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逮捕

一般

逮捕

たいほ

逮捕とは、捜査機関または私人が被疑者*1の身体の自由を拘束し、 それを短期間継続する*2強制処分のこと。

逮捕の目的は、法律的には、逃亡又は罪障隠滅のおそれを防止することにあり、取り調べ自体は目的ではない*3

なお、勾留の前には、必ず逮捕がなされていなければならず、いきなり、勾留することはできず*4、これを逮捕前置主義という。ただし、逮捕前置主義は、被告人勾留には適用されない。

種類

逮捕には3つの種類がある。

通常逮捕
裁判官から事前に逮捕状(捜査機関の請求により裁判官が捜査機関に逮捕の権限を与える裁判所の書面)の発付を受け、 これに基づいて逮捕すること。
緊急逮捕
一定の重大犯罪に当たる罪を犯したことを疑うに足りる充分な理由がある場合で、急速を要し、裁判官逮捕状の発付 を待っていたのでは、その目的を達し得ないときに、逮捕の理由を被疑者に告げて逮捕すること。*5
現行犯逮捕
現に罪を行い、又は現に罪を行い終わった現行犯人*6、法に定める一定の者が、罪を行い終わってから間が ないと明らかに認められる準現行犯人について、誰でも令状なしに逮捕ができる*7

*1:捜査機関によって犯罪を犯したという嫌疑を受けて捜査の対象となっているが、 まだ公訴を提起されてない者

*2:逮捕後拘束される場合は「勾留

*3:ただし実際の運用としては、取り調べを目的としていることに近いものがある

*4刑事訴訟法207条1項

*5刑事訴訟法第210条

*6刑事訴訟法第212条1項

*7刑事訴訟法第213条