戦争の原因、『資源の無い日本が欧米に追い込まれて、仕方なく(笑)太平洋戦争を始めてしまった』、なんて実にバカバカしい寝言だと思っています。勝ち目がない戦争を始めること自体が万死に値する行為です。為政者にはそれくらいの責任がある。資源があろうがなかろうが、勝ち目がない戦争を始めたこと自体 馬鹿げているに決まっています国民にしてみれば、負け戦を始めた為政者戦争犯罪人で全員死刑歴史を振り返ったって負け将軍普通死刑古今東西、決まってるでしょ(笑)。

事実だけを冷静に見れば、太平洋戦争の原因は、日本のバカ為政者国民がヤケクソになって戦争を始めたこと』以外にはありません。自衛戦争でもなんでもない(笑)。そもそも自分から先に発砲しちゃったんだから(笑)。ネトウヨや安倍晋三みたいに『太平洋戦争資源がない日本が欧米やコミンテルン(笑)に追い込まれて始めた自衛戦争だ』なんて言ってる奴は、経済制裁を受けている北朝鮮が戦争を始めても『自衛戦争』って言うのでしょうか(笑)頭悪いにもほどがあるだろって。

                 

余談ですが、バカは何でも他人のせいにしたがります。往々にしてネトウヨは殆ど問題アメリカや中国、それに共産党反日のせい、バカサヨは何でもかんでも大企業アメリカのせいにします。つまりバカな連中ほどは自分意志主体性がない、それに自分責任とかプライドがないんです。まさに、愛国心愚か者最後の隠れ家、です。

                           

それはともかく(笑)加藤教授は、それでも日本が戦争を止めるチャンスは少なくとも3回はあった、と高校生たちに資料をあげながら語っていますリットン調査団報告書は日本にとって宥和的で世界大勢に戻るよう呼びかけるものだった、日米交渉でもアメリカ政府、少なくともルーズベルトハル国務長官戦争を避けようとしていて、ルーズベルトと近衛の首脳会談が実現寸前までになったが、それを日本の新聞に嗅ぎ付けられ、日本の世論が硬化して首脳会談などできなくなった、というのは目からウロコでした。政治家もアホだけど、クソ右翼軍部の一部の強硬論に踊らされた当時の日本人は如何にバカだったか、ということでしょう。

それで国中 焼野原になってるんだから文字通りマヌケですよ。あんバカものせいで、戦後70年経ったって映画『この世界の片隅に』を見て、ボクはワンワン泣かなくちゃいけないわけですよ(笑)

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以前の『それでも、日本は戦争を選んだ』でもそうでしたが加藤教授文章(喋り方?)はまどろっこしくて判りにくいところもあります文章は下手。論理的にも時折?と思うようなこともないわけではない。細かい点を見れば突っ込みどころは結構あると思います

でも今回は対象高校生だけあって記述は平易ですが、なかなか含意は深い。

それは政治家問題もあるけれど、国民一人一人の考え方も大事ってこと。政治家だけで政治をやってるんじゃありません。昭和天皇だって開戦直前『対米宣戦布告をしなければ革命が起きる』とビビッてました。為政者も悪いが反米感情燃え盛っていた国民も大バカだったんです。じゃあ、戦争は避けることができなかったのでしょうか。対米戦争絶対反対の井上成美海軍大将(当時は中将)は確か山本五十六にこう言っていたと思います。『たとえ革命が起きても、国中が戦争で焼野原になるより遥かにマシ

井上戦争をやったら国中が焼野原になるということを判ってました。開戦の少し前 そういう意見書を出して、南洋に左遷されます。でも彼の言うとおり、戦争を避けること、戦争に繋がるようなことをやらないことが日本にとって最大の利益だったんですね。天皇を含めて、当時の為政者はそういう大局を見てなかったし、勇気がなかった。それに加えて大多数の国民バカだった(笑)国民が威勢のいい強硬論をぶつポピュリストに騙されずに『国と国との交渉なんてお互い様だし、より大きな目的のためには我慢しなくちゃいけないことはいくらだってある』ってことを理解していれば戦争は起きなかったでしょう。これは難しいロジックじゃない。普通に生きていれば、日常生活でも体験することです。

世の中は、良いとか悪いとかそんな単純な基準だけで動いているんじゃない、ということですよね。この本は読んでいる間より、読み終わってからのほうが面白かった。読み終わってから大事なことを言ってるなあ、と思うような本でした(笑)


                                                          

と、言うことで今週も官邸前抗議へ

今日は寒さも和らいで、マフラーもコートも薄手のもので出かけることができました。今日参加者主催者発表で800人。

●抗議風景

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やっと、もんじゅ廃炉にするかと思ったら、敦賀に新たに研究炉を作るそうです。地元振興と人材確保のため、だそうです。

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あくまでも他人税金寄生する敦賀市のタカ根性や失敗を認めない役人御用学者バカさ加減には呆れ果てますもんじゅにはもう1兆円以上もかかっていて、今も維持費が年間200億かかっているそうです。それで今まで1ワットも発電できていない。技術がどうのとか、敦賀市の振興がどうのだの、屁理屈こいたって、誰がどう考えてもおかしいですよね。敦賀市の乞食連中、それに御用学者役人どもに、カネ返せと言いたいです。

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*おまけ:カストロ氏追悼?『キューバ料理の夕べ』

官邸前抗議に寄ったあと、友達と代官山へキューバ料理を食べに行きました。宴会でもプライベートならいいんです(笑)。 今週ブログなどでカストロ氏の話をしているうちに食べたくなった(笑)。ここはアメリカ流行っているというキューバ料理の店なので、実際にキューバで食べられるようなものかはわかりません。現地ではもうちょっと素朴なんでしょう。それでもどんなものが出てくるのか身構えていたんですが、食べやすいしリーズナブル、美味しかったです。だけど、ちょっとジャンキーかな。たまにはいいですけど。明日からダイエットだ(泣)。

トウモロコシグリルグリルして粉チーズとカイエンヌペッパーをかけてライムを絞ったもの。見かけは悪いけど美味しかった!

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●セビーチェ:エビサーモンライム果汁であえたもの。以前食べたペルー料理でも出てきました。

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●キューバン・サンドイッチ映画シェフ』でお馴染みになつたアレです。中身はハムローストポーク。イタリアンで出てくるパニーニに具を一杯詰めた感じ。

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●牛ハラミステーキ。思ったより柔らかでした。つけ合わせは米と豆、バナナロースト

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●キューバ風パンプディング:これは美味しかった!夢中になって写真を撮る前にだいぶ食べてしまいました(笑)

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飲み物はお馴染みミントカクテルモヒート

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whitewitchwhitewitch 2016/12/03 01:25  キューバ料理のご紹介、ありがとうございます。意外とシンプルでさっぱりしていそうですけど、見かけよりもジャンクなのでしょうか?それとも、やたらと付いてくる、ポテトやトルティアが?

iireiiirei 2016/12/03 08:45 故・生出寿さんに「反戦大将・井上成美」という作品があり、井上は山本五十六と同じ対米戦争反対派でしたが、山本が「なんとなく」反戦を主張していたのに対し、「・・・これこれ、こういった理由で」反対と明白でした。頭脳明晰だったのですね。彼は珊瑚海海戦で優勢負けてしまい、予備役にまわされ、海軍兵学校の校長になったのですが、敗戦間際、もはや兵学校の生徒には軍事を教えることは無意味だと、もっぱら英語を教えていたと言います。

matsukentomatsukento 2016/12/03 09:26 SPYBOY様、こんばんは。
毎年のことですが、夏が終われば冬が来るという感じです(o^_^o)v!!!
今冬は寒いだけに、鳥取市の家には現在、36リットルの灯油を備蓄しています。
もちろんエアコンはあるものの、これだけでは寒いので、石油ストーブは欠かせません。
カジノ法案も衆院本会議で、自民党はもちろん維新の会も、僅か6時間の審議で可決してしましました(*^^;)。
維新や野党でありながら、与党の補完勢力であり、自民党も大阪万博開催絡みで、維新に恩を売っておこうという打算が働いているのだと思います(>_<)。
フィデル追悼のためにキューバ料理、いいですよね♪
キューバ料理ってどんなものか知らなかったので、写真を見て思わず感激ですよ〜。
なおトランプはさすがは実業家・不動産王だけに、当初は国交正常化したキューバに「ホテルを造って金儲けしよう」と考えていたものの、そもそも反キューバが党是である、共和党主流派に媚びる形になってしまったので、「いい意味でのビジネスライク」さを失ったトランプは、急に「キューバとの再断交も辞さない」と言いだしたのには、彼のビジネスマンとしての能力を、疑わずにはいられないでちゅ。
キューバは一度は行きたい国ですが、今の仕事が定年を迎えたら、ドイツとセットで行ってみたいっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!

SPYBOYSPYBOY 2016/12/03 12:22 白魔女さま、コメントありがとうございます(笑)。
少しジャンキーだったという話ですが、キューバン・サンドのローストポークは美味しかったのですが、ローストというよりコンフィみたいな感じだったんです。サンドウィッチは所詮、サンドウィッチだし。美味しいんだけど、味が単純とは思いました。香りとか火加減とかそういう世界じゃないですから。それに写真は載せませんでしたが、ローストポークはもう一皿頼んだんです(笑)。カロリーがヤバいと思ったので、フライドポテトは食べませんでした(笑)。
ただ参加者は皆、喜んでいたし、安くて美味しいのは間違いないです(笑)。

SPYBOYSPYBOY 2016/12/03 12:27 iireiさま、コメントありがとうございます。
井上成美は海軍兵学校長になった後 海軍次官として中央にカムバックして、極秘裏に終戦工作を行ったそうです。米内海軍大臣に『一刻も早く降伏しなければ、それだけ多くの若い人が死ぬ』と迫っていたのが証言で残っています。そういう頭脳明晰さや大局観と、人を使って組織を動かす力や臨機応変さとはまた別で、リーダーと言うのはなかなか難しいものだと思います。

SPYBOYSPYBOY 2016/12/03 12:34 matsukento さま、コメントありがとうございます。
昔とくらべたら雪は減ったとはいえ、鳥取の冬は寒いんでしょうね。備蓄をしなければならないというのは、雪で降り込められたりするようなことはあるんでしょうか。
トランプは何をやってくるのか、良くわからないですね。ウォ―ル街の手先、共和党主流派、オルト右翼、強硬派の軍人と色々な連中を起用しているので支離滅裂になるんじゃないでしょうか。例えばオルト右翼はアンチユダヤですが、財務長官や重用している娘婿はユダヤ人ですし。そこをうまく立ち回ることで自分の権力を確立しようというのでしょうけど、うまくいきますかね。
トランプは今まで何度も自分の事業を倒産させてますから実業家としても別に大したことないと思いますし、どうなんでしょ。

numapynumapy 2016/12/03 15:50 プアホワイトが選んだのは、結局、富裕層だったというのが
何とも皮肉ですね。選挙って、そんなもんなんでしょう。
人気投票に過ぎないですから・・・。いやはや。

SPYBOYSPYBOY 2016/12/03 16:55 numapy さま、コメントありがとうございます。
確かに選挙って人気投票、なのかもしれません(嘆息)。
プアホワイトが自分で自分の首を絞めるというのはまるでギャグのように思えます。今回のトランプの当選は小泉改革と同じですね。

empirestateempirestate 2016/12/03 20:28 個人的な実感ですが、日本がここまで右傾化(単なる右傾化というよりポピュリズム化というべきかもしれませんが)してきたのは、民間で右傾化が始まり、それが政治家にも波及してきて、さらに政策として実行され始めている、という感じがします。
結局政治家も人間ですから世の中に影響されますし、世の中が右傾化してくればそういう人々に受けがいいことを言う政治家が当選して力を持ってくる、逆に受けが悪い人は戦前の井上中将のようにまともなことを言っていても左遷されてしまう。そればかりか当時は大きな権限を持っていたはずの天皇でさえ革命が起きるかもしれないと恐れて世論に押し切られてしまう、結局世の中を動かしているのは良くも悪くも民衆なのかもしれないと思います。特に民主主義ではそうなので、それが民主主義の良さでもあり悪さでもあるのだろうと思います。
逆に言えば人々がまともになれば政治もまともになるでしょうから、そういう点では希望がもてるかもしれませんが。

SPYBOYSPYBOY 2016/12/03 20:59 empirestateさま、コメントありがとうございます。
政治学の本で、統治にはintimacy(正統性)が必要である、というのを読んだことがあります。独裁国家でさえ、長い目で見れば民衆の支持がある程度はなければなりたたないのだと思います。
今 日本で起きているのは右傾化なのか、それとも元々人々がのせられやすいのか(昔は左傾化、今は右傾化)、それとも思考力が減退しているのか、ちょっと判らないんですが、人々がある程度はまともにならなければどうにもならないというのは確かだと思います。民主主義は常に未完で、人々が関わり続けなければならないんでしょうね〜。

GAEIGAEI 2016/12/04 23:24 トウモロコシのグリルに始まり、豪華!珍しいだけでなく美味しいお料理なら皆さん、大喜びですね。宴会シーズン、こんな楽しい会食ならいいんですけどね。最後のモヒートはミントが多そうです。

2016-11-28

子どもたち、そして自分はどうするか、という物語:映画『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』と『小さな園の大きな奇跡』

| 12:56 | 子どもたち、そして自分はどうするか、という物語:映画『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』と『小さな園の大きな奇跡』を含むブックマーク 子どもたち、そして自分はどうするか、という物語:映画『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』と『小さな園の大きな奇跡』のブックマークコメント

フィディルカストロ氏が亡くなりました。大変残念です。勿論 彼については毀誉褒貶があるのは判っています。マイアミなどに亡命した、彼に財産特権没収されたキューバの元上流階級の人たちが彼を許せないのは判る。それに彼は政治犯への拷問もやったのも確かだと思います。彼に1時間以上インタビューしたオリバー・ストーン映画コマンダンテ』の中で自ら認めていました。

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フィディルアメリカ経済封鎖の中ではかばかしく経済成長させることは出来なかった。だけど経済封鎖ばかりか、CIAによる暗殺クーデター危険に脅かされる厳しい環境の中で、彼は多くの人を救いました。アメリカと一部の上流階級が富を独占する貧しい国を変えました。国際的孤立に追い込まれる中で、ソ連や中国、それに北朝鮮にまで妥協しましたが、理想最後まで捨てなかった。有機農業を進め、医療教育無料にし、革命前よりは遥かに人々の暮らし改善した。独裁者ありがちな私利私欲にも走らなかった。自分が彼の立場だったら、どれだけの事ができるか。そう考えれば、彼の偉大さは誰の眼にも明らかだと思います。彼が居るうちにキューバへ行ってみたかったんですが、果たせませんでした。自分の実行力の無さを呪います


一方 日本ではこれですよ(失笑)。どこもかしこイルミネーションだらけ。節電とか言ってたのはどうなんでしょうか。何?今はLEDだから電気使用量は前より少ないって? まあ、いいですけどね(笑)

●自由ヶ丘の駅前にて。まあ、綺麗ですけどね。こんなものに騙されてお祭り気分で散財すると思ったら大間違いだよ!(笑)

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さて、今回は埋もれてしまっては勿体ない、面白くてためになる映画ばかりです。テーマは全く同じ。子供たちのお話、そして自分はどうやって生きていくのか、というお話です。

                                      

恵比寿映画ニコラス・ウィントンと669人のこどもたち』。映画『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』

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ヒトラー政権を握り、戦雲が濃くなってきたヨーロッパ1938年12月、ロンドンの証券会社の腕利きディーラーだったニコラス・ウィントンにチェコでユダヤ人難民支援をしていた友人が電話をかけてくる。プラハを訪れた彼はナチス迫害されるユダヤ人難民たちの姿を見ると放っておけなくなり、せめて子供たちだけでも海外脱出させるため奔走を始める。

イギリスのシンドラーと呼ばれ、ノーベル平和賞候補にもたびたび名を挙げられたニコラス・ウィントンの活動と彼に救われた人々の人生をたどったドキュメンタリーです。このことを扱ったBBCの番組プロデュ―サーが映画化担当しています

●彼がニコラス・ウィントン。106歳で2015年に亡くなりました。

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今年の前半見た映画パディントン』は子供向け作品にも拘わらず、社会多様性のすばらしさを讃えた名作でした。異国からやってきた子クマがロンドンの親切な家族に迎え入れられるというお話移民難民テーマにしたかのように描写されていました。原作を読んだこともないまま、ただ可愛いクマちゃんの姿に癒されようと映画を見に行ったボクはとても驚かされたんです。実は『パディントン』はニコラス・ウィントンの尽力でナチからロンドンに逃れてきた子供たちをモデルにした作品だそうです。

パディントン [Blu-ray]

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前半はナチス政権を取り、ユダヤ人がじわりじわりと迫害されていく様子が描かれます。その影響は隣国のチェコにも飛び火します。元来は多民族国家キリスト教イスラム教ユダヤ教など色々な宗教共存していたチェコですが、ユダヤ人迫害を唱えるナチス政権を取ると世論にもそういう傾向が出てくるんです。今の世の中、これは全く他人事ではありませんデマ差別を振りまき、問題を誰か他人のせいにしてうっぷんを晴らそうとする。この映画で描かれた世の中が険悪になっていく有様には非常な切迫感を感じたし、今の時代との共通点も感じました。

                                                    

やがてナチスはチェコのズデ―デン地方を併合。と同時にユダヤ人たちは財産を奪われ難民として追われます。スキー旅行の代わりに、たまたまプラハを訪れたニコラスはその窮状を目にすると、子供たちだけでも海外疎開させる『キンダー・トランスポート』と呼ばれる活動を始めますしか大恐慌の際に大儲けして生活不安はないとは言え、ただの証券ディーラーに過ぎない彼に公的支援はありません。ユダヤ人たちに逢って、子供たちのリストを作り、イギリスの里親を探す。それを彼は自分の力だけで続けます会社圧力にもめげません。当時の英首相チェンバレンや大日本帝国のアホ共以外、誰の眼にも直ぐ戦争が始まることは判っています。とにかく時間がない。

●ニコラスはこんな写真だけで、受け入れてくれる里親必死になって探しました。

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里親が見つかった子供たちは番号札を首に掛け、プラハから専用列車に乗り込みます。親とは今生の別れです。親も子もどんな気持ちだったでしょうか。僅か3歳で汽車に乗った子供もいるんです!途中ではナチ嫌がらせにもあいます。なんて奴らだ、と思いましたね。救えなかった子もいます希望者は2000人近くいて、彼が汽車に載せることができた子供は669人。 第2次大戦の開戦当日も250人もの子供を乗せた汽車を出発させる予定でしたが、開戦で汽車は出発できませんでした。子供たちの消息は今も判らないそうです。

●当時のニコラス。

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生き残った子供たちへのインタビューは胸に詰まります。幼い子供たちは異国のロンドンに降り立って映画『パディントン』で描かれた光景です)里親が迎えに来るのを待っている。里親に逢えないまま、一日中 駅に取り残された子供もいる。それを見かねたタクシー運転手が、腹ペコの子どもをフィッシュ&チップスの店に連れて行って、そのまま家に引き取ってくれた、という話も紹介されます。イギリスの人たちは概して『貧しい人ほど子供たちにやさしかった』そうです。

●当時のニュース映像から。この子の表情には文字通り、胸が締め付けられました。

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子供たちの姿は映画『パディントン』で再現されています

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活動の足を引っ張ったのはユダヤ教のラビたちだったそうです。ユダヤ教徒を異教徒の家に里親に出すなんて許せない、とニコラスのところへ猛抗議してきますイデオロギーで頭が腐った連中のクズさ加減は今も昔も変わりません。

狂信的な宗教原理主義者のラビどもは、こういう子供は死んでもいい、というわけです(怒)

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戦争が始まるとニコラスは空軍に入って、ナチと闘います。チェコから逃げてきた子供たちにもナチと闘う者が出てきますバトル・オブ・ブリテンチェコ人撃墜王が何人も出た理由が、この映画を観て初めて判りました。      

                                                                                   

子供たちの戦中、戦後の苦労は想像を絶するものがあったでしょう。戦中はイギリスは激しい爆撃にさらされましたし、戦後も親や親せきは死に絶えて混乱期を文字通り一人で生きていかなければならない。イギリスだけでなくアメリカ、イスラエルと各国に子供たちは散らばります

一方 戦後 ニコラスは自分活動を全く公にしませんでした。子供たちの名簿や写真などを収めたスクラップブック納屋しまい込んで、仕事をしたり、ボランティアをしたり、普通生活を続けますたまたま戦後50年近く経って、奥さんが納屋スクラップブック発見、そこから、このことが知れ渡ったそうです。そして、ニコラスはBBCの番組で生き残った子供たちと対面します。

番組で『隣席の女性はかって彼に救われた子供』と明かされた時のニコラスの表情。

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●皆 ニコラスに救われた子供たちです。

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感動的なのは生き残った子供たちの何人かが、ニコラスの存在を知ってから自分生き方を変えたことです。彼に救われた恩を誰かに『恩送り』しようと言うのです。学者になって弾道ミサイルの設計者になっていた者は職を辞してしまますボランティアを始めた人もいます。ニコラスに救われた祖父から話を聞いて、自らカンボジアの救援活動を始めた孫もいます

                                   

ニコラスに救われた669人の子供たちで身元が分かったのは300人弱ですが、子孫まで含めると6000人近くになります、それだけの人数を救ったニコラスはナイト叙勲されますが、彼は終生 自分のペースでボランティア活動を続けたそうです。

                                                               

観ながら、ずっと泣いてました(笑)。『観客としてではなく、自分主人公となる物語がある』というニコラスの言葉は心に刺さります世の中が不寛容になっていく中で自分はどう生きていったらよいか他人事ではない話でした。

●ニコラスの行動を描いたBBC番組

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もうひとつ、新宿で『小さな園の大きな奇跡

映画「小さな園の大きな奇跡」|2016年11月、新宿武蔵野館リニューアル・オープニング・ロードショー!

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舞台は香港。学歴社会の波が幼稚園にまで及んで一部の有名幼稚園では子供たちにエリート教育が行われる一方、通常の幼稚園では環境整備も教育なおざりにされていた。名門幼稚園園長だったルイ(ミリアム・ヨン)はそんな現状に疑問を持ち、園を退職博物館の学芸員の夫(ルイス・クー)と共に世界一周の旅に出るのを楽しみにしていた。そんなある日 資金不足が原因で先生が居なくなって園児5人だけが残された寒村の幼稚園が月4500香港ドル(約6万円)という僅かな金額教師募集している、というニュースを見た彼女は、旅行に出る前の4か月だけのつもりで応募するが

                                         

香港では年間興収1位を取ったという大ヒット作。実話だそうです。

ボクは香港には行ったことないですが、赴任していた人の話しを聞くと物価生活水準も日本と変わらないと言います。実際 日本の1人当たりGDPは香港に抜かれています日本の1人当たりGDP、香港・イスラエルに抜かれる 14年  :日本経済新聞、かっての買い物天国はどこへやら、今や立派な先進国なのでしょう。民主化要求してデモが起きるわけです。

主人公園児たち

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この映画を観ていると、香港の格差はすさまじいことが判ります主人公のルイ先生は綺麗なマンションに住んで自分用の自家用車運転して、スポーツクラブに通っています。我々の生活と全く変わりません。

主人公夫婦。主人公教師、夫は博物館の学芸員。絵にかいたような中産階級DINKSです。

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しかし、市街を離れた村では、まともな仕事もなく、昼間から大人たちが博打をやっているような有様です。建設業者によって、土地の強制立ち退きが行われ、生活すら脅かされています。そんな村の幼稚園ですから、建物や設備ボロボロ教師すら雇うのは大変なんです。お金がある家の子供は市内の幼稚園へ通うから、残ったのは貧困家庭の子供たち、たった5人。村では生徒が5人を割ったら廃園にすることを決議しています


その園児たちの生活には文字通り、度肝を抜かれました。老人が押す手押し車幼稚園にやってくる子が居ますバス代が払えなくて幼稚園に通わすことができないと言い出す母親もいます心配したルイ先生が家庭を訪問すると、家の壁がトタン板です。きちんとしたガスも水道もない。こういうと差し障りがあるかもしれませんが、難民キャンプのような家です。父親義足だったり、両親を亡くした子供もいます繁栄の陰に取り残され、社会から見捨てられた子供たちがいるんです。

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村人たちも幼稚園とその子供たちを冷ややかに見ています貧困家庭の子供たちは自分たちとは関係ない、という発想です。これ、日本でもこういうバカ大勢ますよね。挙句の果てには村人たちは幼稚園が何か月で潰れるか、賭けまでしている始末。ルイ先生子供たちに初めて会ったとき子どもたちは全員マスクをしています貧困家庭の子供たち、と周囲から顔を覚えられるのを恐れているんです。ちょっと、驚きでした。

                            

夫との世界1周旅行までの腰掛のつもりで幼稚園に勤めたルイ先生でしたが、子どもたちの姿を捨て置けずに孤軍奮闘を始めます。でも子供たちを取り囲む環境は余りにも厳しくて、先生一人でどうにかなるような話ではありません。村人どころか親たちまで子供を見放しているんですから。見ている観客だって、どうしていいか判らない(笑)。ルイ先生も何もできません。彼女はただ 子供たちに優しい声をかけ、抱きしめ続ける。すると次第に子供たちが変わっていきます。それを見ていた親たちも変わっていく。村人たちも変わっていく。

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ルイ先生役のミリアム・ヨンという人は凄い美人ではありませんが、とても素敵です。個人的な好みもあるんですが(笑)、抑え気味だけどリーダーシップを感じさせる、ちょっとしたカリスマ性まで感じさせる良い演技だったと思います。それでも綺麗すぎるだろ、と思っていたのですが、エンドロールで映る実際のルイ先生と似ていて、驚きました。映画に出てくる子供たちもかなり実際の子供たちと似ていた。安っぽいドラマっぽく見えそうで、全くそうではない。映画はかなり気を使って作られている。

先生、好きっ(笑)。

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見ていて、よその国の映画とは思えなかったです。日本で起きていることとあまりにも近しく感じますお金を持つ者は最初から良い環境で育ち、お金がない者はスタートラインに立つこともできない。自己責任という名のもとに周囲から蔑みを受け、人々は子どもたちを救おうともしない。救おうとする者をバッシングする奴までいる。そして我々一人一人がそういう世界に加担し、そういう世界を作り上げている。

●勿論 夫婦葛藤はありますが、旦那がまともな人間なのもこの映画の清涼剤です。

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この映画はそういう風潮と明確に闘っています。抵抗しています。釜ヶ崎で38年間続く子どもたちの集い場「こどもの里」を描いたドキュメンタリーさとにきたらええやん』とも同じ地平に立っている、といったらよいでしょうか。

大変良い映画であるばかりでなく、ボクは大好きな作品です。見に行く方はハンカチタオルを忘れずに(笑)

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iireiiirei 2016/11/28 16:55 キューバ社会は、教育・医療が無料で、その気になれば医科大学も無料で卒業できるそうですが、その反面、医師としての資格を取っても、生活費のために売春する女性もいるそうで・・・アメリカとの和解後、どうなるかですが、トランプはどんな姿勢を取るでしょうかね。

『ニコラス・ウィントンと669人のこどもたち』、救われてフィッシュ&チップスをおごられた子供たち、美味しいと思ったでしょうか、不味いと思ったでしょうか。

empirestateempirestate 2016/11/28 17:50 アメリカは次期大統領がアレなだけに、せっかくキューバと国交を回復したのがつぶれてしまうのではないかという懸念は持っています。作り上げるのは大変でも壊すのは簡単ですからね。
そして、社会がしだいに不寛容になっていくありさまは確かに全く他人事とは思えません。90年代の日本だったら、日本が戦前回帰するなんて非現実的だと思えましたが、今やそうも言ってられないですから。

shohojishohoji 2016/11/28 18:34 今回の映画の紹介、2本とも涙が止まらない状態で読みました。
ニコラス氏やルイ先生のような人がいるから、今まで何とか世界がもってきたんだと思います。

さて、カストロですが、不死身ではやはりなかったですね。
時代を作った人物のひとりですから、ああ、ついに・・・と悲しかった。
でも、私利私欲に走らなかったというわけではないみたいですよ。
キューバから少し離れたところに島を所有し、邸宅、自家用飛行機(ヘリだったかも)etcを持っていたそうです。
自分の金庫から、数千万ドルもキューバ国家に提供したこともあったそうです。
彼は別に「共産主義」を理想として戦ったわけではなく、非常にプラグマティックな人物で、あの時代のあの環境の中で、その立場を選んだ人なんだと聞きました。
革命の中心人物であった同士たちのうち、革命後不思議な亡くなり方をした人たちが何人かいて、カストロに殺されたのだ、という見方もあるようです。
いずれにしろ、こういう大きな人たちが、ひとりまたひとりと、いなくなっていきますね。
寂しいことです。

shohojishohoji 2016/11/28 18:41 追伸・
もうすぐ12月6日、オランダ・ベルギーのネーデルランド文化では、この聖ニコラスの日は、子供たちにプレゼントが届く、とても大切な日です。
聖ニコラスは子供たちの守護聖人。
ニコラス氏との名前が一致してますね。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/28 21:11 iireiさま、コメントありがとうございます。
キューバは経済面では問題大アリで、やはり人間は適度な競争は必要なんでしょう。ただアメリカにもともと依存していた小国ですから、その事も割り引かないといけないとも思います。
インタビューに答えていたこどもはフィッシュ&チップスをとても美味しく感じたそうです。まともに食べてないまま逃げてきたんですからでしょう。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/28 22:18 empirestate さま、コメントありがとうございます。
仰るように今の日本って凄く不寛容な風潮が広がっていると思うんです。土人発言を擁護するクソ大臣が良い例で政治家自らがデマや偏見を飛ばしたり、弱者を貶めたりしている。いつの間にか、幼稚な社会になってしまった気がします。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/28 22:21 shohojiさま、コメントありがとうございます。
ボクはカストロの島の話は知りませんでした。あと革命で活躍した、ゲバラに次ぐ指揮官カミロ・シエンフェゴスの事故死はカストロ絡みという説がありますね。どちらも真偽はボクにはわかりませんが、権力を維持するという事はそう言う事なんだと思います。
仰るようにカストロはプラグマティストで、それこそが彼がゲバラなどと違う、優れた点でもあると思います。マンデラ氏だって、プラグマティストで、だからこそ現実に力を及ぼす事が出来たんだと思います。オバマ氏も広島訪問をしつつも無人機攻撃を続けていたわけですし、これは中々難しい。
一方 ニコラス氏やルイ先生のような人が少しずつ世の中をマシなものにしていく。色々なやり方がありますね(笑)

matsukentomatsukento 2016/11/29 05:56 SPYBOY様、おはようございます。
映画、コマンダンテ、これは以前から興味がありましたが、面白そうですね(o^_^o)v!!!
フィデルについては、評価が2つに分かれるでしょうが、それは歴史という裁判所が、判断を下すでしょう。
それにしてもフィデルは、アメリカCIAからの暗殺計画に、600回以上も遭っているのですが、それらすべてを跳ね除けているのですから、マジ大したもんです。
フィデルが率いるキューバの偉かったとこは、教育や医療を無料にしただけでなく、医師をアフリカに派遣する、アメリカから若い医師の卵を招聘して、医学を学ばせるなど、善行の面が強いと思います。
フィデルは「文系エリート」の弁護士でしたが、名優ゲバラは「理系エリート」である医師だったので、その組み合わせが、キューバ革命成功の原動力だったのかも知れませんよ〜。
キューバが良かったとこは、フィデル自信が「個人崇拝の禁止」をしたことでしょう。
北朝鮮や旧ルーマニアは、言うまでもないですが、キューバは銅像を建てる、道に為政者の名前を付けることはしなかった、政治を私利私欲のために使わなかった、私生活も質素というとこが、他の左右含めての独裁国家元首とは違うとこでした♪
キューバは共産国ですが、前述の通り個人崇拝禁止ですので、赤ではなく「オレンジ革命の国」と言われています。
フィデル議長は広島平和資料館にも訪問して、原爆の非人道さを糾弾してましたが、その時の広島の関係者に対する情熱と優しさ、新聞で読んだ時は感激したでちゅ。
フィデルから10年以上も遅れて、アメリカのオバマ大統領も、今年広島訪問を行い、まさにフィデルが時代の最先端を走っていてようですが、次期大統領のトランプは、北朝鮮の金正恩には、「こちらから北朝鮮には行かないが、そちらが来るのなら拒みはしない。一緒にハンバーガーでも食べながら会談しよう」と意外と融和的!、トランプも当初は「キューバにホテルを建てて、金儲けをする」と言っていて、いい意味でビジネスライクなとこがあったのに、今では共和党主流派に媚びる形で、フィデルやキューバを叩いているのですから、せっかくオバマ大統領が回復させた、アメリカとキューバの関係を、崩壊させるわけにはイケンっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!

GAEIGAEI 2016/11/29 06:50 ニコラス・ウィントンには注目していたのですが、パディントンと繋がるとは知りませんでした。キューバンサンドイッチ、赤坂見附で食べて以来ファンになりました。都内で結構流行っていると耳にしてからだいぶ経ちますが、どうでしょう。せっかく築いた米国との関係性。これからどう変化するか、見守っていきたいですね。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/29 07:59 matsukentoさま、コメントありがとうございます。
カストロは独裁者ですけど、個人崇拝も否定しているし普通の独裁者とはちょっと違うかな、と思います。カストロはもともとは社会主義者じゃなかったそうですし、革命後アメリカに圧迫される環境があまりにも悪すぎたと思ってるんですが、ひいきしすぎでしょうか。

yonnbabayonnbaba 2016/11/29 08:03 映画を見るとき以前に、SPYBOYさんのレビューを読むのにハンカチ・タオルが必要です。
『パディントン』にそんな背景があったなんて!
ニコラスさん、真の聖人ですね。ニコラスさんのようにはとてもなれないけれど、子供や動物を苦しめる神経は分かりません。いわれなき理由で人を差別することも。無知のため知らないうちに差別したり弱者を苦しめていることはあるかも知れないとは思いますが、普通の人間には人の痛みを思いやる神経があると思うのに、現代はだんだんそうでない人間が幅をきかせてきています。
イギリスだけでなく、たぶんどこでも、貧しい人ほど優しいのでしょう。ということは、やはり現代は全般的に豊かになり過ぎて、優しさを失ったのでしょうか。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/29 08:04 GAEIさま、コメントありがとうございます。
ヘイトをまき散らしてきたトランプごときに、カストロが残虐とか呼ばれる筋合いはないと思います。アメリカ企業はキューバに進出したいでしょうから、企業の味方のトランプが本当にキューバとの合意を打ち切るのか疑問ではあります。自分もホテルを出したがっているそうですし(笑)。
キューバン・サンドイッチ、一時期話題になってましたね。ボクは流行りものにはその時は手を出さず、ブームが終わってから体験する、というのを原則にしてます(笑)。キューバン・サンドイッチはまだ食べたことないんですが、おかげさまで思い出しました。いよいよ食べる時が来たようです(笑)。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/29 08:17 yonnbabaさま、コメントありがとうございます。
ボクは動物もの、特に犬とかクマには弱いんで、子供向きと判っていてもなんだかんだ言って見に行くことが多いんです。ところがパディントンは雰囲気が違いました。どういうことなんだと思っていたんですが、ニコラス氏の話を知って納得です。70年前 不安そうに駅にたたずんでいた子供たちとクマちゃんの姿が完全に重なってます。クマちゃんのかたちを借りて、あの子どもたちをよみがえらせた作者の想像力は素晴らしいと思います。

ニコラス氏は成功した証券ディーラーで、その実務能力が子供たちを救う際に非常に役立ったそうです。仰るように自分が痛い目にあった人ほど人の痛みが判るものだとは思うんですが、昨今はデマゴーグがそういう人たちを煽って憎しみや差別を広めてしまっています。ニコラス氏がそうだったように、デマを見抜くだけの知性も必要なんだと思います。かといって、じゃあ、どうするのかと言われると(笑)困ります。ニコラス氏やルイ先生のように身の回りで出来ることを地道にやってくしかないんでしょうね。

ceneciocenecio 2016/11/29 12:53 こんにちは。
個人の力は偉大なり。どんな時代、状況下でも。
これまで日本では、「イギリスの民間団体によるKindertransport」という紹介のされ方でしたが、SPYBOYさまの評を読むと、この活動はニコラス・ウィンストン氏の才覚に負うところが大きいようですね。
個人の信念で、力の範囲でユダヤ人の保護に動いた例は多々あります。隠れ家を用意すれば服や食料がいる、脱出させるなら偽造身分証やお金がいる。皆がそれぞれの分野で、自分の能力を生かせるところで協力したのですね。
一国全体でユダヤ人救出に邁進したデンマークなどは戦後、賞賛を浴びました。政府や教会、国民は団結し、女王も自分の胸に誇るかのようにダビデの星をつけ、国をまとめました。胸うつエピソードは数多く残っていますが、ウィンストン氏との共通点は、自分たちが何か偉大な特別なことをした、という意識がまるでないことです。当たり前のことをしたまでなんです。
杉浦千畝も、助けられた6000人のユダヤ人が、その子孫が彼を探し出してくれるまで埋もれた人でした。なぜもっと早く見つからなかったかというと、杉原氏は自分の名「ちうね」の発音が外国人にとって難しいと思い、音読みで「せんぽ」と名乗っていたからだそうです。杉原氏は自分の身分を危うくしても、妻と職員の助けを借りながらビザを発行し続け、それは人間として当たり前のことだったのです。
ところで3〜4年まえの痛快なニュースとしてこんなものも。戦時、民族主義政党の党首ドゥグレル(Léon Degrelle)は、ベルギー・ワロンSSであり、ヒトラー崇拝者でしたが、この妹が自宅にユダヤ人姉妹を二人匿っていました。女中と料理係として堂々と。党員が家に食事に集まったときも姉妹は給仕をするわけです。戦後(二人ともかどうかわかりませんが)イスラエルに渡り、ようやくあの日々について口を開いたということでした。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/29 17:18 cenecioさま、コメントありがとうございます。
映画ではkinder transport 全体の事は詳しく出てきませんでした。当時は各国から子供の疎開活動を推進する運動があって、チェコに関してはニコラス氏が独力で頑張った(映画の内容)とボクは理解しています。デンマークの件は知りませんでした。さっさと対独協力に走ったと思ってたんですが、違うんですね。面白そうなので調べてみたいと思います。ありがとうございます。

差別に反対するとか子供を守るというのは当たり前なんですけど、ボクは当たり前を当たり前にやることは当時においても今現在も本当に難しいと思います。イギリスでもアメリカでもアホな投票をする奴は大勢いるし、日本だってそうです。ボク自身 仕事や日常生活を見回しても、当たり前のことを当たり前にする人のほうが間違いなく少ないです。家事をやらない男だって多いわけですし(笑)、自民党の改憲草案を当たり前と考えているようなバカも大勢いるわけですし(笑)。
感情的にはそういうバカは●んじまえ、とは思いますが(笑)、やっぱり、なぜそうなっているかは頭を使って考えなくてはいけない。今の世の中、考え方や利害が細分化して、当たり前が当たり前ではなくなってきているんじゃないでしょうか。
かといって、そこで諦めたり、関係ないと頬かむりしているわけにも行きません。自分の周りで出来ることをやっていくのと最大公約数を見つける努力を続けていかなくてはいけないのだと思います。そういう意味でもオバマ氏みたいに人々の間で共有できるヴィジョンを掲げられる指導者がいなくなってしまうのは残念です。それでも自分の窮状がメキシコ人や女性の社会進出のせいだと思っているアホな白人にはそういうビジョンは共有できなかったわけですが(笑)。

whitewitchwhitewitch 2016/11/30 01:22  皆様お書きになっていますが、私もSPYBOYさんの解説を読むだけで泣けちゃいました。自分のできることで人のためになることをしたい、と思いつつも、実際には自分や家族のことが最優先になってしまって、なかなかボランティアもできない私には、観るのが怖いような、立派な方たちのおはなしですね。
 キューバサンド、以前作り方を聞かれたことがあったのですが、私もまだ食べたことがなくて(^^;

SPYBOYSPYBOY 2016/11/30 08:08 whitewitchさま、コメントありがとうございます。
ボクも募金や署名、デモはOKですが、ボランティアというのは中々できないです。見ず知らずの人と話したりするのはどうしても苦手だし、宴会だけでなく、とにかく集団活動自体が苦痛なので、ムリだと思っています。集団活動はしないというのはボクにとっても憲法9条かも(笑)。
ただパディントンの作者が子供たちの姿をクマの寓話に託したのが一例で、やり方はあるんだと思っています。
キューバンサンド、どんなものなのか食べてみたいです。それを紹介した映画『シェフ』では美味しそうでしたが、あれはどちらかとマイアミの料理みたいですね。あとサンドイッチは所詮サンドイッチだから(笑)、それほど手間をかける気にもならない。
皆さんのお話を伺って、一度 キューバ料理を食べてみたいと思って探してるんですが、あんまりないですね。

hatehei666hatehei666 2016/12/02 07:41 イルミネーションは首都圏だけでなく、復興の掛け声と共に福島でもよく見かけます。あれから5年9ヶ月になろうとしていますが、あの時の節電騒ぎなんてもう覚えている人はほとんどいないでしょう。忘れっぽいのは日本人だけでなく、イスラエルも同じ。神の命令をすぐ忘れて罪を犯す。だから神は罰し、また赦される。聖書はその事の繰り返しですが、今のイスラエルは、聖書の本質を一番忘れています。だからいつか分からないけれど、必ず罰を受けます。日本人にはその畏れが無い分たちが悪いです。

SPYBOYSPYBOY 2016/12/02 12:04 hatehei666さま、コメントありがとうございます。
ボクはユダヤ人は執念深い、と思ってましたが、そうでもない面もあるんですね(笑)。確かに今のイスラエルがやってることはナチそのものですが、自分たちがやられたことを忘れてしまったのでしょうか。それとも他人にやり返せばいいと思っているのでしょうか。
イスラエルがパレスチナの人の土地を奪って追い出して難民にしているのは、ナチがユダヤ人を追い出して難民化させたこと、そのままです。

2016-11-25

『存在の耐えきれない不安』と『1125再稼働反対!首相官邸前抗議』

| 22:35 | 『存在の耐えきれない不安』と『1125再稼働反対!首相官邸前抗議』を含むブックマーク 『存在の耐えきれない不安』と『1125再稼働反対!首相官邸前抗議』のブックマークコメント

今週は大地震もあったし、11月なのに雪は降った。さすがに驚きました。歳を取るにつれ天変地異や寒さは身体に応えるな〜としみじみ思います今日下半身が冷えまくりです。早くもインフルエンザが流行ってきたそうですし、皆様ご自愛ください

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この前 また、サントリーホールへ行ったんです。あそこへ行くたびに、ボクは『音が悪い』と文句を垂れてます。ボクが行くのはピアノリサイタルばかり、というのもあるんですが、実際 1Fの前の方だと天井が高すぎてピアノの音の反響がいまいちなんです。このホールはよく、クラシック殿堂とか言われますけど、こんなセコイ音で偉そうにするな、と思っていたんです。要するにボクは、偉そうにしてるものジャンルを問わず嫌い!なんです(笑)。

今回 たまたまサントリーの佐治氏がいつも座るという席を教えてもらいました。彼自身 音楽が大好きで良く来るそうです。席は別に豪華でもなければ広くもない普通のシートで勿論 他の席と隣り合っています。言われなければ絶対に判りません。ところが、その近辺で音を聞いたら、異様に音がいいんです。上からも下からも音が響いてくる。勿論 ステージも良く見える。当たり前かもしれないけど、そういうことだったんだ(笑)このホール自体がその席のためにあると言ってもいい。でも自分でカネを出して作ったんだから文句は言えません。ごもっとも!(笑)。ほんとの金持ちというのはこういうもんなんだな〜と思いましたよ。スケールが違い過ぎて笑っちゃうしかない(笑)。ちなみに、ホール天皇が来るときは、佐治氏はその席を譲るそうです(笑)

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さてプーチン先生の気まぐれ?で年明けの総選挙は雲行きが怪しくなってきました。先週 日本側への窓口だった大臣が拘束・解任されてしまいましたし、(地球24時)拘束のロシア閣僚解任:朝日新聞デジタル、流れてくるニュースを見ても日ロ会談もまともな成果が出るのか怪しくなってきた。安倍晋三の目論見通り、北方領土が1島でも2島でも帰ってきて、衆院選挙をやられたら改憲間違いなしなので、これは良いニュースです。

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今朝の新聞話題です。朝日朝刊には社会学者宮台真司首都大学東京教授政治学者白井聡京都精華大学専任講師が、毎日朝刊には文芸評論家加藤典洋早稲田大名誉教授が『トランプ就任と日本の今後』について述べていました。論客ばかりです。3人とも表面上は違うことを言っていますが、実は中身はほぼ同じだったのが面白かったです。

●車が突っ込んで、トランプタワーをぶち壊す! 映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事』より(笑)。度々取り上げているウォール街告発するコメディですが、今にして思えば、この映画は良くわかってる!としか言いようがありません。

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アザー・ガイズ [Blu-ray]

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宮台は『トランプ就任を望んでいた』としつつ、その理由を『とにかくアメリカについていけば良いとする日本の対米追従可視化させるから』としています短期的には世界的に混乱が起きるだろうけど、『グローバル化への反発は歴史的必然から、反発による混乱が起きるのは早いほど、混乱は小さくて済む』としているのは卓見かもしれません。しかし、その混乱が短期的なものであるかどうかは保障はないし、宮台も言っている通り『対米追従以外に政治的資源がない日本』では尚更、その懸念は大きくなると思います

                    

白井聡トランプ政権で『対米従属が一層強まる』としています。それは政府官僚対米従属以外の意志がないからです。白井曰く『米国が孤立主義に振れれば、日本は対米従属から対米自立へと向かわざるを得なくなる。私も早く自立してほしいと思います。ではすぐにそっちへ向かうかと言えば、官邸外務省にはそのビジョン意志もない』。白井が沖縄の基地問題を『私が権力中枢にいたら、「日米安保を断固維持するために、なんとかして地元の怒りを静める」と考えます』と言っているのも、日本のTPP反対派がトランプに期待しているのを楽観的に過ぎる、と切り捨てているのも、全く同感です。

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(耕論)保護者なき日本 宮台真司さん、白井聡さん:朝日新聞デジタル  

                                                                

加藤典洋は『トランプ政権に就いたら現実的対応を取るという見通しは、極端な意見有権者に選ばれた以上 大幅な軌道修正不可能だろう』と言っています。そうなると『アメリカ同盟国を守る時代の終わりが始まった』ことになります加藤は今夏の映画シン・ゴジラは日本は米国の属国というタブーに踏み込んだ』と高く評価しつつ、『トランプは日本にとってのシン・ゴジラである』としています従来から安全保障と核問題タブーが外れるからです。それによって日本の核武装核廃絶を視野にいれた対米自立という二つの可能性が開けるが、もちろん、後者しかない、としています加藤は『私の大統領ではない』という反トランプデモが繰り広げられるアメリカと今の日本を重ね合わせて、『今の日本は、まるで自分の国ではないと感じる』そうです。

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no title

                            

内容は各人各様ですが主旨は共通で、アメリカ属国として生きてきた日本もこれからは自立を考えなくてはならない、と言っています安全保障も、外交も、原発も、TPPも、今迄は自分判断せずにアメリカの言うことに従っていれば良かったのが限界に来ている、ということなんでしょう。だけどもう一つ、宮台も白井加藤共通しているのは、じゃあ、どうする、というのは特にないことないんです(笑)。そこいら辺が日本の所謂 知識人ダメなところ、でしょうか。現実から遊離しているんです。

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残念ながら、今時点の日本で対米従属以外のオプションがあるのか、ボクはあまり自信がありません。

例えば、今 国会で審議が続いているTPPを例にとって考えてみます自民党はTPP反対と言って前回の選挙を戦いました。でも、今は強行採決も辞さずに審議を進めていますよね。政府国民に対して内容を真摯説明したり、まともに議論をしようとしているとは思えない。TPPにしろ今日年金強行採決しろ、酷いですよ。

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一方 野党やTPPに反対する市民の側。TPPで国民皆保険が無くなるとか、農業の聖域守れとか適当デマ言いがかりを並べ立てて反対するだけで、まともに議論を出来る感じじゃありません。連中は変な宗教に入っているか(笑)国民負担押し付け自分たち利権を守るための農協の手先にすら見えてくる。

元来 日本の利益を真面目に考えるのなら、トランプ就任する今こそTPPを批准して、アメリカ抜きのTPP発効を目指すかRCEPなどの交渉材料にする、という意見が出てきてもいいはずです。今 批准して将来の交渉材料に使えることはあっても、マイナスになることは殆どないでしょう。もちろんプラスにならないかもしれないけれど、マイナスにはならない。

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結局 現状は政府も酷いけど、反対する側もバカばかりでどうにもならない。TPPだけじゃなく、日本の政治全般に言える問題じゃないでしょうか。

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ま、敢えて日本の将来に関する判りやすい答を挙げるなら、日本はアメリカの51番目の州入りを目指すことだ、と思います(笑)。今のような属国よりアメリカの一部の方が遥かにマシ、でしょう。これで基地問題安全保障解決する。今 ド田舎の田吾作の言うなりになって頭のおかし共和党大統領ばかり選ばれるのに頭にきたカリフォルニアの人たちが独立するという『カレグジット』という動きも出ています「カレグジット」 トランプ氏勝利受けカリフォルニア州で独立運動 写真7枚 国際ニュース:AFPBB News。何だったら カリフォルニアと日本、それにハワイで太平洋合衆国を目指してもいいじゃないですか!(笑)。カリフォルニアの人だって、未だに南軍旗を振り回している保守的な南部の州より、日本の方がまだ、価値観を共有できるでしょ(笑)

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感情的理由それがダメ(笑)というのなら、やはり、一人一人が利口になっていくしかないと思います政治家経営者官僚も、ボクらと大して脳味噌に差があるわけじゃないし、人格高潔なわけでもない。だったら2、3世代くらいかけて一人一人が賢くなっていくしかない。具体的には全てのことを疑い、左右を問わずポピュリストデマヘイト排除する、そして皆で話し合っていくことでしょう。人々の良識ポピュリズムの拡がりとどちらが強いでしょうか。いずれにしても『世の中には簡単な答なんかない』と諦めること(笑)、いわば耐え忍ぶ(笑)ことが大事だと思います

                  

ボクも含めて、答えがない、というのは人間不安ものです。それに耐えきれないバカな連中がトランプやEU離脱に投票したり、ネトウヨやバカサヨになったりする思考停止の方が楽だもん(笑)たぶん今 先進国に住んでいる人は現在も将来に明るい展望があるわけではないと思うんです。あるのはただ、不安。国も企業リーダーも信じられないし、もしかしたら自分自身も信じられない。自分の中にある存在の耐えきれない不安』こそが現代の大きな問題なんだと思います

●今週 レッドフォードデニーロスプリングスティーントム・ハンクスらがアメリカ文民の最高位 大統領自由勲章を受章。あと4年間はまともな人は選ばれないから、今のうちにということですね(笑)

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と、いうことで今週も官邸前へ。今日の午後6時の気温は10度を割っています。今朝 必死の思い?で慌てて真冬の衣類を出しましたけど手袋は忘れてしまった。プラカードを持つ手が冷たい。それにもめげず、今日参加者主催者発表で750人。

●抗議風景。空の色が文字通り漆黒です。寒い

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今週 ベトナムがとうとう原発建設を断念したそうです。多額な建設費用住民の反対が原因だそうです。三菱重工、ざまあみろ(笑)!

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ベトナムや台湾で脱原発が出来て、日本でどうして出来ないんでしょうね。日本が野蛮だから(笑)? 10年くらい前にベトナムへ行ったとき、現地の人から聞いたんです。ベトナム共産党60年代の日本の自民党モデルにしてるって。現実には60年代の日本は原発を推し進めていったわけですけど、国民意見を聞くという点では今の自民党民進党より遥かに優れていたんじゃないでしょうか。

今の日本ではそういうやり方は『足して2で割る』と揶揄されて、何故か評判悪い。でも 現実自分判断に迷うような難しい時は『足して2で割る』は大変優れた判断なんですよ。どっちに転んでも対処できるからです。ゲームみたいな短期決戦ならともかく、人生は長期戦なんだから、負けを少なくするほうが賢いに決まっています。そういう意味でも日本人はもうちょっと賢くならなくちゃいけないと思いますけどね、自分も含めて(笑)。

ではでは

●その通りです。なんで地震がある度に日本中がビクビクしなくちゃいけないんだよ!

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yonnbabayonnbaba 2016/11/26 08:42 大変な寒さの中、集会にご参加お疲れ様でした。
「この国が自分の国とは思えない」まさにそんな気持ちです。穏やかさや平均レベルの人間の質の良さが日本の強みだったと思う(一億総白痴化と嘆かれた時代もありましたが)のに、現状の思考停止人間の多さやヘイトの粗っぽさ、政権の暴挙・・・。
だんだん、大きく強い流れにあらがい続ける気力が萎えていくようで、なにか少しでも希望を持てるようにしたいです。今まで自分を通す生き方をしてきたのに、ここまできて挫折する自分でありたくはないのですが・・・。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/26 10:43 yonnbabaさま、コメントありがとうございます。
木曜から東京は超寒くなりました。死にそ〜(笑)。
ボクの今回のエントリーはちょっとネガティブで申し訳なかったです。今の世の中の風潮は少し酷いですよね。トランプの言ってることは7割が嘘だということが報道機関の検証で出ていましたが、人々は平気でそれを受け入れる。自分の聞きたいことしか聞かなくなっている。その傾向は日本も左右を問わず一緒だと思います。他人は変えられないし、自分がそんな立派でもないので、それ自体はどうでもいいやと思うんですが、アホの巻き添えはまっぴらですので、困ったもんです(笑)。

iireiiirei 2016/11/26 13:36 日本がアメリカに盲従するようになったのは、吉田茂首相のときからのようです。それから70年、宮台氏も白井氏も加藤氏も、その状況を問題視していても、確たる処方箋が書けない。日本という国の病理ですね。勿論私も書けません。これまでも、アメリカ通商部からの「年次要望書」という押し付け文書に従い、本四架橋を不必要な3本も架けるほどの盲従ぶりですから。

アメリカの分裂という事態、起きたら面白いですね。ネット上では3、4ほど前にも話題にした人がいます。

empirestateempirestate 2016/11/26 19:52 本当に対米自立となったらなおさら国民一人一人が賢くならなければいけないと思うのですが、残念ながらそういう時に限ってその逆をいっているように思えてしまいます。
私はそんなに長く生きてるわけではありませんが、2000年とかそれ以前の日本だったら、自立も良いと思えたかもしれません。でも、今の日本が自立したら、北朝鮮かサウジアラビアのような国になってしまいそうで、むしろ自立しないほうがいいと思ってしまいます。要するに、日本人に政治を任せてはいけない、日本人は信用できない、と思ってしまいます。残念ですが。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/26 21:01 iirei さま、コメントありがとうございます。
吉田茂はアメリカの事を『番犬様』と呼んでいたことからも判るように、戦略的に利用している面もあったと思います。岸信介もCIAのエージェントをやりつつ、アメリカを利用していた節もあるようです、改憲のために(笑)。戦後直後から従属はしてきたのは間違いないにしても、程度の問題で、近年はそれがますますひどくなってきたとボクは解釈しています。年次改革要望書は様々な規制緩和の他にも裁判員制度やパブリックコメントなどもあります。パブコメなどのように国民の利益になるようなものがあるのが、日本政府より米政府が言ってることのほうが日本国民にとっては利益があるというのが、我が国の現状を象徴していると思います(笑)。今も日米地位協定を変えたかったら代用監獄制度の廃止や取り調べの可視化を実現しろとアメリカは言っているようです。確かにごもっとも(笑)。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/26 21:05 empirestateさま、コメントありがとうございます。
全く同感です。ボクも日本人、信用できないです。安倍晋三が懸命に北朝鮮や中国共産党の政治を目指していて、それで支持率が5割あるというのが良い例で、政治家だけでなく日本人自身が統治能力があるのかボクは結構疑問なんです。野党の酷さも同様です。残念ですけど、時間をかけて国民が賢くなっていくしかないように思えます。もちろん政治もTRY&ERRORをしなければ賢くなれないかもしれませんが、原発や安保でこれ以上ERRORしたら日本人自体が滅びかねないです(笑)。

matsukentomatsukento 2016/11/27 11:20 SPYBOY様、こんにちは。
サントリーは大企業にしては珍しく、文化を大切にする会社ですよね(o^_^o)v!!!
でもサントリーホールの音が悪いのは残念です。
やはり音楽会場といったとこは、音質が命です。
音楽とは違いますが、私は昨日八尾市立文化会館「プリズムホール」というとこで開かれた、フジテレビ系で平日朝8時から放映している「とくダネ」のMCをされている、小倉智昭さんの講演を聞きに行ってきました。
平日朝にテレビで見ている有名人を見学に行くとは、私も意外とミーハーなとこがあるようです。
それにしても今年は熊本県、我が鳥取県、そして先日の東北と、本当に地震が多い年でした。
北方領土ですが、来月山口県長門市で、安倍とプーチンが会談しますが、ロシアは上手いこと日本から金を取って、当初期待された色丹や歯舞返還は、絶対にしないと思いまちゅ。
それにしてもプーチンが撫でているイヌ、肉付きもいいし、筋も良さそうで、なおかつ脂身も程よく乗ってそうなので、とにかく美味そうで、目の前にこのイヌがいたら、即拉致して食肉解体して、「イヌ肉すき焼き」にして食べたいですよ〜。
トランプですが、25日に亡くなった、キューバのフィデル・カストロ前議長について、悪態をついていたようですが、さすがに今さらアメリカとキューバの国交再断絶はできないです♪
ベトナムの原発断念、そして台湾の脱原発、本当にいい話で、ホント日本って先進国なのに(ドイツは本当に偉い国です!)、自然エネルギー分野は大きいビジネスチャンスなのに、それを活かそうとはせずに、原発にまだしがみつくとは、この点では後進国だっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!

SPYBOYSPYBOY 2016/11/28 08:02 matsukentoさま、コメントありがとうございます。
小倉氏は講演とかをやっているんですね。ボクは彼の事は良く知らないんですけど、フジとしては彼を中道左派と位置付けていて、バランスを取るために彼を出していると言う面もある、と聞いたことがあります。
カストロ氏とトランプ、どちらが多くの人を救ったかを考えれば答えは明確ですよね。

hatehei666hatehei666 2016/12/02 08:00 サントリーホールは信徒仲間と一緒に行き、一番チケットの安い席で聴いていました。中央上の指揮者と対峙する場所ですね。だから左右のバランスとかではなく、指揮者の表情、或いはピアニストの敵ニックが直接分かります。私はそれで大満足(笑)
反原発の抗議行動大いに力付けられます。ベトナムや台湾では、反対者の抗議に聞く耳を持っているという事ですね。これが非常に大切です。イエス逮捕の時、弟子の一人がその者の耳を切り落としましたが、イエスは諌め、その耳を回復させました。そういう聴く耳と度量がないのが、安倍政権ですね。奢っているうち、世界で一番の後進国になるでしょう(笑)

SPYBOYSPYBOY 2016/12/02 12:03 hatehei666さま、コメントありがとうございます。
仰るように日本はこのままだと後進国になっていくでしょうね。政治家も国民も議論しないんだもん。議論しなければ、新しい知恵は中々生まれません。今の与野党のざまを見て、若い人があれでいいのかと思うとまさに社会の自殺でしょう。ネットもそうですが、最近は人間がどんどん短絡的に、幼稚になっているように思えます。

2016-11-21

ただ、生きることで理不尽な世界と戦う。:映画『この世界の片隅に』

| 17:30 | ただ、生きることで理不尽な世界と戦う。:映画『この世界の片隅に』を含むブックマーク ただ、生きることで理不尽な世界と戦う。:映画『この世界の片隅に』のブックマークコメント

今回はすぐ本題へ行きたいと思います。どうせボクの週末は映画を見に行って、半身浴をやって、少し読書をして、肉の塊を煮て週前半の夕飯の下ごしらえをして、あとは我ながらボ〜っと過ごしている、その程度です(笑)。今回は『それが良いんだ』というお話、そしてあんまり笑ってられないお話です。

                                        

新宿で映画この世界の片隅に 11月12日(土)全国公開 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト

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映画評論家町山智浩氏など多くの人が今年のベスト1、と断言するなど、評判になっている作品です。と言っても一般からのクラウドファンディングで制作された、インディーズ(自主制作)と言ってもいい映画ですから東京でも公開館は非常に少ない。それでも今月12日に公開されて以来、大ヒットしているようです。

●19日の土曜日、新宿は初回上映が始まる時点で全回立ち見。

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1944年、広島市に住む主人公すずは顔を見たこともない若者に見初められ、18歳で軍港がある呉市に嫁ぐ。それまでは画を書いてばかりだった、のんびり屋のすずは、ドジを繰り返しながら周囲となじんでいく。次第にぎすぎすしてくる世相の中、すずも主婦として、乏しくなってくる物資をやりくりして食事を工夫し、激しくなってくる空襲を避けながら日常を過ごしていくが、やがて戦禍は日本本土にも及んでくる。街は破壊され、家も焼ける。それでも生き抜こうとするすずたちだが、やがて1945年8月が訪れる。


戦争時代を描いた作品にも拘わらず、絵はのんびりした絵柄で、主役の声を担当している、のん本名:能年玲奈。どんな内容か知りませんが本名が使えない前事務所契約なんて公序良俗に反するもいいところでしょう。そんな奴隷みたいな契約無効に決まってるじゃん)ののんびりした声を相まって、第一印象はどこかホンワカしています

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ここで描かれた瀬戸内海をバックにした広島、呉の光景は非常に美しい。かっての広島や呉の街並みも忠実に再現しているそうです。原爆ドームも元はこんな建物だったんだ〜と思いました。人物もどこかのんびりした、朴訥とした造形です。画が可愛い。その反面 軍艦やB29などの描写は非常に細かいし(『魔女の宅急便』などに参加していた監督は宮崎駿同様ミリタリーマニアだそうです)、それに限らず細部の描写リアルです。空襲って爆弾だけでなく、破片も降ってくることをこの映画で初めて知りました。そう、この映画ハードボイルドです。そして非常に情報量が多い。

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70年前に終わった太平洋戦争は今の我々にも影を落としていると思います。ボクは渋谷で生まれて渋谷で育ちましたが子供ときから年寄に、ここに爆弾が落ちたとか、あそこで大勢焼け死んだとか、表参道に空襲で焼けた跡が今も残っているとか、そういう話を聞かされて育ってきました。渋谷や原宿のように商業主義で華やかになった街を歩いていても、そういうことを思いだします。また当時の食糧難の話をさんざん聞かされたからお茶碗のご飯粒を残すことに抵抗があります。今はダイエットのために炭水化物は減らしてますけど(笑)戦後ずいぶん経って生まれたボクにも、戦争は影響を与えているんです。

まして、広島です。ボクは以前 ある中小企業経営を立て直すために広島にずっと通っていたのですが、その時一緒に仕事をした、宮島で生まれ育った人が言ってました。彼の育った宮島の家には着物とかひな人形など古い家財とかが残っているけれど、広島で暮らしている人の家には古いものが全く残っていないそうです。広島市内のものは全て原爆で焼けてしまったから過去を示すものがそっくり消失している。命だけでなく、1世代分の記憶が全くなくなってしまった。原爆の恐ろしさを改めて感じました。今の若い人がどう感じているかは判りませんが、70年くらいじゃ戦争記憶は消えないんです。忘れているのは安倍晋三のようなアホだけですよ。

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この映画はその記憶を、それも庶民生活記憶を掘り起こし続けていますそれも執拗。広島や呉の街並みだけでなく、大正時代自由さやモダンさ、戦雲が濃くなる中で厳しくなっていく生活料理服装自然、それらがちょっとした台詞風景描写の中で丹念に描かれています。地理感覚しろお祭りなどの行事しろ広島弁しろ風土色が非常に濃厚ですが、だからこそ描写普遍性があります。当時の習慣にしても、顔も知らない人のところへお嫁に行くなんて別の国のことのようです(笑)大日本帝国って住民にとっても国外から見ても、今で言えばISみたいなものなんだな(笑)映画には説明などないから、通り過ぎてしまう人も多いかもしれませんが、この映画当時を生きていた人、生き残った人も亡くなってしまった人もそのまま、描こうとしているこういう人たちが実在していたことを観客に訴えているんです。それにしても大勢の人が死にました

映画が始まって間もなく、そのことに気が付いた途端、ほんわかした絵の隅々まで見逃せない気持ちになりました。現地のロケハン資料収集して、当時の街の地理、天気、空襲警報の時間や回数まで再現しているそうです。パンフレットに載っていた監督インタビュー男性の視点で作った女性映画という表現がありましたが、人々の日々の営みへの執拗視線を良く表しています

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映画にはそれほど悪人は出てきません。人々は大変な状況でも助け合ったり、笑いを作って、何とか暮らそうとする。例えば広島に原爆以前にも空襲があって、呉の人たちが皆で草鞋を作って届けるシーンがあります爆弾で熱くなった地面で靴は溶けてしまうからです。驚きでした。空襲で家が焼けた後 しまっておいた芋が焼き芋になっていたと喜ぶシーンは、東京大空襲でも同じことがあったのをボクは祖父から聞いています祖父の家は夜の空襲で全焼しましたが、寝る前に台所のお釜の中にご飯と水をセットしておくのが習慣だったので、焼け跡を掘り起こしたら炊き立てのご飯を食べることができて、皆で大笑いしたそうです(笑)。炎に焼かれてもなお、庶民は何とか、生きようとするんです。

だけど政治はそうじゃない。家族に出征する者が出れば、表向きはおめでとうと言わなくてはならないし、戦死者が出ても哀しむことは出来ない。米軍空襲予告をしても、人々は都市から避難することは禁じられています一般市民は黙って都市で死ね、ということです(原発と一緒)。女子供まで軍需工場に動員される一方、憲兵は威張り腐って庶民生活を圧迫するし、軍人物資不足の折でも宴会をやって浮かれている。遊郭ではお得意さんです。そういうところまで、きちんと描写している。また戦後の街に大極旗が翻るなど、日本人加害者でもあることからも眼を背けていない。

これらの描写が全く押しつけがましくない。だけど、見てるとよくわかるように描かれている。監督は見事な手腕を発揮したと思います

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でも、この映画はそれだけではありません。もっと素晴らしいのは主人公の成長が懸命に語られていることです。ぼ〜っとした、夢見るだけで行き当たりばったりに生きてきた少女戦争に投げ込まれ、生長していく。物語戦争理不尽さと主人公の成長がミルフィーユのように重層構造になっている。主人公過酷環境で成長せざるを得なかったと見る人もいるかもしれませんが、ボクは彼女は自らの力で地獄を乗り越えていった、と思います。流されるままに生きていた主人公が、最後には自らの意志で将来への希望を選び取る、戦後物語が描かれているからです。だめだ、ここは思いだすとまた涙が出てくる(笑)。

f:id:SPYBOY:20161120165515j:image:w360                                           

主人公の声を担当した、のん(本名 能年玲奈)は本当に素晴らしかったです。誰もが思うであろう、この人のイメージがのんびりとした主人公と重なるというのは些末なことのように思えます最初は足取りがおぼつかないように聞こえた彼女台詞回しは次第に主人公のものになっていきます。中盤以降 主人公の見せる感情の高ぶりや苦悩、強さの表現は驚くべきものでした。彼女の声は、風変わりな少女逆境の中で成長していく姿にぴたりと寄り添っているかのように聞こえます。聞いている方も彼女にすっかり感情移入してしまう。彼女は立派な仕事をやってのけました。

●穏やかな人間と美しい風景。これがこの映画です。

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今年のベストワンかどうかは別にして、『この世界の片隅に』は今までボクが見た太平洋戦争を描いた映画の中でアニメ、実写を問わず、最も優れていると思います押しつけがましくなく、戦争悲惨さと理不尽さを描いています。そして、それでも生きなければならないことを訴えています。それもしなやかに、力強く。日本人、全員見ろって(笑)

                                    。

正直 この映画が観客にぶつけてくる情報量についていくのはかなり大変でした。情報量と言う点では今夏の『シン・ゴジラ』を超えています。それをスルーしても充分理解できる作品ですが、見ている時 ボクはどうしても捨て置けなかった。自分の中でどうしても拾い集めなければならなかった。それは登場人物たちが生きてきた証からです。この映画は観客にそういう気持ちにさせます。それくらい、忘れてはいけないものが詰まっている。それは当時の時代背景や政治体制だけではなく、生きていた人たちの営みなんです。人々の喜びも愚かさも描かれている。70年後に生きているボクは、それについていくためには冷静に脳細胞をフル回転させなければならない、だけど涙は勝手にわんわん出てくる(笑)。そういう意味でも稀有体験でした(笑)。年配の人と若い人が一緒に見て、語り合う、それがこの映画の正しい?見方なのかもしれません、それも何度も。これほど終わった後にじわじわくる映画も珍しい。そういう物語です。


この映画声高に反戦戦争への嫌悪感を唱えたりしません。でも主人公たちは激しい怒りを心のうちに秘めています。能年玲奈ちゃんが言っているように主人公たちは『ただ生活することで戦争と戦っている』んです。この映画表現しているのは戦争だけでなく、人間が持っている、愛情を信じようとか生きようとする、強さです。それも肩肘張ったり、美辞麗句で飾り立てるようなものではなく、心のうちに秘めているしなやかな強さです。ほんわかした絵の中にしなやかで強靭意志が込められている。ここで描かれていることは、トランプ安倍晋三とは正反対のものです。自分権力を握るために困窮している人々の間に差別ヘイト(憎しみ)をまき散らしたり、自己満足のために無理やり自衛隊を戦地に派遣する発想とは対極にあります映画企画自体2010年から進んでいたようですが、今 2016年にこういう作品が公開されたということは、この映画時代に何らかの役割を担わされているように思えてなりません

                                

ボクも出来れば、もう1回は見てみたいと思います自分でもまだ、登場人物たちの気持ちを全ては理解できていないと思うから。でもこの映画は傑作だし、必見であることは間違いありません。先日の超感動的なインド映画pk同様、終演後 客席から拍手が沸き起こりました。こういう映画を観ないで、他に何を観ろって言うのでしょう?

ではでは

D

ceneciocenecio 2016/11/21 19:12 SPYBOYさま、私も娘と行ってきました。すでに漫画3巻を読み、自分なりに調べ物もしていたので、あれをどう映画にするんだろうと興味しんしんでした。監督さん、お見事でした。確かに情報量が多いため、映画だけ見た人は細かいところや繋がりがわからないというような不満を述べているみたいですが。
あの戦前戦後の時代、軍都呉の人々の暮らしをまるごと体験するんですね。見た後も感動はさらに大きくなります。場面を細かく思い出し、監督の手腕にうならされるんです。
SPYBOYさまの映画レビュー、待ってましたよ。ご迷惑でなければぜひ言及させていただきたいです。みんなに見に行ってもらいたいです。このレビューを読んだら絶対行きたくなると思います。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/21 19:20 cenecioさま、コメントありがとうございます。
ボクのブログは自由にお使いになってください。この片桐監督と言う人は全然知らなかったのですが、仰るようにお見事だと思います。情報量は大変ですけど、だからこそ人々の暮らしが判るんですよね。それが、この映画の主旨じゃないでしょうか。反戦とかそんな安っぽい、手垢にまみれた話じゃない。生活を描いているからこそ普遍性がある。
それにしても、ああいう漫画が雑誌に連載されていたというのは驚きです。ボクは映画しか見てないですが、わからないなんてことは全然なかったです。だけど新たな発見があると思うので(笑)、できればもう1回 行くつもりです

iireiiirei 2016/11/21 20:49 男性監督による細密なデティール描写、情報が多いとの指摘でしたが、これが女性監督ならどう言った作品になるのか、興味深いですね。男性監督であれば戦艦、軍関係ならマニアっぽく描写できるでしょうが、日常の生活を描くなら、女性監督のほうが向いているように思います。

それにしても、食事に上げる野草として、カタバミが出てくるあたりがスゴイですね。この草は食べられないことはないですが、シュウ酸という尿路結石の原因物質を多量に含んでいるため、よほどの非常時でなければ食べてはならない草です。そんな草が自然に出てくるストーリーはやはりスゴイと思います。これは片桐さんが、女性の視点にも長けていた証拠でしょうか。(そもそも原作の漫画はどういったものでしょうかね。)

cangaelcangael 2016/11/21 21:20 のん(本名能年玲奈)さんが声優として出演している映画として注目していましたが、SPYBOYさんのこれを読んで、これは見なくちゃと思いました。クラウドファンディングでと聞いていましたが、漫画として連載もされていたとか。こういう良いものを世に送り出したい人たちがたくさんおられるということもうれしいことですね。ご紹介ありがとうございます。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/21 21:27 iirei さま、コメントありがとうございます。
絵を見ただけでカタバミってお分かりになるんですか?(笑)。ボクは草はタンポポしか判りませんでした(笑)。一つ味わいが深みを増しました。ありがとうございます(笑)。
この映画はミリタリーの徹底的なマニアックなところと生活感覚が共存しています。その対比がまた、いい味を出している。男性視点での女性映画、とはこの映画の特徴を良く表していると思います。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/21 21:39 cangael さま、コメントありがとうございます。
ボクは、のん(本名:能年玲奈)ちゃんが声優って懐疑的だったんです。どうせ日本映画で良くやってる話題づくりだろうって。ところがぎっちょん、大したもんでした。観終ってから、彼女はあまちゃんの時も、役になり切った時の演技が凄かったと思いだした次第(笑)。
あんまり映画を褒めるのもハードルが上がってロクなことがないのですが、この映画は大丈夫です(笑)。昔の岡本喜八などはどうだかわかりませんが、若松孝二や黒木和雄がふっとんじゃうような感じでした。
仰るようにこういう映画がつくられて客がある程度入っている、というのは日本も全滅状態ではないですね(笑)。

GAEIGAEI 2016/11/22 07:43 なかなか映画が観られないので詳細レポート有難うございます。能年玲奈が改名するに至った経緯は残念でしたが、良い作品に出合って力を伸ばしてもらいたいものです。おぼろげ幼児次代の記憶では、昭和40年頃の大森の街角で、ハーモニカやアコーディオンを演奏し、物乞いをしていた「傷痍軍人」たちがいました。「働け!」と吐き捨てるように言う大人もいて、高度成長期に違和感を感じたものです。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/22 08:02 GAEIさま、コメントありがとうございます。
ボクも渋谷で傷病軍人と称する人たちが居たのが、おぼろげな記憶としてあります。たぶん1960年代末までいたんじゃないでしょうか。気の毒だなあと思ったし、偽の人も多いとも聞きましたけど、子ども心に怖かったです。でも、あのころは戦争の記憶が身近だったのは、そんなに悪いことではないと思います。一歩間違えれば奈落の底へ落ちる、と多くの人が潜在意識にでも感じていたわけですから。
戦前から戦中、戦後まで普通の人々の日常を執拗に描いたこの映画にはそういう感覚があります。

yonnbabayonnbaba 2016/11/22 08:34 またしても素晴らしい映画レビューをありがとうございます。
SPYBOYさんは映画を見て大泣きなさったのでしょうが、私はこのレビューを読んでまた泣いてしまいました。SPYBOYさんのレビューで泣かされるのは何度目でしょう。
でも、またしても豊橋では見ることができません(/_;)ああ、でもこのレビューを読んでしまっては、一大決心をして名古屋まで見に出かけてみようか・・・。

matsukentomatsukento 2016/11/22 18:26 SPYBOY様、こんばんは。
SPYBOY様の週末は、本当に充実しています(o^_^o)v!!!
まさに知性溢れる文化的なお休みです。
能年玲奈が声優をするという話は聞いたことがありますが、それが「この世界の片隅に」だったのですね♪
とにかくイラストが可愛いですよ〜。
広島は戦前軍都として栄えたにも関わらず、東京・名古屋・大阪など大都市は大空襲を受けたのに、原爆投下までは空襲がなかったとのことです。
広島に原爆を投下した「エノラ・ゲイ」は、当初現在の北九州市に原爆を落とす予定だったみたいですが、天候不良で急遽広島に変更したようです。
鳥取県は鳥取市や米子市といった、県内としては大都市の空襲はなかったものの、山陰本線を走っていた汽車(それも赤十字マークを付けているのに!)を空襲したり、現在の境港市では、係留中の船が謎の大爆発を起こして、多数の死者が出るなど、田舎でも大変なことが起きました。
前述の汽車空襲でも多数の死者が出て、その遺体回収のために、私の父方祖父が動員されたとのことです。
広島原爆投下では、原爆ドームが有名ですが、原爆で亡くなった方の影が、壁に写っている写真を見た時は、原爆の非人道的さには怒りを覚えたでちゅ。
プルルン裕希が小学生の時に、彼の希望で広島市に行って、原爆資料館を訪問したのですが、彼も世の中の価値観がいい方向で変わったようで、本当に良かったっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!

empirestateempirestate 2016/11/22 21:41 この絵柄どこかで見たと思って調べてみたら、昔読んだ漫画「夕凪の街 桜の国」の作者の別作品だったんですね。
「夕凪の〜」は戦中戦後の広島と、その後の世代の広島での人生を描いたもので、やはりリアルな生活感が出ていたと記憶しています。個人的に印象に残っている漫画です。
戦争の影響って直接漫画などで書こうとしても限界があると思いますが、「日常」を描くことで逆に「戦争」がリアルに感じられるというか、そんな作風だったと思います。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/22 23:51 yonnbaba さま、コメントありがとうございます。
いつもそう思うんですが、良い映画だと感想も直ぐ書けるんです。というか、映画が書かせるんです。ボクの感想なんてロクなもんじゃないですが、この映画はまさに感想を語らずにいられない作品であるのは確かです。絵は綺麗なので大きなスクリーンで見た方が間違いなくいいです。綺麗なんですが、お話は残酷なシーンは無いけど残酷です。だから余計に悲しい。でも、それが現実だし、この作品も泣かせるだけの映画じゃありませんから救われるんです、観客も。
豊橋では来年1月からユナイテッドシネマ豊橋と言うところでやるみたいです。でも、来年じゃ、ちょっと待つのが長いですね〜。http://www.eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=548

SPYBOYSPYBOY 2016/11/22 23:56 matsukento さま、コメントありがとうございます。
ボクは自分の週末はかなり酷い、だらけ放題で酷過ぎと自分では思ってるんですけど。あと休みの日の夜は平日の分まで酔っ払ってます(笑)。
今日ボクもたまたま空襲の記録を調べてみたんですが、呉はバンバン空襲しているのに、僅か20キロしか離れていない広島は原爆まで殆ど襲ってないんですよね。無傷の都市を残して原爆の効果測定するのを狙っていたんじゃないでしょうか。それくらいやりますよね。
山陰のほうも空襲の被害はあったのですか。山陰本線や境港までじゃあ、日本中しらみつぶしだったんですね。狭い日本ですから、戦争なんかしても守り切れない、勝ち目なんかない、ってことですよね。
ぷるるんちゃん、子供のときに原爆資料館を見たのは一生の財産になると思います。ちょっとうらやましい(笑)。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/22 23:56 empirestate さま、コメントありがとうございます。
夕凪は確か映画にもなったような気がしますが、スルーしてしまったんです。画は綺麗だなとは思ったんですが、内容は想像できちゃうなという気がしたんで。でも漫画の方も綺麗で非常にいい感じですよね。ただ、今回、この作者の話を見て、これは隅にはおけないと思いました。
<日常を描くことで逆に戦争がリアルに感じられる
この映画もまさにそうでした。

shohojishohoji 2016/11/23 03:30 このアニメは絶対観ようと、楽しみに待っているところです。
ベルギーでは、公開は来年になるそうです。
以前こちらのarteという独仏共同で作っているTVのチャンネルで(この放送局で放映されるものは、素晴らしいものが多い)、広島に原爆が落とされるまでの経緯を追ったドキュメンタリーを視聴したのですが、とてもショックだったことが二つあります。
ひとつは、京都に落とされなかった理由。
爆弾の効果をあげるためには、落とされるべき場所は、日本的木造家屋のひろがるところでなければなかったので、京都も候補地の一つだったのだけど、それが避けられたのは、私たちが教わった「文化遺産を守るため」だけではなく、「京都にはインテリが暮らしているから」だったというのです。
インテリじゃない一般庶民なら死んでもかまわないという、恐ろしい差別を知ったのがひとつ。
もうひとつは、広島は、日本的な風情の街並みだった、ということに初めて思い当たったことでした。
広島というと、原爆のヒロシマしか自分の中になかったということに、本当にショックを受けました。
このアニメ、その昔の広島を、できうる限り忠実に再現したということで、映像もとても美しいとのことですね。
母方の実家が広島で、奇跡的に戦災の中で壊れなかった家で、小さい頃兄弟で過ごしたのが、一番子供らしい思い出なのだ、というこちらの友人が、このアニメの話をしたら、こうの史代さんの原作のマンガをアマゾンで購入、とても感動していました。
その友達と二人、来年の公開を待ちわびている次第です。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/23 11:04 shohoji さま、コメントありがとうございます。
京都にインテリが多いから原爆を落とさなかったというのは初めて聞きました。でも、戦後処理のことを考えれば、ありそうな話ですね。それくらいのリアリズムはあるでしょう。一方 日本のバカ政府は『清水の舞台から飛び降りる気持ち』(東條英機)で戦争をやってるんですから、まったく問題にならないですね。確か日本は広島へ向かう原爆搭載機を見つけても、手違いで迎撃どころか警報も出してなかったか、と思います。
このアニメは映像、特に色彩が美しいのでスクリーンで見るのがお奨めです。広島にも残った家があったんですね。元来、あの町は河が流れ、瀬戸内の海に面した非常に美しいところです。あんなところに地獄を人工的に作ったんですから、なんと人間は愚かなんだろうと思います。

2016-11-18

『トランプ大統領で起きること』と『1118再稼働反対!首相官邸前抗議』

| 21:47 | 『トランプ大統領で起きること』と『1118再稼働反対!首相官邸前抗議』を含むブックマーク 『トランプ大統領で起きること』と『1118再稼働反対!首相官邸前抗議』のブックマークコメント

今年は秋が短くなかったですか?最近景色はめっきり冬らしくなりました。もう11月も半ばを過ぎてしまったんですから信じられない。夕空がきれいです。

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毎年 この時期になると同じ事ばかり言ってますが(笑)宴会とかパーティーみたいな野蛮な風習はやめてほしいです。毎週1,2回はそういう催しがあって、時折 どうしても逃げ切れないものがあります。そういう場で聞くような話も別に面白くもないし、かといってボクから他人にお話しするような話題もないし、とにかく超退屈。きっと相手も退屈でしょう。パーティーなんかは特にいたたまれない思いがします。トイレに隠れたり、途中で逃げたり、自衛手段は講じてるんですが(笑)。

それに加えて、眠りが浅くなって翌日に響くから、ボクは仕事がらみの席では一滴も飲まないことにしています。結局 食べることしかやることがない(笑)。そうすると、太る(笑)。帰りの電車は頭の悪い酔っぱらいで臭いし、電車を降りれば寒い睡眠時間も減る。まさに百害あって一利なし。友達とご飯を食べたりするのはいいですけど、仕事がらみで宴会とかパーティーを考えた奴って、4んでほしいです(泣)。酒もゴルフ宴会も野球もサッカーも興味ゼロ。やだなあ、この国の野蛮な風習、頭の悪い男社会

●今まで犬の手帳でしたが、来年からパンダ手帳に変えました。普段は手帳カバーをかけているので外からは判りませんが、何かの拍子で中身を他人に見られると、たいてい、ぎょっとされます(笑)。気が乗らない会議とか打ち合わせの時は、可愛い動物写真を見て心を慰めているんです(笑)。

                              

さて、この前 トランプ当選について、某アナリスト氏に話を聞かせてもらいました。彼はちょうど先週 TVのニュース番組で今回の件を解説したばかりです。ちなみに日本のTVでトランプ当選を予想したのは木村太郎だけ、と言われていますが、あいつは単にいつも右翼を応援しているだけなので、予想じゃないです(笑)。言ってることがあまりにも右過ぎるので、フジテレビも現場では困ってる、と同局の人に聞きました。

今回はアナリスト氏とオフレコでディスカッションもさせてもらったので、それも踏まえて、1.何故トランプが勝ったか、2.これから何が起きるか、3.じゃあ、どうする、について考えてみました。

                                                

1.何故 トランプ当選したか。

何故トランプが勝ったかを考えるのは今回の現象を考える上でヒントになると思うんです。本質的な問題なのか、たまたま、のことなのか。日本では、トランプ当選労働者階級の叛乱とか言っている奴がいます。本当でしょうか。NYタイムスの出口調査no titleを見てみます。

●所得階層別の投票行動(2016)(NYタイムス調べ、単位は%)

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年収5万ドル未満の人の過半はクリントン投票しています。トランプ当選労働者階級の怒りの表れ、とか言ってる奴は表面上のことしか見ていない大バカですよ、大バカ。ただし、前回のオバマ↓と比べると、クリントンへの低所得層の支持が減っていることは確かです。

●所得階層別の投票行動(2012)

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しかし2016年投票では年収5万ドル未満の層の投票総数に占めるシェアは前回の41%から36%に減っています。つまり年収5万ドル未満の層で投票に行った人は前回より減った、ということです。それは得票数の推移を見ても裏付けられます。クリントンだけでなくトランプ得票数も前回、前々回の共和党候補より少ないんです。トランプを支持する人が圧倒的多数ではないんです。とにかく、今回の選挙には右も左もウンザリしていたんですよ!(笑)

大統領選得票数推移

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米大統領選の得票数、08年と12年を下回る  :日本経済新聞



さらに年齢別の投票行動。今回 若い人はクリントンに多く投票していたことは間違いない。しかしオバマの時に比べれば支持が減っている。それと比べれば年寄の共和党への支持は底堅いです。言われてみれば、頭がボケてくれば投票行動は変わらないのかも(笑)

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つまり日本のマスコミや頭の悪い左翼右翼が言ってる、労働者の反乱でトランプ当選した、というのは間違いなんです。スイングステートで多少は労働者トランプ側へ動いたかもしれませんが、もっと大きな原因があります。『クリントンがあまりにも不人気で、支持層が投票に行く気すら失せた。』、そして『激戦州の民主党支持層に的を絞ったトランプ選挙戦略(マーケティング)が巧みだった』のがトランプの勝因です。

*偶然ですが、デマインチキを活用した選挙戦略で悪名高いブッシュ選挙参謀カール・ローブもWSJで同じことを言ってました。ゲロゲロno title

●敗因はもう一つ。民主党指導部の油断・無能でしょう。ヒラリー投票日の数日前まではミシガン州での世論調査も実施しなかったし、ウィスコンシン州に至っては1度も足を運んでいないそうですよ。

「頭のいい」指導部のせいで、米民主党はすべてを失った | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

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2.これからどんなことが起きるか。

候補者選挙で言ってたことはそのまま実現することはあまりないのではないでしょうか。オバマだってイラクから完全撤退すると言ってたのに、できなかったわけですから。早くも兆しは表れていますが、トランプの場合はもっとあてにならないでしょう。アナリスト氏の話を基にこれから起きそうなことを考えてみました。

(1)ネオコンの復活とオルト右翼の台頭

アナリスト氏によると、トランプは『共和党側の人材とトランプ側の人材を両立させて、それをコントロールすることで自分の権力を保っていこうとする』という話でした。ある種の企業経営と同じですね。それは共和党全国委員会のプリーバス委員長を最高補佐官、自分の選対のトップでオルト右翼の親玉、スティーヴン・バノンを戦略担当顧問として並立する形で起用したのにも現れています。

【米政権交代】トランプ氏、首席補佐官と顧問を起用 党委員長と保守メディア幹部 - BBCニュース

共和党側はジョン・ボルトンなどブッシュ政権にいたネオコン経済閣僚ではウォール街の人材を推しています。女性ユダヤ人への差別はするけど同性婚はOK、ネオコンティーパーティーやキリスト教原理主義者など旧来の右翼は大嫌いというオルト右翼共和党がどう両立できるのかボクにはさっぱり理解できませんが、どちらにしても最悪ですね。

                                    

(2)バブルの再来

トランプ経済関係の閣僚は元ゴールドマン・サックスとか元ヘッジ・ファンドとかそんな連中ばかり取沙汰されています。トランプ投票した労働者はいきなり裏切られてやんの(笑)。もちろんトランプウォール街の手先に決まっています。

トランプは『低所得者層への減税と金持ちへの減税をやり、さらにインフラ投資を拡大する』と言っています。その財源がどこにあるか知りませんが(笑)、本当にやったら、一時的には景気は良くなります。現在ドルは高くなり、株があがっているのはそれを期待しているからです。このまま行けば、土地なのか、株なのか、資源なのか判りませんが、いずれバブルが発生し、リーマンショックのようなことがまた起きます。もちろんアメリカ財政も破たんして、結果としてインフレと低成長に陥る。

日経ですら、同じ心配をしています。

トランプ次期大統領経済再生策は、前例のない巨額減税とインフラ投資が軸となる。ただ連邦政府債務はすでに20兆ドル(約2160兆円)弱と、米財政に余裕はない。成長と財政再建を両立できなければ「トランプ減税」は重いツケを残す。

中略

トランプ氏の税制改革案は1980年代のレーガン政権を模している。同政権は81年に5年で7500億ドル規模の大型減税を決めた。財政赤字のGDP火は2.5%から2年で5.9%まで拡大。長期金利も10%台に上昇し、ドル高が加速した、それが85年のプラザ合意に繋がり、日本のバブル景気とその崩壊を招いた。

巨額減税、危うい賭け トランプ新政権の課題(4)  :日本経済新聞

リーマン・ショッククリントン(旦那のほう)の銀行規制緩和ブッシュ住宅政策(オーナーズ・ソサエティ)とウォール街の腐敗が原因でした。これから12月のイタリアの国民投票来年のフランス大統領選などの要素で乱高下はするでしょうけど、短期的には高成長・低インフレになる。でもそれはまやかしで、いずれインフレと低成長の大不況になる。前回はバブルが起きて破裂するまで約10年かかりました。今回は放漫財政アメリカの金庫は空っぽかもしれないから、リーマンのような大ショックが起きても救済資金もないかもしれない。そうなったらアメリカは中国かインドに救ってもらうんでしょうか。それとも究極の景気対策戦争か?それがヒトラーパターンですね。

日本も無関係ではいられません。レーガン財政政策が日本のバブル崩壊、強いては失われた20年につながりました。今回はオリンピック後の国内不況に加えて、アメリカバブルとその後の大不況をどう考えるか、個人も企業も考えておかなくてはいけないでしょう。一時的に株に突っ込むか、手堅く現金を貯め込んでおきますかね(笑)

                   

(3)TPPの行方

トランプは、TPPには反対だが2国間交渉は推進したい、というスタンスだそうです。日本の交渉力を考えたら最悪、じゃないですか。例えば国民皆保険はカナダやオーストラリアなど他の多くの国も導入していたから、TPP協定の対象から外れました。だけど2国間交渉なんかやったらどうなるか判らないですよ。TPPの方がまだマシな可能性が高い。堤未果内田聖子など根拠のない理由でTPPに反対していた連中はホント、バカだと思います。

東京新聞より。記事に出てくるマイケル・フリンは共和党側ではなくトランプ子飼いです。より良い条件を引き出せるのなら、二国間交渉共和党側も賛成するでしょう。属国日本がそれを拒めるでしょうか?

同氏の外交アドバイザーマイケル・フリン元国防情報局長を国防長官大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に起用することを検討していることが10日 分かった。TPP(環太平洋連携協定)が良いとか、悪いとかではない。トランプ氏は貿易交渉二国間でやるべきで、多国間協定はだめだと言っている

東京新聞:<トランプの米国>(上) TPP否定「貿易は2国間で」:政治(TOKYO Web)

*フリンは10月に自民党本部で講演をやってます。自民党には目端が利く人間がいるわけです。ちなみに今 フリンにはトルコとの疑惑が浮上しているそうです。そんなのばっか(笑)

【米大統領選】トランプ氏側近のマイケル・フリン氏、自民党本部で講演 日本政府とのパイプづくりとの臆測も - 産経ニュース

「安倍・トラ会談」が、かなり危なっかしい理由 | トランプ大統領誕生の衝撃 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

                       

(4)戦争リスクの増大

イギリスのEU離脱にしろ、トランプ大統領就任にしろ、グローバル化ストップをかけるような事態が目立ちます。来年のフランスの大統領選ルペンが選ばれでもしたら、その勢いはますます強まるでしょう。歴史を考えれば、グローバル化ブロック経済化が進めば行きつく先は戦争です。新聞などで取りざたされているジョン・ボルトンのようなネオコンのアホが国務長官にならないとしても、トランプ大統領就任で戦争リスク高まることは避けられないと思います。

バーニー・サンダースが語る、トランプ政権の今後とは

僕たちがしなくてはならないことは、政治プロセスもっと踏み込んでいくこと。何百万という人が立ち上がって戦えば、声は届く』 日本も同じだと思います。

バーニー・サンダースが語る、トランプ政権の今後とは | Rolling Stone(ローリングストーン) 日本版

●16日 バーニー・サンダース氏と(元ハーバード大教授でオキュパイ・ウォールst運動の理論的指導者と言われる)エリザベス・ウォーレン氏の民主党執行部入りが発表されました。サンダース氏は新設の有権者対策担当、ウォーレン氏は副議長です。今更かもしれませんが、希望が持てるニュースです。

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Bernie Sanders And Elizabeth Warren Win Senate Leadership Posts | The Huffington Post

サンダース氏が米民主指導部入り、上院院内総務にシューマー氏| ロイター

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3.じゃあ、どうすればいい?⇒アホの逆張りをすれば良い!

上にあげた点以外にも社会保守化差別意識の高まりなどトランプ大統領誕生はロクなことが無さそうです。日本でも差別的な風潮が高まるかもしれない。でも何事も物事には両面があります。日本にとって希望はないでしょうか。

トランプ大統領の最大の特徴はアメリカ第一主義、アメリカ単独主義です。グローバル化への怒りが彼を誕生させたわけです。グローバル化がバラ色の未来とは思いませんが、日本でTPPにまともな根拠なく反対していたアホ連中のように、グローバル化を無条件に否定するのも大間違いです。普通に考えればグローバル化の否定は雇用を減らし、物価を上昇させ、一般大衆生活を悪化させます。戦争リスクも高めますその代わりに競争力のない産業を税金保護してどうするんだよ(笑)。例えば農業だったら農家の収入の半分以上もの補助金農産物の高い価格を消費者が負担して、農協が儲ける。でも農家にはお金は回らないから、農業後継者がいなくなる(笑)

医療や金融は規制を守るべきだと思いますが、一般の産業はグローバル化による市場競争に任せ、その代り、教育訓練や生活保障などのサポートを国が用意する、北欧式の方法が皆がhappyになるやり方じゃないでしょうか。

こうなってくると17日の日経アメリカシンクタンク研究員が寄稿していたように『TPPをアメリカ抜きで発効できるよう再交渉』するのが賢いように思えます米抜きでも価値 米ブルッキングス研究所日本部長のミレヤ・ソリス氏  :日本経済新聞

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日本は東南アジア市場へのアクセスという本来 一番期待できるTPPのメリットを享受できるし、アメリカ相手にも交渉力が強まる、というのです。今まで個人的にはTPPはどうでもいいや、と思ってましたが、トランプが就任したからこそTPPを進める、という手はあるかもしれない。TPPに限らず、中国を入れたRCEPも含めて、世界各国との経済的政治的繋がりを強めるのが日本の安全と平和、繁栄に寄与する最良の手段だと思います。九条守れと言っている人こそ、平和の為にTPPを結べ、と主張するべきじゃないでしょうか。

 

                                              

それだけじゃありません。アメリカやイギリス、さらにフランスで排外主義的な動きが強まるのなら、日本は逆張りをすればいい。性や国籍差別ヘイトスピーチなんてもっての外。移民だって受け入れを増やせばいい。

今が千載一遇のチャンス! 日本は民族や性の多様性を認め、オープン社会を目指していけばいいんです。シリア難民の息子だったスティーブ・ジョブスみたいな、超優秀な人が海外から集まってくるんじゃないですか。そして、所得再分配を進め、教育お金を使っていく。そうすれば社会の魅力や競争力は高まっていくでしょう。アップルやかってのノキアみたいな高付加価値の企業や産業だって生まれやすくなる。雇用も増えるし、給料も増えます。生産性が上がって少子高齢化だって乗り越えられるかもしれない。世界中排外主義的なアホや差別主義者のクズどもがボーフラのように湧いてくるなら、日本はその逆を行けばいいんです。今や、日本にとってとんでもないチャンスかもしれませんよ!

最後に、イギリスのEU離脱にしろ、トランプ大統領にしろ、橋下や小池の台頭にしろ、ポピュリズム反知性主義)という面で共通する現象のように思えます。大統領選なんか日本に関係ない、という単純な話ではないです。世界中の先進国が直面している本質的な問題かもしれない。ポピュリズムを退治すべきなのか、利用すべきなのか。反知性主義をどう考えたらよいか。これは長くなるので、またの機会に改めたいと思います。

●本日のトランプ安倍会談の想像(笑)

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●実際は- - - やっぱり完全に舐められていた(笑)。なんの公職もない娘が会談に同席。これで2か国間交渉なんか出来ると思いますか(笑)。

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ということで、今週も官邸前へ。今日参加者主催者発表で750人。スーツにマフラーを巻いてちょうどいいくらいの気候でした。気持ちよかったです。

●抗議風景

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今週 稼働から40年超を迎えた関西電力美浜3号機の再稼働が原子力規制委員会から認可されました。美浜3号機の運転延長認可 老朽原発2例目  :日本経済新聞 日経が言っている通り 工事増や訴訟リスクを抱えたまま、関電が原発一本やりの経営戦略を取るのは、賢いとは思いません。原発の是非はおいておくとしても、経営面でリスク分散という観点が全くない関電、原発軸の経営戦略継続へ 費用増や訴訟リスクも  :日本経済新聞

市場競争にさらされている企業だったら、こういう発想はあるわけないです。こんなところにも競争が無い独占企業の弊害が現れていると思うんです。別に美浜で事故があっても東京には影響ありませんけど(笑)関電も美浜町もどこかで痛い目に合うんじゃないですか(笑)

一方 良いニュースもあります。日本から原子炉の輸入を予定していたベトナムが原発の建設計画を中止する方向だそうです。経済的事情、住民の環境不安が理由だそうです。

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停電バンバンある電力事情を考えるとベトナムが原発を欲しがる気持ちもボクは理解できるんです。そんな彼らでさえ大局的な判断、長期的な視野に立った意思決定が出来た、ということです。カネも人材もある関電はどうなんでしょうか。経産省はどうなんでしょうか。どちらが新興国なんでしょうか。なんか、おかしいですよねえ。

ではでは

matsukentomatsukento 2016/11/18 22:58 SPYBOY様、こんばんは。
本当に夏の次は冬という感じです(o^_^o)v!!!
でもこの冬は寒いみたいですよ〜。
私はタバコは吸わない分、お茶や酒が好きなのですが、意外と接待宴会には行ったことがないのでちゅ。
パンダ手帳、本当に癒しになります♪
私は○商を辞めてから、手帳なしの生活をしています。
木村太郎は本当にトランプが好きみたいで、フジテレビ系の情報番組「バイキング」でも、彼のことをべた褒めしています。
アメリカの大統領選は、選挙人制度を導入してますので、かつての民商党候補のゴアや、今回のクリントンが、総得票数では勝っているのに、結果的には当選できない問題が出ていて、これが比例代表制度なら、また違う結果になったと思います(*^^;)。
まあ他国の歴史文化に口出ししたら、日本共産党と一緒ですので、控えておきます(>_<)。
トランプの政治的能力は未知数ですが、3度ほど破産しても立ち上がってきた根性は大したものだし、ビジネスマンだけあって、マーケティング調査の点では、クリントンよりも上だと思うっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!

ceneciocenecio 2016/11/19 07:49 SPYBOYさま、おはようございます。
”ファーストレディー” ”あべっか”大いに笑いました。
アメリカ抜きでTPP再交渉、うーん、実に新鮮です。というかそれしかないですね。
いやはや、アメリカに関してこの一年、多くを学びました。SPYBOYさまも『ゴースト・バスターズ』のところで、オルタナ右翼など教えてくださいましたが、そのちょっと前にもkaseinojiさんのところで記事を読んで、共和党支持者の実態を垣間見て、ぶっ飛びました。http://kaseinoji.hatenablog.com/entry/hate-internet 
町山さんのレポートは本当にすごかったですね。
私などはのどかにもオバマ大統領のアメリカ、名作映画の中のアメリカばかり見ていたものだから、英国EU離脱も衝撃でしたが、アメリカもガチでポピュリズムの方に舵を切ったのだと痛感させられました。
これからの日本、2017年は明るい気分で物事を考えられるのだろうかと不安です。
話変わり、『さとにきたらええやん』にはその後、数名の方が観にいってくれたそうです。大阪は十三にある、第七藝術劇場(ナナゲイ)という映画館だそうです。現在は『将軍様、あなたのために〜』など、別の映画を上映しています。
これからはますます寒くなりますね。暖かくしてお出かけください。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/19 08:31 matsukentoさま、コメントありがとうございます。
ボクは実は木村太郎って良く知らないんですが(フジテレビとTV朝日は見ないので)、あまりにも内容が酷過ぎて局の見解ととられないようにしろというお達しが現場に出ているそうです。バラエティ番組にまで出ているのですか。酷いな。
マツケンさんは手帳なしの生活ですか。いいなあ。ボクも実際は予定はスマホで見られるので手帳は要らないんですけど、なんとなく手帳の方が安心します。パンダとか犬とかの写真を見られるし(笑)。人間嫌いです。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/19 08:41 cenecio さま、コメントありがとうございます。
アメリカ抜きのTPPだったら万々歳。反対する理由なんかゼロだろうと思うんです。平和を守る強力な手段ですよ。そういう風に柔軟に考えられないところも日本の左寄りの人たちの頭が悪いところだと思います。あの連中もホント、バカばっか。

本の紹介読んでみました。ま、とにかく酷いですね。でも日本のネットも左右を問わず酷い。左側はデマばかりだし、右側は差別と偏見ばっかりです。良くこんなくだらないことばかり思いつくと感心します。アメリカもイギリスもそうですが、人間ってこんなものなのかと思ってしまいます。それでも今回のトランプの話は単にヒラリーの選対がアホだったということに帰結するかとは思うんですが。
そういうデマや偏見に対抗する手段の一つが『さとにきたらええやん』みたいな映画だと思うんです。観客を増やしていただいてありがとうございます(笑)。

iireiiirei 2016/11/19 09:51 所得階層別の投票行動の一覧表が今回のトランプ当選の全てを物語っていますね。クリントン陣営を支持する有権者層が低額所得者層だったのが、2016年のそれが2012年より激減し、中・高額所得者層でも共和党有利。これではクリントン、勝てません。一覧表は往々にして、いわゆる識者の見解を乗り越えてしまうのですね。ちなみに私は白人中所得者の反乱だという説を受け入れて!いました。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/19 17:29 iirei さま、コメントありがとうございます。
仰る通り、新聞の作ったストーリーを鵜呑みにすると認識を誤りますね。労働者階級がトランプを押し上げたというのは正にでっち上げで、今 閣僚候補になっている連中の顔ぶれを見てもウォ―ル街の出身者やエリートばかり(スティーブン・バノンもハーバードのMBA)、金持ちのための金持ちによる政権、というのがトランプの実態じゃないでしょうか。

empirestateempirestate 2016/11/19 21:12 オルト右翼って何だ?と思って少し調べてみましたが、まんま「ネトウヨ」のアメリカ版といった感じですね。こういう風潮は世界的な問題になっているようですが、ネトウヨが政治を動かすというのは恐怖でしかありません。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/20 10:34 empirestate さま、コメントありがとうございます。
仰る通り、まさにネトウヨですね。夏に公開された映画、ゴーストバスターズのリブート版が女性主人公になったことにもケチをつけてた連中です。ネットにクズが湧いてくるというのは洋の東西を問わないようです(笑)。ネットには人をバカにする仕組みがあるんでしょうか(笑)。

日本でも稲田や鶴保などネトウヨとしか思えませんし、安倍晋三自体も保守速報などのネトウヨサイトを見ているそうですから、もはやネトウヨ政権でしょう(笑)。土人発言を擁護するような大阪府知事もネトウヨみたいなもんですよね。政府や維新はネトウヨ、左翼は思考停止のバカばかり、日本の政治の中に普通の人たちはどこにいるんだと思います。ネガティブな話ばかりでスミマセン。

GAEIGAEI 2016/11/20 11:54 この季節、宴会嫌いのSPYBOYさんがどうやって切り抜けるか興味津々(笑)ご愁傷さまです。私は鍋奉行で円満に切り抜けて以来ホステスに徹してきましたが、今の仕事はそういうつきあいが無いので平和です。

SPYBOYSPYBOY 2016/11/20 13:04 GAEIさま、コメントありがとうございます。
ボクも取り分け役は良くやります!(笑)。女性の参加者がいる席だと女性にやってもらうのは道義的に嫌だし、作業をすれば時間も潰れる(笑)。でもホテルとかのパーティだと取り分けは従業員の人の仕事の場合もあるし、とにかく時間はそれだけじゃ埋まらない(笑)。
GAEIさんがそういうお付き合いをしないで済む、というのは実に羨ましいです。本当はそういう場で人脈作れってことなんでしょうけど、どうせ話なんか合うわけない(笑)。無理して話したって向こうはボクのことを変わり者と思うでしょうし、ボクだって仕事で逢うような人に興味なんかないし、話す事なんかない。お客さんなら我慢しますけど、とにかく疲れます。宴会、パーティのない世界に行きたい(笑)。