アスペルガー症候群

アスペルガー症候群 あすぺるがーしょうこうぐん サイエンス

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【Asperger's Syndrome(AS)】アスペと略されることもあるが、蔑称としては決して許されたものではない。

自閉症スペクトラム障害の一つとして分別され、いわゆる「社会性の欠如」「コミュニケーション能力の欠如」「想像性の欠如」といった三つ組の障害が具体例として出される。

知的障害がみられない発達障害の一種で、「高機能自閉症」と同義で用いられることもあったが、最近では別々に分けた概念として扱っている。幼児期に最もよくその徴候が現れるが、成長につれてその症状は薄れていくことが多い。

聴覚や視覚などの感覚が過敏となることもあり、そのために日常生活や就労においての工夫*1が必要となる。日常生活のストレスなどにより、二次障害*2が発生する恐れもあるので、福祉的かつ医学的配慮も必要である。

1900年代にオーストリア精神科医、ハンス・アスペルガー?によって発見された概念だったが、当時はさほど注目はされなかったようである。しかし、後にイギリス精神科医、ローナ・ウィングの論文において、アスペルガー症候群として紹介されたことで、医学界で認知されるようになった。

2013年5月、アメリカにおいて、精神障害の診断と統計の手引き(DSM)が第5版に改訂。アスペルガー症候群の分類が消え、重い自閉症からアスペルガー症候群までを連続的に捉える「自閉症スペクトラム障害」に一本化される。

特徴

長所

  • 興味のある事項には徹底的に精通している(鉄道、車、アニメ、ゲームなど)
  • 誠実でまじめ。決められたルールを守ったり、友達を裏切らない
  • 手順の決まっている作業には、集中して取り組める
  • 知識欲が旺盛で努力家。それゆえ、知識量が人並み外れていることが多い
  • 暗記が得意。無意味な数字や番号など*3を簡単に記憶できる
  • 抜群の集中力とこだわりを、特定の分野で発揮できる
  • 一度やり方を身につけたら、正確かつ丁寧に作業する
  • パン製造で、グラム単位での成形を正確に出来る事例も(札幌市発達障害雇用マニュアルより)
  • 視覚での認知が得意(フローチャート・グラフ化等)
  • 感覚を必要とする場面で、微妙な区別を出来たりする(音や味の区別)

短所

  • 言葉で表現するのが苦手なため、言動が誤解されやすい
  • コミュニケーションドッジボールのようになりやすい
  • 自閉傾向が強い症例では、日常的に独り言をぶつぶつ言ってしまう
  • 不器用で無表情
  • こだわりの強さで周囲との衝突を引き起こしたりする
  • 感覚過敏で日常生活に支障をきたす事もある
  • 社会での暗黙のルールがわからない。周りの空気を気にしない。
  • 皮肉や社交辞令が理解できずに、額面通りに受け取ってしまう。
  • 興味対象が著しく狭く、興味の無い分野には集中しようとしない
  • 応用が苦手
  • 作業を中断されるとパニックになってしまう
  • 統合失調症と誤診される場合が多い
  • 2つ同時に何かをすることが出来ない

スラング

スラングとしては

アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)

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ササッとわかるアスペルガー症候群との接し方 (図解 大安心シリーズ)

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大人のアスペルガー症候群が楽になる本〜本人と周りの人のために

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*1パーテーションで机を区切ったり、ノイズリダクションヘッドフォンを装着することなど

*2発達障害とは別に、うつ病統合失調症などの精神疾患を併発してしまう状態

*3:車のナンバー、列車の時刻表やカレンダーの数字といったもの

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